クローリングモンキーのたわごと -20ページ目

クローリングモンキーのたわごと

諸行無常なれど素敵なことが
溢れたるこの広い世界。
日々の由無しごとを
普遍的な好奇心をもって
徒然なるままにつぶやきます。

気象庁の7月の天候まとめによると、

東日本の月間平均気温は平年より

2.8度Cも高かったとのこと。

 

地球温暖化論争で検証されているこの100年間の

世界年平均気温上昇は0.7度Cというから

単純な比較はできないけれど何か凄い数字。

 

日本だけでなく世界中の熱波到来報道を見ると

とんでもない暑さが眼前に訪れ

地球温暖化による異常気象は既に

回避できない現実といいましょうか…

 

国内では40度Cアラウンドの地域も枚挙にいとまなく

毎日のニュースのトップや情報番組、地域防災無線でも

熱中症への厳重警戒を呼びかけていますね。

 

命に関わる危険な暑さでこれはもはや災害です…

昼間だけでなく朝も夜も危険だから

冷房はタイマーで電気代節約せず命を守るために

就寝中も含め連続運転してください…

 

そして不要不急の外出を控え原則運動禁止…

とまでアドバイスされると、

日課だったジョッギングも二の足を踏んで

幾日かサボってしまっているこの頃。

 

昨日も気温は猛暑日以上の気温でしたが、

血流が澱んでいるような運動不足の不快感に耐えられず、

久しぶりに熱中症にケアしながらスロージョグ。

 

いつものコースをゆっくり走ってみるとこの炎天下、

農作業の方も鳥や虫たちもあまり見かけません。

クマゼミだけはシャーシャー元気でしたが、

路上で干からびた沢山の蚯蚓が目立ち、

いつもバウワウ吠える犬も萎びて横たわっています。

 

汗だくで走りながら日向では頭がぼうっとしましたが、

休憩時の日陰では、冷凍庫の肥やしになっていた

小さな保冷剤パックを頚動脈や脇の下にあてると

う~んマンダム的清涼感に病みつきになります。

 

松林沿いのコースには、

台風12号の暴風雨が叩き落とした松の葉が敷き詰められ

さながらグリーンカーペットのようで

アスファルトの輻射熱も心持ち抑えられているような

いつもと違う山中の林道をトレイルランしているような

見た目は少し避暑地っぽい涼やかな気分を味わいました。

 

台風の爪痕…落ちた枝や松ぼっくりに躓かぬよう走ります

 

そういえば、この猛暑が来る少し前の時期には

夜、網戸の隙間を通り抜けて侵入し

容赦なく睡眠を邪魔して刺していく蚊に

翻弄されていましたが、

30℃を超えるとご多分に漏れず夏バテで活動が鈍り、

めっきり姿を消して睡眠中ぶ~~んと

絡んでこなくなった事だけは烈暑に感謝です。

 

ところで、2年後の東京オリンピックのマラソン、

少し朝のスタートを早めたとしても

こんな猛暑日の気象条件のもとでは焼け石に水、

相当過酷なレースなのは間違いないですね。

 

マラソン競技で記録が出るのにベストな

気温は10度c、湿度は30~40%くらいだそうですが、

これだけ考えれば物凄く過酷な気象条件での試合。

選手たちはそれなりのトレーニングを積んでくるとしても

走破時間より耐久マネジメントの駆け引きが

鍵を握るレースになるんでしょうね。

 

 

先日、

カルガモ親子と出逢った田んぼの近くの水路の畔で

あの時出会った個体に違いない2羽に再会。

 

雲の隙間の鈍い陽光を受け

草上で寛いで毛づくろいなどしているのを見て

和やかな風景に癒されました。

 

巣立ちにはまだ早いと思うのですが

この前は6羽くらい一緒だったのに

今日は小鴨らしい群れは見当たりません。

 

軽鴨の子育ては通常母鴨が担うようですので、

もう兄弟達は巣立ちを終え、

最後に残った甘えっ子と母鴨の2ショットでしょうか。

 

木漏れ日で休憩の軽鴨

 

近づいても逃げないのである程度人に慣れ

近くに営巣して地域に溶け込んでいるようです。

この辺りでは鳶や烏、野良猫等、

鴨を襲いそうな動物をよく見かけますが、

敢えて人が行き交うエリアに住んで

天敵からの攻撃を防御する戦略かもしれません。

 

近くの松枝に乗ったアオサギが床の間の置物のように

動かず静かに見下ろしていました。

彼は襲わないとは思いますが…

 

松に青鷺

 

 

宿のバスで駅に送ってもらい湖西線・永原で乗車、

近江塩津でJR北陸本線に乗り換え、

木之本で下車、駅周辺を散策します。

 

まず、時宗のお寺、木本地蔵院(浄信寺)を参拝。

境内に入るとお堂の横の高さ6mの

地蔵菩薩大銅像に目がゆきます。

本堂に安置されている地蔵菩薩立像の

3倍の大きさのレプリカとのこと。

 

柴田勝家VS羽柴秀吉の賤ヶ岳合戦(1583年)では

こちら浄信寺に秀吉軍の本陣が置かれたそうです。

 

浄信寺・地蔵菩薩大銅像

 

賤ヶ岳合戦といえば、

武勇を上げた秀吉配下7人の家来「七本槍」。

という事で、北国街道沿いを南に歩いていくと

当地の地酒・七本槍の看板と大きな杉玉が目立つ酒屋

富田酒造さんに立ち寄りました。

重厚感ある建屋が歴史を感じさせてくれます。

 

北国街道沿いの富田酒造

 

次の目的地まで1駅分、北国街道(国道8号)を

歩いて行くのもいいかなと思いましたが、

折からの暑さのなか炎天下の散策でお腹も空き、

街を半周して折り返して木之本駅前にある

昭和風の佇まいの食堂で早めの昼食。

こちら福田屋さんにて

冷やし中華とビールで火照った体を冷やしました。

 

駅前の食堂・福田屋さんで昼ごはん

 

昼食後、木之本の次の駅、高月で下車。

駅から徒歩10分程にある

渡岸寺の十一面観音立像を拝観。

渡岸寺(どうがんじ)はこちらの地名で、

観音様は向源寺所有の観音堂に安置されています。

観音堂の入口には仁王門があり、

左右の金剛力士像が睨みをきかしています。

十一面観音立像は檜の一木彫り、天平時代製作で

国宝だそうです。

 

    

渡岸寺観音堂・仁王門の金剛力士像

 

向源寺は観音堂から西に歩いてすぐです

 

高月駅に戻って次の電車を待つ時間があり、

構内のお土産屋さんのカフェでコーヒーを啜りながら

流れていた「観音の里」の紹介ビデオを眺めていたのですが、

店員さんに「あのビデオは売ってるんですか?」と訊くと

「よかったらどうぞ」と非売品の高月町町制50年記念の

VHSテープを譲っていただき感謝感謝。

 

今回は向源寺だけ参拝しましたが、

高月町は「観音の里」ともいわれるように

他にも多く仏像を所有するお寺があるようで、

次の機会には、この高月町の紹介ビデオで学習してから

町内をじっくり時間をかけて歩いてみたい。

 

長浜駅まで乗車し今宵の宿、

北ビワコホテルグラツィエさんへ。

イタリア風のホテルでテルマエも満喫できました。

この日は駅ビルの中のスーパーで

地元食材を購入して夕食としました。

琵琶湖で取れるニゴロブナを発酵させて作る鮒寿司は

塩辛く独特の匂いですがお酒のつまみに逸品です。

 

翌日は豊公園を訪れ、秀吉初の居城

長浜城址にたつ模擬天守の長浜城歴史博物館を見学。

外観は3重の城ですが展示フロアは5階あり、

充実した内容でじっくりと勉強できました。

長浜城歴史博物館

 

長浜築城シーンのジオラマ…石垣を作っているのは穴太衆でしょうか

 

長浜を後にし米原で乗り換え、

長距離乗車券の有効期限をフルにつかった途中下車3泊4日の

旅を終え東海道線で帰途につきました。

 

JR湖西線・比叡山坂本駅から乗車し

新旭駅で途中下車しました。

下り列車は約1時間間隔なので、

2時間ほどかけてゆっくり駅周辺を散策します。

 

駅から東へ

安曇川伏流水の湧水が生活の一部となって

水路や川端(かばた)が街の風景に溶け込んでいる

針江地区を訪ねました。

 

もともと、人々と自然が共生する里山の素晴らしさを

発信されている写真家・今森光彦さんと

イラストレーター・今森洋輔さん共著

「琵琶湖里山ふるさと散歩」のなかで、

日本の里山原風景の1つとしてこの地区が

紹介されていたのを拝読し一度訪れてみたいと

思っていたエリアです。

 

 

針江の案内板に従って歩き、

20分ほどでそれらしき風景の場所に到着。

日吉神社近くの水路にかかる橋のたもとに

水面まで下りられる広い階段が設置され

親水公園のような佇まい、水路のある街を歩くのは

心身の渇きが癒される感じでいい。

 

日吉神社前の交差点の橋から涼しげな水路を観る

 

こちらの地区では湧水を「生水(しょうず)」と呼び

針江は「生水の郷」と呼ばれるそうです。

 

木造建築の多い街並みを眺めながら

ぶらぶら歩いていると地元の方に声をかけられ、

お宅の敷地に招き入れて頂きました。

この地域のエコツーリズムを運営する

針江生水の郷委員会の方のようで

でとても幸運なお誘いでした。


蔵を改造したカフェの壁には今森さん撮影の写真や

近世の古文書等の展示があり感慨深く拝見し、

またお宅の母屋の川端も見せていただきました。

 

湧水と人の暮らしが融和する里山の

おおらかさを肌で感じられる貴重な時間でした。

 

湧水の川端…簀子の上の食器が生水の郷での生活感を感じさせます

 

さて新旭駅に戻り、宿泊地の最寄駅である永原駅まで移動。

架線トラブルで列車がかなり遅れていたのですが、

永原駅の改札を出ると宿の送迎バスが待機してくれていました。

 

今宵の宿は、

現在は長浜市の一部となった西浅井町の

琵琶湖最北部の葛籠尾半島先端近く、

菅浦にあるTSUZURAOさん。

カヌーで琵琶湖を漕ぐ際も度々お世話になる宿です。

 

翌朝は早起きして、菅浦の集落を1時間程散歩しました。

菅浦は古代より漁業林業を生業としていた古くからの集落で

室町時代の荘園解体後に全国に先駆けて

「惣」(惣中)という地域共同自治組織を作り

独自の文化をもっていた集落だそうです。

 

歩いていると、重そうな茅葺き屋根を4本柱で支える

シンプルな構造物に目を惹かれます。

四足門は15~6世紀頃に建てられ

歴史的には集落の境界の意味があるようです。

 

西側の四足門

 

東側の四足門

 

港近く防波堤の石垣…いつの時代からあるのでしょう

 

散歩後の空腹で摂る朝食はとても美味でした。

 

今回散策した2つのエリア、

「高島市針江・霜降の水辺景観」、「菅浦の湖岸集落景観」ですが、

文化庁が選定している国の重要文化的景観(現在総数61件)

にも指定されています。

 

さて、湖西、湖北の街並み散策の次は琵琶湖を時計回りして

湖東エリアへ向かい、途中下車旅を続けます…

 

京都の街中の古刹を訪ねた翌日、

叡山ケーブルの始発に間に合うよう少し早起き。

京阪電車出町柳乗り換え、

叡山電鉄で八瀬比叡山口へ。

ケーブル八瀬駅9時発、ロープウェイを乗り継ぎ

比叡山山頂にアクセスしました。

 

比叡山延暦寺延暦7年(788年)開山、天台宗総本山。

山全体が境内ということで、

全域フリーのシャトルバスで巡拝しようか少し迷いましたが、

結局本日も徒歩でお参りすることにしました。 

 

歩き出してすぐローファー靴で訪れたことを後悔。

山中の境内、当然、坂も石ころもある山道ですから、

トレッキングシューズで来るべきでした。

観光気分でちょっと甘かった…

 

東塔の入口手前の受付で巡拝券700円を購入して

厳粛な心持ちで比叡山拝礼をスタート。

 

 

帰途は坂本方面に下山するため

奥の方から回ることにしてまず西塔へ。

 

山王院の脇の長い階段を降りていくと

名刹らしい霊気が感じられます。

 

山王院~浄土院に至る階段

 

下りきった突き当たりにある浄土院を拝観。

こちらには伝教大師の御廟があり

12年間俗世を離れ最澄上人の御霊(御影)に奉仕する

厳しい修行である「十二年間籠山行」の現場だそうです。

 

浄土院拝殿と枯山水の庭…裏手に伝教大師の御廟があるそうです

 

さらに林道を歩くこと10分で西塔の入口に到着。

にない堂の渡り廊下をくぐり階段を下り

正面にある釈迦堂を参拝。

 

そして、入山してからずっと厳かな鐘音の干渉を

耳にしながらここまで歩いて来たところで

その音源を見つけ、鐘楼の頂上まで急な階段を登り

梵鐘を突かせていただきました。

 

西塔エリアから林道に戻ってきましたが、

3時間かけて横川まで往復するには旅程に余裕なく

折り返して東塔に向かいます。

 

東塔エリアに入り、法華等持院の東塔・阿弥陀堂を参拝。

さらに階段と坂道を下り、根本中堂へ。

法華等持院・東塔

 

根本中堂は2年前から60年ぶりの大改修中との事で

工事足場とシートで外観は見ることが出来ませんが、

堂内に入りご本尊の薬師如来像と常灯明を拝謁。

 

根本中堂から外へ出て文殊楼に向かう階段の脇のフェンスに

比叡山で修行された名だたる法師の肖像画が目に留まりました。

 

仏教が庶民に求められ世俗に普及していく鎌倉時代。

その頃興った鎌倉新仏教の6宗派。

その宗祖…法然・栄西・親鸞・道元・日蓮・一遍は、

全て比叡山で修行をしたのですね。

改めて日本仏教の母山と言われる延暦寺の

歴史の重みを感じます。

 

比叡山で修行された高僧の紹介パネル

 

急な石段を登って最後に文殊楼を参拝。

こちらが山門にあたるとのことで

本来の巡礼順とは逆になってしまいましたが

これで延暦寺巡拝を終えました。

 

文殊楼

 

ここまで歩いてかなりお腹も減ったので

無料休憩所で持参したおにぎりでランチにしました。

 

昼食後、坂本ケーブルの比叡山駅に向かいます。

駅までの下り道で眼下に母なる湖

琵琶湖の姿が確認できました。

 

比叡山から琵琶湖を望む…沖島が見えます

 

坂本ケーブルで琵琶湖側に下ります

 

比叡山駅から坂本駅までのケーブルの下りは10分程。

さて、ここからJR比叡山坂本駅までは江若バスで7分なのですが、

運賃230円を節約し徒歩で駅まで向かいます。

 

乗換案内アプリで湖西線の下り列車時刻を調べると

約20分後到着のちょうど良い列車があり、

これに乗車しようと1kmあまりの距離を小走りでアプローチ。

リュックを背負ってのランは思ったよりタフで

最後は汗だくになって駅に到着。

 

比叡山坂本駅で自宅最寄りの駅まで復路の切符を購入。

ここからは、3日間ある有効期間を活用して

ローカル線途中下車の旅となります。

さて、JR湖西線で次の目的地高島市の新旭に向かいます。