進退かけて臨む横綱稀勢の里、
名古屋場所優勝の御嶽海の大関取り、
久しぶりの横綱・大関全員出場、
貴ノ岩の幕内復帰…など開幕前から話題が多かった秋場所。
そして、栃ノ心剛史関は5月場所準優勝後、
西の新大関で向かえた7月名古屋場所6日目に
玉鷲関の強烈な小手投げに振り回され
右足親指の側副靭帯損傷で戦線離脱、
一挙にカド番危機で臨む9月場所になりました。
15日間の成績は9勝6敗、
まずは大関陥落は免れでホッとしました。
終盤戦の14日目まで勝ち越しできず
ファンとしてはヒヤヒヤでした。
僭越ながら6つの黒星について分析すると、
横綱戦(VS白鵬&稀勢の里)以外の敗戦要因は2パターン。
・前さばきの上手な相手に立会から中に入られて
上手を取れぬまま速攻され寄り切られる。
(VS御嶽海、VS豪栄道)
・回しを掴むこと、特に左上手を取ることに執着し、
前に出る圧力を利用され躱され突き落としや投げを食う。
(VS貴景勝、VS正代)
要すれば、立会の厳しさと勝ち急がない平常心が肝腎かと。
また、横綱白鵬関との一番は
立会ぶつかった直後に相手に体開かれて
掬い投げを食うという内容でした。
大横綱も栃ノ心の怪力を恐れているのか昔とは違い
まともにがっぷりには受けてくれないことを前提に
戦術を柔軟に練る必要ありの印象です。
来場所に向け、相手に付け入る隙を与えない
低く厳しい立ち合いと、
焦らず得意の形に迄持っていく落ち着いた我慢の相撲という
バリエーションを増やし精進すれば
2回目の賜杯を抱く機会がきっとやってくるぞ栃ノ心!
以下は9月場所印象に残った栃ノ心関白星の6番勝負。
4日目 玉鷲● 突き落とし ○栃ノ心 (NHK-G)
… 相手の頭突きで瞼の上を切り流血するも、取り直しを制し先場所の雪辱を果たす
7日目 逸ノ城● 寄り切り ○栃ノ心 (NHK-G)
… 同タイプの怪力相手に立会から前みつの良い位置を取り頭つけて押し込む
10日目 魁聖● 寄り切り ○栃ノ心 (NHK-G)
… 小細工しない取りやすい相手とがっぷり四つの力相撲
11日目 鶴竜● 寄り切り ○栃ノ心 (NHK-G)
… 立会から中に入られ両差しを許すも、外よつから東の横綱を吊り上げて寄る
古傷の右膝への負荷を考えると気が気ではないが
今場所一番の栃ノ心のプレゼンスを示す豪快な勝利
14日目 阿炎● 下手投げ ○栃ノ心 (NHK-G)
… 敏捷な動きの突き相撲の若手の縦みつをわっしと掴み土俵に叩きつける
これでやっとカド番を脱出、大関地位キープo(^o^)o
千秋楽 高安● 送り出し ○栃ノ心 (NHK-G)
… 強烈な右おっつけで隙を見せず完勝で場所を終える
九州場所も観客を魅了する大相撲を期待します。






