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クローリングモンキーのたわごと

諸行無常なれど素敵なことが
溢れたるこの広い世界。
日々の由無しごとを
普遍的な好奇心をもって
徒然なるままにつぶやきます。

古きを温ね堀川五条の宿を拠点に

神社仏閣を巡りました。

 

堀川通沿いの浄土真宗本願寺派の本山

西本願寺(龍谷山本願寺)を参拝。

秀吉の聚楽第遺構の一部を移築したとされる

楼閣「飛雲閣」を一目観たかったのですが、

修復作業中で建屋全体がシートに覆われていました。

修復が完了したらまた訪ねようと思います。

 

西本願寺 阿弥陀堂・御影堂

 

浄土宗の総本山知恩院(大谷寺知恩教院)へ。

夕方5時半参拝者も観光バスも少なくなった黄昏時、

三門までの奥行きのある静かな参道を歩きましたが

すでに拝観時間は終わっており、

三門前から厳かな心持ちで手を合わせました。

 

参道の途中左手にある無患子の巨木は

市指定の天然記念物で江戸元禄期に

造成中の築地から植栽されたものだそうです。

 

 

参詣道の無患子の大木

 

知恩院三門

 

旅の2日目は、JR奈良線で宇治へ。

まず、平等院を訪問。

藤原道長の別荘を子の頼通が譲り受け

1052年に仏寺としたのが古刹としての始まり。

「この世をば我が世とぞ思う望月の…」と道長の

短歌を思い出しながら往時の優雅な暮らしを想像します。

現在は天台宗・浄土宗両者に属する単立寺院だそうです。

ミュージアム鳳翔館で十一面観音立像や雲中供養菩薩26躯

等の収蔵品を時間をかけて拝観堪能しました。

 

平等院鳳凰堂(阿弥陀堂)

 

次に宇治川を渡り向こう岸にある

宇治神社・宇治上神社を参拝。

宇治上神社の拝殿は鎌倉時代初期の木材、

本殿は平安時代末期の木材が使われており

こちらは神社建築では日本最古だそうです。

 

宇治上神社鳥居と世界文化遺産石碑…篆書体がいい雰囲気

 

宇治橋の袂まで川沿いに歩き、

京阪電車で宇治から六地蔵駅下車少し歩いて

乗り換え地下鉄東西線で醍醐駅へ。

駅から市営住宅街の道を抜け1kmたらず歩き

醍醐寺を訪ねました。

醍醐寺は真言宗醍醐派総本山。

874年に上醍醐(笠取山)に堂宇を建立して開創後

下醍醐(山麓)にも伽藍建設が進み

平安後期には大寺院となり勢力拡大したそうです。

その後応仁・文明の乱で消失荒廃するも

桃山時代に豊臣秀吉の庇護を受け復興。

ということで、まずは秀吉が晩年に醍醐の花見

を催した三宝院を見学。

寝殿作り様式の表書院の縁側から

穏やかな気分で暫くの間庭園を眺めていました。

 

三宝院・書院から庭園を眺める

 

仁王門から下醍醐エリアの伽藍に入ります。

先日の台風の被害か倒木が多いのが気になりました。

金堂・五重塔・祖師堂…と歩を進めますが

天侯不安定で雨が降りだし観音堂までで引き返しました。

最後に霊宝館を見学。

 

仁王門をくぐり下醍醐伽藍へ

 

五重塔は戦乱による火災を唯一免れたそうです

 

今回は三宝院・伽藍・霊宝館のセット観覧券で

下醍醐だけ歩きましたが、またの機会には

上醍醐にも入山しもう一度じっくり境内全域を

見て回りたいと思う大スケールの名刹でした。

 

醍醐駅に戻り東西線で東山まで移動。

このあと、前日に行列が出来ていて相当美味であろうと

目をつけていた東大寺通沿いの中華食堂マルシン飯店さんに直行。

まだ3時半でしたが入店待ちの行列に加わって40分程で入店、

安くて美味ボリュームある中華の夕食でした。

満腹で苦しいけど暮れなずむ街の夜景を楽しみながら

五条までゆっくり歩くこと1時間半で宿に帰着。

 

さて旅の最終日、京都滞在は午前中のみの日程にて

早めにチェックアウトし堀川通を二条城目指して北上。

大手門前に到着したらすでに観光客の長い列、

待ち時間が勿体無く入城を断念。

そこで、JR二条駅まで西に歩きその後南下し、

新選組に由のある壬生寺を訪ねました。

こちらの境内は新選組の軍事訓練場になっていたそうです。

屯所の1つ旧前川邸も訪問。

邸内の一般公開はありませんが、

新選組グッズのショップがあり

沖田総司や土方歳三ファンが喜びそうな

色々な商品がデイスプレイされてます。

 

壬生寺表門

 

古刹周りはこれで終了。

一旦預けた荷物を取りに宿に戻り京都駅まで最後の散歩。

台風の影響なく時間通りのこだまで帰途につきました。

 

 

 

JR東海のCM「そうだ 京都、行こう。

フォトジェニックな風景とBGM

「My Favorite Things」に旅心をそそられます。

ということで、古きを温ねてみたび目のぶらり散歩。

 

台風襲来の枚挙に暇無い今年の日本列島。

24号の本土縦断の僅か一週間後、

またしても25号接近が報じられる中での

京都の旅となりました。

 

交通機関への影響が危ぶまれるタイミングに決行したのは、

台風予報に接するかなり前に日程決め打ちで

新幹線往復と宿泊がセットになった

JRツアーズさんの期日指定プランを申し込んだから。

 

世の中体育の日絡みの3連休でもあり、

国慶節でインバウンドのお客さんも押し寄せる気配だし、

大混雑想定し早めに新幹線と宿を確保せねば

という焦りも覚え、いつになくきびきび手配したのですが…

このようなパッケージプラン、

電車の中吊り広告や旅行雑誌では

目にした覚えはありましたが使うのは初めて。

 

まさに台風接近ドンピシャ日程に当たってしまい

キャンセルや変更に関する問い合わせに

かなりの労力を使う羽目になりました。

天気予報の台風予想ルートを確認するたび

今回のツアー申込はちょっと勇み足だったかなと

後悔の念が湧いたのですが…

 

このパッケージプラン、冷静に検証すると、

自己都合の変更は一切不可でキャンセルも割高と

融通が利かないことを頭に入れたうえで、

通常料金に比してかなりお得な選択である事を

今更ながら旅のノウハウの1つとして学習しました。

結果的には台風はかなり北側に進路を取り

列車運休もなく予定通りの旅程になり幸運でした。

 

昼前に京都駅に着き、まずは駅前地下街で腹ごしらえ。

初日は京都で開催中の展覧会を訪ねぶらぶら歩き。

 

堀川五条の宿まで歩くことにして

まずは堀川通り沿いにある龍谷ミュージアムの

特別展「水木しげる 魂の漫画展」へ。

 

妖怪漫画のキャラクターは勿論のこと

非凡さを証明するような幼少期の絵画や

太平洋戦争時の戦地ラバウルでの悲惨な

現場体験をモチーフに反戦を訴える漫画など

300点の展示を観覧しました。

 

振り返れば、水木作品との最初の出会いは

小学生の頃の実写版の悪魔くん。

怖いもの見たさで毎回白黒TVに齧り付いていました。

ガンマー(百目)やメフィスト、水妖怪…等など

幼少当時インパクトが大きかった妖怪キャラは

ウルトラ怪獣同様何年経っても記憶から失せないもの。

 

龍谷ミュージアムロビーの記念撮影コーナーの妖怪キャラ

 

口承民話の怪談ものに登場する妖怪のキャラはどこか

自然への畏敬の大切さや人間の身勝手への警鐘等

普遍的な教えが込められているイメージがありますが、

巷のニュースネタで取り上げられる注目人物に

ルックスも性格も似ている妖怪を発見すると

思わずにやッと笑ってしまう…

そんな楽しさもある興味深い企画展でした。

 

この展示に刺激を受け、

水木さんの多彩な創作の原点でもある

江戸や明治に著された妖怪ものの著作…

 

江戸の絵師 鳥山石燕「百鬼夜行」、

明治の文学者 小泉八雲「怪談」、

民俗学者 柳田國男「遠野物語」等

古典をじっくり読んで深堀りしてみたい。

 

 

チェックイン前の宿に荷物を預かってもらい身軽になって

四条通を東へ、祇園を経由し東大路通を北上し

次は京都近代美術館まで歩きました。

 

開催中の「生誕110年 東山魁夷展」を観覧。

開催期間最終盤で混雑が予想されましたが、

週末は夜9時まで開館しており

日の暮れる時間帯に入館すると思ったより多くなく、

国民画家・東山さんの目に優しい穏やかな色使いの

風景画を心洗われる思いでゆったり観ることができました。

 

1.5時間程じっくり観覧後、

東大路通沿いの大衆食堂で夕食をとり

すっかり夜の帳が落ちた街を堀川五条まで

歩いて帰ります。

 

 

 

 

 

 

 

台風24号上陸が危ぶまれる9月30日、

第70代 元横綱 日馬富士公平氏の

引退セレモニーを見に久しぶりに国技館へ。

 

力士の大型化・重量化時代ながら

体格のハンデを気迫とスピードでカバーして

5年間綱を張った日馬富士。

 

全身全霊モットーの魂の勝負にしばしば勇気を

もらったこともあり、

引退を見届けるべく両国まで足を運びました。

 

式次第に沿い初切や綱締め・髪結いの実演、

十両・幕内の取り組みでは迫力の相撲も何番か。

そして、日馬富士最後の土俵入りは

露払いに鶴竜関、太刀持ちに白鵬関の両横綱を従えて

変わらず美しい不知火型に一際歓声が上がり

その姿を記憶に焼付けました。

 

断髪式で髷に鋏を入れるゲストは400人程。

お別れの挨拶後、土俵に口づけしてから去った日馬富士。

 

この瞬間思い出したのは、

6年前まだ大関時代の秋場所の一場面。

2場所連続優勝&綱取りのかかった白鵬との大相撲で

下手投げを決めた直後、両者土俵に倒れこみ

日馬富士が精魂尽きた姿で土俵にひたいを擦り付け

勝利の喜びを表現したシーン。

この時の土俵のひたいづけも最後の口づけも

相撲への感謝の気持ちなのだろうと拝察しました。

 

あの頃の公平関は怖いもの知らず

飛ぶ鳥を落とす勢いだったなぁ…

…と引退をリアルタイムライブで見届けて

少々センチメンタルな心持ちになりました。

 

2012年9月場所千秋楽結び 全勝優勝と横綱昇格を決めた白鵬との一番 (from  NHK-G)

                                    

勝利直後、ひたいに砂をつけた日馬富士

大関として最後の取り組みでした (from  NHK-G)

 

夕方4時過ぎにセレモニー終了。

大勢の観客が館内から波打って引いていく中、

私は混雑を避けるように天井周りに掲示されている

優勝力士額合計32枚、約5年分の肖像を

眺めながら2階席通路をぐるっと一周してみました。

 

日馬富士9回目、最後の幕内最高優勝となった

昨年秋場所の肖像を見上げながら、

あと4年ちょっとは日馬富士の勇姿を

国技館で観れるわけですね…ちょっと未練がましく…

 

優勝額の数は、

全体の半分くらいが白鵬関で断トツに多いのですが、

今年に入ってから栃ノ心や御嶽海等新たな勢力

の姿があるのが嬉しいところ。

 

そして、約1年ぶりに復帰するもかつての力強さが

発揮できてない様に見える横綱・稀勢の里関も

国民皆が期待する完全復活に向け

九州場所で気張って欲しい。

 

 平成28年名古屋場所優勝額 東横綱 日馬富士 13勝2敗

 

平成30年初場所優勝額 西前頭3 栃ノ心 14勝1敗

 

ところで、事件から1年経ち引退式を終えてなお

未だ貴ノ岩関とのトラブルは解決してませんが、

モンゴルから来日して相撲で立身を目指した仲間として

一刻も早く和解して欲しいものです。

元横綱の第2の人生に幸運あれ。

 

さて、全力応援していた日馬富士が角界を去った今、

大関栃ノ心関を一押しで声援してゆく所存です。

 

この日はJR東日本が台風リスクに対する

旅客安全優先を理由に計画運休を実施。

私は電車不通を見越し宿を取りました。

国技館を出て両国駅に向かう人ごみを離れ、

台風接近を感じる嵐の前の静けさの

湿った空気のなかを歩き浅草橋まで。

 

台風24号は夜中に防風を伴い通りすぎ、

翌日ダイヤの乱れが残る中無事帰宅しました。

 

 

両国から浅草橋へ…柳橋から神田川を眺めて浅草橋方面へ歩く

 

 

 

 

 

 

お彼岸中、9月24日の月曜、

秋分の日の振り替え休日、

期待通り美しい月を眺められました。

 

この日の月齢は

YUMINGさんが「14番目の月が一番好き~♫」

と唄われた14.4だったようです。

所謂、待宵月なのですが言われなければ殆ど満月の貫禄。

 

 

折から巷のNEWSでは

Space-X社が民間人初の月周回旅行を

2023年からスタートとのこと、

初フライトするのかは誰か?なんていう話題で盛り上がってます。

総額費用は700億くらい?との報道。

そんな費用は自分には宝くじが連続当選しても無理ですが

たった5年後に一般人が月まで行けるなんて

エキサイティングなトピックです。

 

宵時にベランダに出て

赤っぽい大きい円の中にクレーターの影を確認しつつ、

5年後そのパッセンジャーが間近で目にするであろう景色を

想像して安楽椅子で眺めて愛でる仲秋の名月です。

 

 

 

進退かけて臨む横綱稀勢の里、

名古屋場所優勝の御嶽海の大関取り、

久しぶりの横綱・大関全員出場、

貴ノ岩の幕内復帰…など開幕前から話題が多かった秋場所。

 

そして、栃ノ心剛史関は5月場所準優勝後、

西の新大関で向かえた7月名古屋場所6日目に

玉鷲関の強烈な小手投げに振り回され

右足親指の側副靭帯損傷で戦線離脱、

一挙にカド番危機で臨む9月場所になりました。

 

15日間の成績は9勝6敗、

まずは大関陥落は免れでホッとしました。

終盤戦の14日目まで勝ち越しできず

ファンとしてはヒヤヒヤでした。

 

僭越ながら6つの黒星について分析すると、

横綱戦(VS白鵬&稀勢の里)以外の敗戦要因は2パターン。

 

・前さばきの上手な相手に立会から中に入られて

 上手を取れぬまま速攻され寄り切られる。

 (VS御嶽海、VS豪栄道)

 

・回しを掴むこと、特に左上手を取ることに執着し、

 前に出る圧力を利用され躱され突き落としや投げを食う。

 (VS貴景勝、VS正代)


要すれば、立会の厳しさと勝ち急がない平常心が肝腎かと。

 

また、横綱白鵬関との一番は

立会ぶつかった直後に相手に体開かれて

掬い投げを食うという内容でした。

大横綱も栃ノ心の怪力を恐れているのか昔とは違い

まともにがっぷりには受けてくれないことを前提に

戦術を柔軟に練る必要ありの印象です。

 

来場所に向け、相手に付け入る隙を与えない

低く厳しい立ち合いと、

焦らず得意の形に迄持っていく落ち着いた我慢の相撲という

バリエーションを増やし精進すれば

2回目の賜杯を抱く機会がきっとやってくるぞ栃ノ心!

 

以下は9月場所印象に残った栃ノ心関白星の6番勝負。

 

4日目 玉鷲● 突き落とし ○栃ノ心 (NHK-G) 

… 相手の頭突きで瞼の上を切り流血するも、取り直しを制し先場所の雪辱を果たす

 

7日目 逸ノ城● 寄り切り ○栃ノ心                  (NHK-G) 

… 同タイプの怪力相手に立会から前みつの良い位置を取り頭つけて押し込む

 

 

10日目 魁聖● 寄り切り ○栃ノ心                  (NHK-G)   

… 小細工しない取りやすい相手とがっぷり四つの力相撲

 

   

11日目 鶴竜● 寄り切り ○栃ノ心                       (NHK-G)   

… 立会から中に入られ両差しを許すも、外よつから東の横綱を吊り上げて寄る

   古傷の右膝への負荷を考えると気が気ではないが

   今場所一番の栃ノ心のプレゼンスを示す豪快な勝利

 

14日目 阿炎● 下手投げ ○栃ノ心                  (NHK-G)

… 敏捷な動きの突き相撲の若手の縦みつをわっしと掴み土俵に叩きつける

   これでやっとカド番を脱出、大関地位キープo(^o^)o

  

 

千秋楽 高安● 送り出し ○栃ノ心                  (NHK-G)

… 強烈な右おっつけで隙を見せず完勝で場所を終える

 

九州場所も観客を魅了する大相撲を期待します。