JR東海のCM「そうだ 京都、行こう。」
フォトジェニックな風景とBGM
「My Favorite Things」に旅心をそそられます。
ということで、古きを温ねてみたび目のぶらり散歩。
台風襲来の枚挙に暇無い今年の日本列島。
24号の本土縦断の僅か一週間後、
またしても25号接近が報じられる中での
京都の旅となりました。
交通機関への影響が危ぶまれるタイミングに決行したのは、
台風予報に接するかなり前に日程決め打ちで
新幹線往復と宿泊がセットになった
JRツアーズさんの期日指定プランを申し込んだから。
世の中体育の日絡みの3連休でもあり、
国慶節でインバウンドのお客さんも押し寄せる気配だし、
大混雑想定し早めに新幹線と宿を確保せねば
という焦りも覚え、いつになくきびきび手配したのですが…
このようなパッケージプラン、
電車の中吊り広告や旅行雑誌では
目にした覚えはありましたが使うのは初めて。
まさに台風接近ドンピシャ日程に当たってしまい
キャンセルや変更に関する問い合わせに
かなりの労力を使う羽目になりました。
天気予報の台風予想ルートを確認するたび
今回のツアー申込はちょっと勇み足だったかなと
後悔の念が湧いたのですが…
このパッケージプラン、冷静に検証すると、
自己都合の変更は一切不可でキャンセルも割高と
融通が利かないことを頭に入れたうえで、
通常料金に比してかなりお得な選択である事を
今更ながら旅のノウハウの1つとして学習しました。
結果的には台風はかなり北側に進路を取り
列車運休もなく予定通りの旅程になり幸運でした。
昼前に京都駅に着き、まずは駅前地下街で腹ごしらえ。
初日は京都で開催中の展覧会を訪ねぶらぶら歩き。
堀川五条の宿まで歩くことにして
まずは堀川通り沿いにある龍谷ミュージアムの
特別展「水木しげる 魂の漫画展」へ。
妖怪漫画のキャラクターは勿論のこと
非凡さを証明するような幼少期の絵画や
太平洋戦争時の戦地ラバウルでの悲惨な
現場体験をモチーフに反戦を訴える漫画など
300点の展示を観覧しました。
振り返れば、水木作品との最初の出会いは
小学生の頃の実写版の悪魔くん。
怖いもの見たさで毎回白黒TVに齧り付いていました。
ガンマー(百目)やメフィスト、水妖怪…等など
幼少当時インパクトが大きかった妖怪キャラは
ウルトラ怪獣同様何年経っても記憶から失せないもの。
龍谷ミュージアムロビーの記念撮影コーナーの妖怪キャラ
口承民話の怪談ものに登場する妖怪のキャラはどこか
自然への畏敬の大切さや人間の身勝手への警鐘等
普遍的な教えが込められているイメージがありますが、
巷のニュースネタで取り上げられる注目人物に
ルックスも性格も似ている妖怪を発見すると
思わずにやッと笑ってしまう…
そんな楽しさもある興味深い企画展でした。
この展示に刺激を受け、
水木さんの多彩な創作の原点でもある
江戸や明治に著された妖怪ものの著作…
江戸の絵師 鳥山石燕「百鬼夜行」、
明治の文学者 小泉八雲「怪談」、
民俗学者 柳田國男「遠野物語」等
古典をじっくり読んで深堀りしてみたい。
チェックイン前の宿に荷物を預かってもらい身軽になって
四条通を東へ、祇園を経由し東大路通を北上し
次は京都近代美術館まで歩きました。
開催中の「生誕110年 東山魁夷展」を観覧。
開催期間最終盤で混雑が予想されましたが、
週末は夜9時まで開館しており
日の暮れる時間帯に入館すると思ったより多くなく、
国民画家・東山さんの目に優しい穏やかな色使いの
風景画を心洗われる思いでゆったり観ることができました。
1.5時間程じっくり観覧後、
東大路通沿いの大衆食堂で夕食をとり
すっかり夜の帳が落ちた街を堀川五条まで
歩いて帰ります。
