今回は、お伊勢参りが一番の目的でしたが、もう一つ楽しみにしていたのが、伊勢志摩サミットで各国首脳が見た英虞湾(あごわん)の眺望です。
ところが、2日目の天候がなんとも怪しいのです。天気予報では曇りのち雨。
最初に行った先は、英虞湾が一望できる「横山展望台」です。
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雨こそ降ってはいませんでしたが、残念ながらご覧の通りの曇り空。それでもリアス式海岸の入り組んだ英虞湾の美しさは思い出深いものになりました。
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晴れているとこのような眺望が見られます。筏のように見えるのは、真珠の養殖だそうです。(お借りしました)
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横山展望台の入口には「横山ビジターセンター」があります。
伊勢志摩国立公園の魅力を広く伝えるために1999年に開館されました。
そこでガイドされている方から貴重なお話が伺えました。
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ビジターセンターでは、伊勢志摩の豊かな自然も標本展示などで紹介されています。
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ガイドさんからは、伊勢志摩国立公園の見所に加え、「この後にここを回るといいよ」と観光ルートまでご親切に教えていただきました。
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そして今回、横山ビジターセンターでガイドさんから伺ったお話の中で最も驚いたのは、伊勢志摩が富士山を見ることのできる最西端だということです。
距離にして220㎞離れているのですが、その間に高い山岳がないことが幸いして見ることができるのだそうです。
しかも、既に江戸時代に伊能忠敬が伊勢志摩に測量に来て、富士山を実測しているから、またまたびっくり。
伊能忠敬の故郷、千葉県香取市佐原に行った時のブログです。

ガイドさんが撮影した伊勢志摩からの富士山の写真も展示されていました。この写真は望遠レンズを使用しています。(お借りしたものです)
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的矢牡蠣で有名な的矢湾。赤い橋は的矢湾大橋。天気予報に反して、だんだん青空が見えてきました。
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パールロードの至る所にビューポイントがあります。
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鳥羽港に到着。ここで昼食です。
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情報を得ぬまま、偶然入った食事処「千鳥家さん」。
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私たちが案内されたテーブルは、昨年の5月にレディーガガさんがお忍びで来店された所だったのです。
報道ステーションの山口豊さんもご来店でした。
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お品書きを見ていると、何と、さかなクンの色紙も発見。結構、有名店なのかも。
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注文は、貝好きなものてすから、迷わず「貝焼きセット」。美味しかった!
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食後の散歩ということで、鳥羽港に。
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鳥羽一郎の♬「兄弟船」も好きだなあ。
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1泊2日の伊勢の旅を終え、一路家路に。次回は寄り道した所をご紹介(続く)
ホテルをチェックインする前に、伊勢市駅周辺を散策することにしました。
こちらは、伊勢市駅の隣の近鉄「宇治山田駅」です。
茶色のスペイン瓦に、コンコースの高い天井で昭和初期の名建築と評価されているこの駅舎は、国の登録有形文化財です。駅舎を建築した1931年当時、この辺りは「伊勢市」という名称ではなく、「宇治山田市」と称していたことから、駅名も「宇治山田駅」となったそうです。
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そこから2㎞ほど離れたところに、「河崎の町並み」があります。
室町時代中ごろに、川のほとりの葦原を埋め立てて作られた伊勢の河崎。川に沿って石段の残る古い町家や商家の蔵など、水運が中心だった江戸時代からの町並みが残っています。
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川から石段で建物に入れる当時の造りを見ても、この勢田川の水運を利用し、江戸時代は、お伊勢さんの流行と同時に河崎の蔵や問屋もさぞかし賑わっていただろうと想像することができます。
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伊勢河崎商人館は、江戸時代中期創業の老舗酒問屋を修復した建物で、往時の風情を残す応接室や茶屋、庭園などを見ることができます。
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他にも、川沿いの切妻造りの蔵には雑貨や食品、カフェなどに活用しているお店が建ち並んでいます。すでに夕方5時を過ぎていたので、残念ながらお店には入ることができませんでした。
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江戸時代の情緒が感じられます。
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ホテルにチェックインした後は、伊勢市駅周辺を散策しました。
夕食は、外宮参道にある「割烹寿司 桂」で、ちょっと奮発をして松坂牛とお寿司をいただきました。
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宿泊は、伊勢市駅前にある「三交イン伊勢市駅前〜四季乃湯〜」というオープンしたばかりのビジネスホテルです。
外宮にも近く、参道でのお土産探しにも便利。大浴場があるので、歩き疲れた体も癒されます。朝食も和洋食が用意されていて、コスパも良く、気に入りました。
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マップはこちら。
翌日は、「伊勢志摩」のドライブです。(続く)
おはらい町の参道のほぼ中央にあるのが「赤福本店」。その向かいにある路地に入ると、そこは伊勢でお馴染みのグルメのお店がぎゅっと詰まった「おかげ横丁」です。
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まずは、招き猫がお出迎えです。
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おかげ横丁に入ると、おかげ座などの歴史的な建物が並んでいます。
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おかげ座神話の館では、日本神話の世界をアニメーションにした映像と展示がありました。
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おかげ座の前には、宝くじの販売所も。伊勢神宮でお参りしたあとなので、結果はどうあれ、期待十分です。
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なぜか、射的も人気でした。
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至る所に、猫のキャラクターが置かれています。
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こちらのお店には、所狭しと猫グッズがありました。
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そこで記念にお土産。
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中には洋館の建物も。こちらは「はいからさん」という洋食のレストラン。
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洋館の前には、「松坂牛串」の看板。サイズと値段が気になりますね。
すると、焼き鳥サイズのものが出てきて、値段は800円。ということで、スルーです。
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少し、歩いたところで「貝新 水谷新九郎」という享保年間から貝の時雨煮をつくってきたお店を発見。貝好きなものですから、迷うことなく入店です
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ここでは、アサリの時雨煮にアオサをかけた冷やし汁をいただきました。
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ついでに、桑名名産の焼きハマグリ。
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お店はこういう感じです。
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そろそろ、伊勢市駅近くに予約したビジネスホテルに向かうことにします。(続く)
お伊勢参りのあと、門前町の「おはらい町」を歩きました。
おはらい町の参道は、伊勢神宮に注いでいる五十鈴川沿いに1㎞ほどにわたって形成されています。
この参道沿いには、いずれも伊勢を代表するお土産物や、名物グルメの食事処が揃っていて、見ているだけでも旅の楽しさを感じることができます。
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参道には江戸時代の建物が並んでいて、まるで、時代劇のスタジオに迷い込んだような気分です。
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最初にいただいたのは、冷たい甘酒。「美味しかったな~」
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ちょうど、参道の真ん中ほどに五十鈴川に架かる橋「新橋」があります。
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新橋から見た門前町の様子です。
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五十鈴川の下流方向を眺めるとこんな様子です。
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橋を渡り、おはらい町の方向を撮りました。
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伊勢の名物と言えば、昔から「赤福」ですね。この建物は当時から続く赤福の本店で、創業は宝永4年だそうです。弥次さん喜多さんもここで食べたのかな。
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赤福本店の裏は、五十鈴川に面していて、涼をとりながら、縁台で甘い赤福とお茶をいただくことができます。
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私たちは、簾がかかる隣の五十鈴茶屋という茶店で赤福をいただきました。
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茶店の奥に通され、硝子越しに庭園を見ながら、身体を休めることができました。
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伊勢神宮では1日2回、神々へ朝晩の食事が供えられています。これを「 日 ひ 別 ごと 朝夕 あさゆう 大御饌 おおみけ 祭 さい 」と呼び、大御神に供える大御饌は、ご飯・水・鯛・昆布・鰹節・野菜などがあり、専用の土器には酒が供えられます。白鷹は、この神宮御料酒に大正13年(1924年)に選定され、90年以上にわたり1日も休むことなく神宮の神々に供えられています。
写真のお店は、おはらい町にある立ち飲み専門の日本酒バーです。
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おはらい町をさらに進みます。
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こちらにもオシャレなオープンスペースが広がっています。両側にはカフェがあります。
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右側のカフェは、その名も「五十鈴川カフェ」。
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オープンスペースから軒下をくぐり、石段を降りると、五十鈴川に出ることができます。
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五十鈴川の川上では、透き通った川に足を入れて、遊ぶ子ども達の姿もみることができました。
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次回は、「おかげ横丁」です。

伊勢神宮の外宮(豊受大神宮)から6キロほど離れた五十鈴川の川上に内宮(皇大神宮)があります。
五十鈴川に架けられた宇治橋は、神宮の表玄関です。
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外宮では左側通行でしたが、内宮では右側通行です。宇治橋は長さ101.8mあります。
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神苑を歩きます。右側に植えられている松は、大正天皇御手植えだそうです。
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手水舎で清めます。
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五十鈴川御手洗場です。参拝する前に心身を清める場所とされています。とても透き通っている清流です。
覗き込んでいる方は、お賽銭でなく、川魚やカニをみているのだと思います。
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神楽殿は銅板葺き、入母屋創の堂々とした建物です。
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正宮
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周囲5m以上あるような古木に手をあて祈ります。
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荒祭宮(あらまつりのみや)は、天照大神の荒御魂を祀っています。
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五十鈴川の支流、島路川に架かる風日祈宮橋
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風日祈宮は風の神をまつる別宮です。鎌倉時代の元寇の時に神風を吹かせて日本を守った神です。
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参集殿には、伊勢志摩サミットの際に各国要人を迎えられた時の写真が掲げられています。
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この参集殿の場所も伊勢志摩サミットの会場会場として使用されたようです。
お詣りされた方々は、すでに疲れ切っている様子です。
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次回は、伊勢神宮内宮の参道「おはらい町」と「おかげ横丁」をご紹介します。