日馬富士断髪披露相撲 | クローリングモンキーのたわごと

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徒然なるままにつぶやきます。

台風24号上陸が危ぶまれる9月30日、

第70代 元横綱 日馬富士公平氏の

引退セレモニーを見に久しぶりに国技館へ。

 

力士の大型化・重量化時代ながら

体格のハンデを気迫とスピードでカバーして

5年間綱を張った日馬富士。

 

全身全霊モットーの魂の勝負にしばしば勇気を

もらったこともあり、

引退を見届けるべく両国まで足を運びました。

 

式次第に沿い初切や綱締め・髪結いの実演、

十両・幕内の取り組みでは迫力の相撲も何番か。

そして、日馬富士最後の土俵入りは

露払いに鶴竜関、太刀持ちに白鵬関の両横綱を従えて

変わらず美しい不知火型に一際歓声が上がり

その姿を記憶に焼付けました。

 

断髪式で髷に鋏を入れるゲストは400人程。

お別れの挨拶後、土俵に口づけしてから去った日馬富士。

 

この瞬間思い出したのは、

6年前まだ大関時代の秋場所の一場面。

2場所連続優勝&綱取りのかかった白鵬との大相撲で

下手投げを決めた直後、両者土俵に倒れこみ

日馬富士が精魂尽きた姿で土俵にひたいを擦り付け

勝利の喜びを表現したシーン。

この時の土俵のひたいづけも最後の口づけも

相撲への感謝の気持ちなのだろうと拝察しました。

 

あの頃の公平関は怖いもの知らず

飛ぶ鳥を落とす勢いだったなぁ…

…と引退をリアルタイムライブで見届けて

少々センチメンタルな心持ちになりました。

 

2012年9月場所千秋楽結び 全勝優勝と横綱昇格を決めた白鵬との一番 (from  NHK-G)

                                    

勝利直後、ひたいに砂をつけた日馬富士

大関として最後の取り組みでした (from  NHK-G)

 

夕方4時過ぎにセレモニー終了。

大勢の観客が館内から波打って引いていく中、

私は混雑を避けるように天井周りに掲示されている

優勝力士額合計32枚、約5年分の肖像を

眺めながら2階席通路をぐるっと一周してみました。

 

日馬富士9回目、最後の幕内最高優勝となった

昨年秋場所の肖像を見上げながら、

あと4年ちょっとは日馬富士の勇姿を

国技館で観れるわけですね…ちょっと未練がましく…

 

優勝額の数は、

全体の半分くらいが白鵬関で断トツに多いのですが、

今年に入ってから栃ノ心や御嶽海等新たな勢力

の姿があるのが嬉しいところ。

 

そして、約1年ぶりに復帰するもかつての力強さが

発揮できてない様に見える横綱・稀勢の里関も

国民皆が期待する完全復活に向け

九州場所で気張って欲しい。

 

 平成28年名古屋場所優勝額 東横綱 日馬富士 13勝2敗

 

平成30年初場所優勝額 西前頭3 栃ノ心 14勝1敗

 

ところで、事件から1年経ち引退式を終えてなお

未だ貴ノ岩関とのトラブルは解決してませんが、

モンゴルから来日して相撲で立身を目指した仲間として

一刻も早く和解して欲しいものです。

元横綱の第2の人生に幸運あれ。

 

さて、全力応援していた日馬富士が角界を去った今、

大関栃ノ心関を一押しで声援してゆく所存です。

 

この日はJR東日本が台風リスクに対する

旅客安全優先を理由に計画運休を実施。

私は電車不通を見越し宿を取りました。

国技館を出て両国駅に向かう人ごみを離れ、

台風接近を感じる嵐の前の静けさの

湿った空気のなかを歩き浅草橋まで。

 

台風24号は夜中に防風を伴い通りすぎ、

翌日ダイヤの乱れが残る中無事帰宅しました。

 

 

両国から浅草橋へ…柳橋から神田川を眺めて浅草橋方面へ歩く