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クローリングモンキーのたわごと

諸行無常なれど素敵なことが
溢れたるこの広い世界。
日々の由無しごとを
普遍的な好奇心をもって
徒然なるままにつぶやきます。

北海道に上陸後、連日ほとんど雨模様で

観光地を飛び回りたいテンションが盛り上がらずも

今日は時間に余裕あるスケジュール。

 

斜里町から弟子屈町まで思いのほか短時間で移動し

屈斜路湖畔の宿のチェックインまでには

まだたっぷり時間があったので

川湯の温泉街にある第48代横綱

 大鵬相撲記念館 を訪れました。

 

ここは大鵬さんが少年時代を過ごされた地。

入館料は420円。以下は展示の一部ですが、

1時間程かけじっくりと見学させていただきました。

 

昭和高度経済成長期の大横綱・大鵬さん

 

大鵬さん20番勝負

 

戦後の高度経済成長期の’60年代、

端正な顔立ちと白い肌でルックス的にも

柔らかい体を活かした豪快かつ綺麗な取り口でフィジカル的にも

押しも押されぬ巷のヒーローだった大鵬さん。

 

当時「巨人・大鵬・玉子焼」なるキャッチフレーズが

流行しましたが、小生幼少の頃、

「阪神・柏戸・目玉焼き」を応援する少々天邪鬼

だった自分を回想します。

 

思えば、昭和の戦後から平成はじめまで横綱を8人

(千代の山、吉葉山、大鵬、北の富士、北の湖、

千代の富士、北勝海、大乃国)、そしてその中で

辞退した千代の富士さんを含めると一代限り横綱を3人

輩出している相撲王国北海道ですが、

現在角界現役上位での活躍はちょっと寂しい状況。

 

観光者の立場からのみなれど、

北海道にお世話になっている者の一人として、

旭大星関、矢後関を応援いたします。

そしてファイターズも\(・o・)/!

 

 

 

 

 

 

 

翌日は清里のキャンプ場を早めにチェックアウト。

知床半島のウトロを訪ねました。

 

国道334号沿いにあるオシンコシンの滝は大迫力、

流れ落ちるフォール目前まで階段でアプローチでき

高低差ある大瀑布の飛沫と波動を全身で感じられます。

 

迫力のオシンコシンの滝を目前で眺める

 

道の駅うとろ・シリエトクに隣接する

知床世界遺産センターは世界自然遺産登録の

知床の自然の見所を紹介している施設で入館は無料。

知床に棲む生き物の生態等展示が充実。

 

ヒグマコーナーでは、小生いつも山歩きに携帯している

熊撃退用唐辛子スプレーのサンプル展示もありました。

 

いざ望まない対峙となった時

ぶっつけ本番で噴射レバーを落ち着いて確実に

押下できるものかと不安に思っていたので、

キュレーターのスタッフの方に断って押下の練習を

させていただきました。

勿論スプレー缶の中身のカプサイシンは空ですけれど

噴射のシミュレーションができたのは収穫でした。

 

以下は館内の展示の一部です。

来年は羅臼岳登頂を計画したいので

いろいろと知床を知れる良い学習の機会となりました。

 

ヒグマコーナーのパネル

 

実寸大に見えるヒグマのグローブがなんかリアル

 

知床の野鳥達のパネル…斜里岳では全然野鳥に会えずでした

 

じっくり時間をかけて展示を見ていたらもうお昼、

近くの海鮮食事処に入り

いくらと鮭の親子丼で知床らしい海の幸ランチ。

さて、午後は宿泊地の屈斜路湖に向かいます。

 

 

 

 

 

 

 

前夜早めに就寝したものの

キャンプ場の晩餐の賑わいは未明まで終わらず

浅い眠りのまま薄暗い夜明けを待ちました。

 

4時には起床して早々に朝食を済ませ

5時半前には小雨の中を出発。

 

斜里岳山麓の林道を40分ほど走り登山口に到着。

立派な山小屋・清岳荘でトイレを済ませ

6時半には山小屋脇の登山口からトレッキング開始です。

雲は厚いけど雨は止んでいるのが幸運。

 

雨に濡れ瑞々しいラワン蕗とシシウドを眺めて林道を進む

 

10分程歩くと林道の終点に

本格的な山歩きは此処からとばかり

「登山届けは済みましたか?斜里岳頂上3.6km」の道標。

 

林道終点にある登山案内板

 

ガイドブック推奨通り、登りは沢沿いのルート、

下りは尾根筋のルートをとります。

 

このコース、まず往路は山歩きというより沢歩きのルート。

27年間の登山ライフのなかでも渡渉の経験は殆ど無く、

降雨後の沢の水量によっては途中で引返す事も止むなしと

少々の不安を抱きながらの沢登りでしたが、

 

いざ歩き始めると適度な流れと戯れるように

リズムをとってステップを踏み適当な歩幅にあう石を見つけながら

登山靴の中に浸水しない程度の沢を踏み越える刹那

控えめなスプラッシュの跳ね返りが心地良いことこの上なし。

(勿論スパッツは装着しています)

 

陽も差してきて不安も吹っ飛び

沢歩きの楽しさを体感しながら進みます。

 

一の沢に沿って少しづつ高度を上げていきます

 

歩き始めて1時間で旧道と新道の分岐点・下二股に到着。

この先頂上に向け今までより斜度はきつくなりますが

このまま沢登りをする旧道を進み高度を上げます。

 

 

旧道と新道の分岐点、下二股

 

此処からはいくつもの涼しげな滝を観ながら

時にはその端を時には真ん中を登っていきます。

 

沢水が鉄分を含み赤茶色にこびり着いた酸化鉄で

普通の登山靴のソールでも岩をグリップでき

スリップの不安なく登っていけました。

 

最初に現れたカスケード・水蓮の滝…鉄分で赤い沢を登っていく

 

 

羽衣の滝…滝口を見上げる 

 

羽衣の滝…滝壺を見下ろす   

 

2時間ほど登り、万丈の滝の手前で小休止。

標準タイムから遅れずまあまあ順調なペースです。

 

ところが此処でトラブル発覚。

一緒に登っていた同伴パートナーのトレックシューズ

のソール部分が本体のつま先から半分剥がれ

ぺコンペコン状態に(゚д゚lll)

 

昔、私もゴルフラウンド中で同じトラブルになり

ぺコンペコン鳴らしながらプレイを続行した経験はありますが、

山中では笑い事ではない…

沢登りエンジョイムードが一転緊張感に包まれます。

 

予備の靴紐で固定し応急処置を施すも

これ以上予定通りの登山続行はリスク大きく

休憩兼ねて20分程相談の末、

私は頂上を目指し、パートナーは下山を決断、

不安を残しつつ此処から別行動をとる事にしました。

 

単独行動となり心細さを禁じえませんが、思いのほか

ビジターも多く幾組かのパーティと出会いもあったので

いつしか熊との鉢合せへの緊張は薄まり

ひたすら先を急ぎます。

 

   

万丈の滝…落差が大きい  

 

万丈の滝…フォールを横目に補助ロープで溶岩の一枚岩を登る

 

途中、ルート目印のリボンを読み間違え

別の支流の沢に入ってしまい藪こきのような状況になって

ルート間違いに気づき、引き返して約20分のロス。

こんな時は正しいルートに戻って登山者に出会うとホッとします。

 

見晴しの滝

 

竜神の滝

 

もう少しで上二股…神社聖域のサイン紙垂が渡してありました

 

9時半過ぎに上二股にたどり着き小休止、

ここから沢幅は狭く、傾斜は緩くなり流れを踏んで

ゆっくり登りました。

沢と別れたあとガレ場のつづら折れ経由

尾根伝いに進むと祠を発見。

あとワンピッチで頂上です。

頂上を望む尾根道に斜里神社の祠

 

一旦下って最後の岩場をよじ登り

巻き道を進むと斜里岳山頂に到着。

登山口から4時間あまりの登頂でした。

 

期待した知床の大展望ですが、

残念ながら雲海が広がり知床連山やオホーツクは見えず。

しかし此処まで雨に苛められなかっただけラッキーです。

斜里岳の頂(標高1,547m)

 

頂上からの遠望は望めず…南斜里岳方向

 

頂上で腹ごしらえしながら40分程ゆっくり休憩。

往路ルートは上二股から新道に入り、

泥濘んでスリッピーな所があり数回尻餅をつきましたが、

熊見峠を経由し羆に遭遇することなく

ゆっくり下二股まで高度を下げながら歩きます。

 

熊見峠(標高 1,230m)

 

下二股で休憩していると、

「今日の斜里岳が百名山チャレンジ97座目で明日は十勝岳へ…」

と語られる登山者と出会い、似たもの同士の状況で

山の情報交換と経験談のおしゃべりに心酔しているうち

大粒の雨が降りだしました。

此処からは雨合羽上下を着込み、

雨に打たれながら午前中楽しんだ渡渉ルートを帰ります。

 

14時半登山口に戻り、本日は8時間のトレッキング。

レインウェアとスパッツと靴に付いた泥を落としました。

 

途中から別行動となったパートナーも無事下山して

パーキングで待機してくれており、

とにかくお互い無事の帰還に安堵。

 

山麓の緑清荘内きよさと温泉で汗を流し、

今宵の夕ご飯は無事生還の祝いも兼ね

清里町街中の焼肉屋さんで栄養補給しました。

 

 

 

 

 

 

 

8月お盆休み、Uターンラッシュの

民族大移動シーズンに車で北海道へ。

 

いつものようにNEXCOのHPで渋滞予測チェックして

極力時間浪費を避けるべくお盆連休初日の前夜

9時過ぎに出発したのですが、

 

渋滞発生予測よりかなり前倒しの時間に

しかもかなり手前のポイントから車列が動かなくなり、

ある程度覚悟していたものの想定以上のロスを被り、

目的地の八戸まで23時間かかってしまいました。

 

東北道ではSAやPAの手前の路肩に車が数珠つなぎ、

とてもトイレ休憩する気になれずに我慢し続け、

もう失禁限界というところまで来て

止む終えず一端高速道路を降り、

トイレを求めてコンビニに駆け込む羽目に…

なんとか事なきを得てふぅ~と一息。

 

この時は東北道矢板ICで降り、

那須高原スマートICで再度進入。

それ以降、NEXCOの渋滞予測に示された全てのエリアの

トラフィックジャムを欠かすことなく経験させてもらえ、

当てにした深夜割引のコストダウン額は減るし、

下半身の神経系は朦朧とした感じになるし、

先の思いやられる旅の初日でした。

 

お盆の移動がピークになるシーズンに

これまでもよく東北道を利用して青森まで12~13時間程

で走破するのが経験上身に付いた感覚でしたが、

前夜出発に拘らずほぼ1日がかりは初体験。

 

この日は土曜日で

通常だと軽自動車・普通車を対象に終日3割オフの

休日割引日のはずなのですが、

今年のお盆休みスタートの土日だけ休日割引を適用せず

その前両日となる木・金曜に前倒しして適用する

という国交省のアナウンスはNEWS等で

事前に知ってはいましたが、

 

小生、推測するに、

そんな簡単にお盆休みを前倒しできるような国民は少数に留まる中、

休日割引が無いなら深夜割引での交通費節約を意図、

無理して前夜に出発した方々が例年より相当沢山おられた

事が渋滞予測以上の大渋滞の原因ではないかなと… 

…私もそんな1人ですけど。

 

国交省によると、今回の休日割引前倒しは

「混雑期の交通量平準化、分散利用を図るため試行的実施」、

即ち渋滞対策の一環ということですが…

試行の検証結果はどうだったか…きっちり公表して

次に繋げて欲しいものです。

 

さて翌日、八戸からフェリーで苫小牧へ8時間あまり。

お風呂にも入り、昨日の疲れを船上で癒しました。

この日は苫小牧から1時間程北上した

安平町のときわキャンプ場に幕営。

 

安平町ときわキャンプ場入口付近

 

翌日3日目は下道で清里町まで移動。

途中、国道241号の峠から大スケールの

阿寒の火山群が眺められました。

 

雄阿寒岳の向こうの雌阿寒・阿寒富士(国道241号 双岳台展望所からの眺め)

 

宿泊は斜里岳の麓にある清里町オートキャンプ場。

道の駅パパスランドさっつるでお風呂と夕食を済ませ、

明日の斜里岳登山の準備後

まわりのバーベキューパーティの賑わいを尻目に

夜8時には就寝しました。

 

清里オートキャンプ場…多くのキャンパーが幕営してました

今晩も火星がひときわ輝いています。

明るさはマイナス2.8等級とのことで

確かに金星並みの光度に感じます。

まだ1ヶ月くらいは大きく輝く姿を見れるようです。

 

なぜか普段より白っぽく感じてしまうのは

南極部にある氷の白色がいつもより強く

網膜に届いているからだろうか。

 

公転周期365日の地球と687日の火星が

接近するのは2年2ヶ月サイクル。

特に今年は最短距離になり

地球から5.8千万Kmまで大接近とのこと。

 

地球と火星が最も接近した7月31日…火星と居待月(月齢18)競演

 

ところで2ヶ月程前、

NASAの火星探査車両オポチュニティが

大規模砂嵐の影響で太陽光発電に支障をきたし

停止状態に陥っている旨のNewsがありました。

2004年からもう14年も頑張っているんだね。

早期復活を祈りたい。

 

ちなみに、2012年から調査を始めている

もう1つの探査車両キュリオシティは、

原子力電池(放射性同位体熱電気転換器(RTG))搭載で

大砂嵐の影響を受けず今も探査中。

 

RTG搭載の探査車両といえば、

映画「オデッセイ」(原題:The  Martian) にも登場、

大砂嵐をきっかけに火星で遭難するも

あらゆる科学の知見を持ってサバイバルする

ストーリーが面白いSF作品でした。

 

 

何十年後かわかりませんが、

テラフォーミング開発が進み火星へ移住したら

一日の長さ(自転速度)はほぼ地球と同じ24時間とのことで

その点だけはすんなり馴染めそう。

 

今夜も天の黄道に沿って、火星、土星、木星それに

赤っぽいさそり座のアンタレスも確認でき、

就寝後、熱帯夜ながら

真夏の夜のいい夢が見れそうな予感です。