*************************************************************

THE ATLAS の海上編には探索中に遭遇した怪物や怪現象等が登録されます。絶対に遭遇したくないトラブルもありますが、中には船を失う程なのか疑問に思えるものもあります。海図やレーダーの無い時代の長期航海では乗組員の精神が極限状態で少しのトラブルでも命取りだったのかも知れません。

*************************************************************

 

海上トラブルは18種類。

 

探索中に低確率で発生し、その船団の探検船を1隻必ず失います。

 

§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§

 

§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§

 

 

tips

海上編に記録される海難イベントは頻繁には発生しない上に交易品の再抽選の様な小技が使えない。

 

*************************************************************

THE ATLAS の民族編にはツンドラや南洋等、地域が限定される内容が記載されていても、その内容と全く一致しない場所で発見される場合もあります。

*************************************************************

 

民族は32種類。

 

ゲームの彩りの要素で、発見出来なくても進行上のデメリットはありません。

ちなみに「ヤポン人」は日本人だと思われます。

 

§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§

 

§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§

 

 

tips

PINn.DATはピン情報。30バイトの固定長で0x00~0x09に各ピンのX座標(未使用時の位置が左のピンから2バイト毎に5本分)、0x0A~0x13に各ピンのY座標(未使用時の位置が左のピンから2バイト毎に5本分)が記録される。

*************************************************************

THE ATLAS のマップは非常に細かいグリッドで構成されています。そのため航路を引く際の自由度が極めて高く、結果的に毎回違う航路を引いてプレイすることになります。このマップの細かさはTHE ATLAS の大きな魅力のひとつです。

*************************************************************

 

このゲームのマップには縦横に罫線が引かれています。そしてこの罫線の中も更に細かいグリッドで構成されています。今回はこの罫線の中がどのくらい細かいのかを確認します。


※便宜上、詳細図最小単位のグリッドを「マス」と表現します。

 例:詳細図の最小単位2グリッド分 → 2マス

 

§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§

 

罫線の間隔は何処も同じなので、この赤枠内の罫線で囲われた正方形の中を確認します。

 

拡大するとこんな感じです。これは広域図ですが確認は詳細図で行います。

さて???が何マスかですが…

 

いきなり結論から言いますと、答えは「256マス」です。

 

ではなぜ256マスと言えるのか…

ひとマスひとマス数えても良いんですが、数え間違いがあるかも知れませんし、何より手間が半端ないです。

 

そこで小学校低学年で習う図形の授業レベルの技法で、なるべく手間を掛けずしかし正確に答え求めたいと思います。

但し、若干CG(コンピュータグラフィックス)慣れしていることが前提になります。

あと、少しだけ目が疲れます

 

 

それでは始めます。

 

まず画面内に線を引くツールとして、探検船(ガレオンダゥレス型8隻)を使用します。

 

このツールは以下の特徴があります。

1.線の引き始めが商館になる

2.一筆書きになる

3.線が重なると重なった部分が消える

4.線を引ける回数に上限がある

 

 

さて、実際に線を引いていきます。

 

まずリスボンから目標となる正方形の右下の交点まで線を引いて、そこから正方形の対角線になる様に左上の交点まで線を引きます。この線を目標に何本も線を引くことになるので最重要な補助線です。

この線を便宜上「斜め線」と表現します。

 

マップは拡大図ですが、罫線の交点の位置は広域図、拡大図、詳細図のいずれで見ても一致するので、交点を目標に引く場合に限りマップのサイズは問いません。

 

続いて左上の辺りを詳細図で開きます。

ここから右側に線を書き足していくので、現在の終点より右側を広くしておきます。

 

ここからかなり細かい作業になります。

詳細図を開いたら、まず上の罫線に沿って2マス分の直線を引きます。

 

拡大するとこんな感じです。この罫線上の長さ2マス基準の長さになります。

 

続いて、斜め線まで縦線を引きます

 

拡大するとこんな感じです。

罫線上の辺の長さ2マスの線と今引いた縦線斜め線を底辺とした直角二等辺三角形が描けました。

この向きの直角二等辺三角形です!

この直角二等辺三角形とします。

 

続いて、斜め線から垂直罫線まで直線を引きます。

 

拡大するとこんな感じです。

今度はを最初の縦線で折り返した位置直角二等辺三角形が出来ました。

この向きの直角二等辺三角形です!

この直角二等辺三角形とします。

 

合同なので、罫線上の長さの合計は4マスになります。

 

更にここから、斜め線まで縦線を引きます

※便宜上「罫線上の辺の長さ」をAと表現します。(文言が長いので…)

例:罫線上の辺の長さが2マスの場合 → Aが2マス

はAが2マスでしたが、ここではAが2倍4マスになる直角二等辺三角形が出来ます。

この向きの直角二等辺三角形です!

 

そして、更に斜め線から垂直罫線まで直線を引きます。

 

同様に続けていくと、A2の累乗の直角二等辺三角形が出来ていきます。

 

正方形の右端まで到達しました。

※線は詳細図で引いていますが、全体が見える様に拡大図にしています。

 

引いてきた線罫線の交点と交わっているので、Aはちょうど2の累乗になります。

 

続いてAを確認します。

直角二等辺三角形の一辺の長さが2の累乗になるため、以下の図に示した長さになります。

この向きの直角二等辺三角形です!

※詳細図では128マスまで表示されていますが全体が表示出来ないので、拡大図を開きます。

 

拡大図を開きました。

ということで、正方形の一辺は256マスでした。

 

但し、このやり方では2の累乗にならない場合、ずれた分を1マスずつ数えることになります。例えばAが実は180マスだった場合、52マス分もマスを数えることになります。

そこで(不要とは思いますが)念のため、2倍2倍と増やす以外に少し細かい単位で数える方法を次に示します。

 

この図の様に途中で斜め線と縦線の交点(赤丸の位置)から罫線と並行な線を引いて上限を決めてしまえば、その時点のマスの数×三角形の数で計算出来ます。

 

この図の場合、三角形1つ32マスになるので32の倍数に合わない部分だけを数えれば済みます。より小さい三角形の方が誤差を小さく出来ますが、線を引ける回数の上限との兼ね合いもあるので適度なサイズを選択する必要があります。

 

 

あと目標物のない場所斜めの線をどうやって真っ直ぐ引くかですが、マップの縦横比が同じ角度が45°の線を引く場合は(多少慣れは必要ですが)割と簡単に出来ます。

 

これはCGの線の特性ですが、半端な角度の線を引くと線上に節(フシ)の様なずれた部分が出来ます。その節が無くなる様に引くことでちょうど45°の線が引けます。

 

これは角度が少しずれた線を引いた場合の画像です。

 

赤枠の部分を拡大すると矢印の部分に節が出来ています。これは45°で引けていません。

 

続いて、45°で引いた場合の画像です。

 

赤枠の部分を拡大すると節が無いのがわかります。これは45°で引けています。

 

余談ですが、広域図のままリスボンから航路を引く場合には最初45°の線を引く必要があるのでマスターしておいて損はないです!

 

tips

GAMEn.DATの0x00~0x05はゲーム内日付。0x04~0x05は年、0x02は月、0x00は日。

 

*************************************************************

THE ATLAS の伝説編は化け物や奇獣の類が多く、伝説というよりはモンスター編の方がイメージしやすいかも知れません。RPG等でも扱われている様なメジャーなモンスターも多数載っています。

*************************************************************

 

伝説は64種類。

 

ゲームの彩りの要素で、発見出来なくても進行上のデメリットはありません。

 

§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§

 

§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§

 

 

tips

EVENTn.DATの各レコードの2バイト目の下位4ビットは発見物の分類(0:動物、2:宝物、3:伝説、4:遺跡、5:民族、6:海上、7:その他)を表す。

 

*************************************************************

THE ATLAS には「The World Expo」という発見物一覧があります。しかし画面に表示されただけでは一覧には載らず、クリックしてコメントウィンドウを開く必要があります。

*************************************************************

 

遺跡は48種類。

 

ゲームの彩りの要素で、発見出来なくても進行上のデメリットはありません。

 

§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§

 

§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§

 

 

tips

ゲーム内で発見される遺跡や民族等には名称やコメントが格納されているファイルが存在するが、すべての要素でそのファイル中の文言を使用している訳ではない。誤字・脱字の修正やコメントの変更等が行われたと思われる部分では、各ファイルからではなくexe内に格納されている文言が使用されている場合がある。

 

*************************************************************

THE ATLAS では日付の「年」「月」「日」が内部的に別々の数値として扱われています。月と日は上限値が決まっているため、無制限に増え続ける年のみオーバーフローが発生します。

*************************************************************

 

西暦10000年を超えてもゲームが継続可能なのは判明したので、更にどこまで行けるのかを確認します。

 

西暦10000年チャレンジの時は欲が出て資金の方でトラブルが発生したので、他のことはせずに年を進めることだけに専念してやってみます。

但し、初期の資金のみではリスボンの商館維持費だけで破産してしまうので、収支がプラスになる貿易航路を1航路引いておいて、資金をある程度稼いでから廃止することにします。

 

§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§

 

海難イベントや提督の引退等でウィンドウを消す以外に特に何もしないのでスピード5でひたすら進めて、まず最初の境界線になりそうな、32767年12月31日になりました。

ここから1日進めるとオーバーフローで「-32768年」になると思われます。

年表示は相変わらず"0001"のままです。資金は貿易航路1航路のみでしたが、かなり増えました。

ここまでは10000年時点とあまり変わりません

 

ここから1日経過させると…

年表示が…なんでしょうね?数字ではなくなりました

 

更に、3番にセーブしたはずなんですが未記録のままです。

但し、セーブデータは作成されているのでセーブ自体はされている様です。

しかしこれでは読み込めません

 

更に更に、貿易船の購入画面で貿易船の選択が出来なくなっています

但し、初期表示されるバリネルドレッド型は購入出来ます

 

同様に、探検船の購入画面で探検船の選択が出来なくなっています

これまた同様に、初期表示されるバルカジャイン型は購入出来ます

 

片道1日の探検を行い、表示される日付を確認してみます。

予想通りの値ですが、年が「-32768年」になっています。

 

無事帰港しました。

 

航海日誌も年がマイナスです。

 

更に年を進めてみると、たまに「0」っぽいものが表示される場合があります。

 

更に30000年以上進めて、-10年になりました。

十分稼げたので貿易航路は途中で廃止しました。

 

更に進めて0年になりました。年表示が「0000」になっています。

 

探検船が選択出来るようになりました。年がマイナスでなければいいみたいです。

 

貿易船も選択出来ます。但し、選択出来るのはバリネルドレッド型のみです。

 

更に進めて1年になるとセーブデータの読込が可能になりました。

年表示が「0001」になりました。10000年の時と同じ表示ですが、ゲーム内の年が1年ならこの表示は正しいですね。

 

出港時の表示は1年になっています。

 

更に進めて100年になりました。この辺はほぼ変わらずです。

 

更に更に進めて、1468年になりました。ゲーム開始年の1年前になります。

 

世界全図はこんな感じです。大都市が増えていますが、全てが大都市になる訳ではないみたいです。

 

大陸図はこんな感じです。ロンドンがなぜか人口減少してますね。

 

更に更に更に進めて、1469年1月1日です。

ゲーム開始年月日は1469年1月2日なので、開始1日前です。

 

更に進めて1470年です。なんと王様の資金援助が復活です!

リスボンから南1000リーグ探索のクリア条件未達で一度援助を切られていますが、現在も南1000リーグまでは探索していません。

ただ、今回は年のオーバーフローで一周してきてからの最初の資金援助条件チェックなので、クリア条件が南1000リーグ到達なのか、探索範囲でクリア出来るのかがはっきりしません。

まず期限前にセーブしておいて、期限最終年の1473年に探索範囲のクリア条件のみを満たしてみて、それで援助が更新されなければ今度は南1000リーグを試してみようと思います。

 

1470年なのでバリネルハイト型があります。資金は十分あるのでバリネルハイト型で探索します。

 

探索範囲稼ぎにはクロイツカデアとダブリンを使用し、条件クリア出来なかった場合はラスパルマスから南に探索します。

 

いよいよ1年を残すのみです!ここから探索範囲で条件クリアを目指します。

 

取りあえず未確定エリアをこのくらい削りました。クリア条件が探索範囲なら十分でしょう。

 

結果はダメでした…契約更新ならずです。

 

セーブデータを読み込んで、今度は南1000リーグを目指します。

ピンの位置がリスボンから南に1000リーグの位置なので、条件は十分満たしています。

 

無事更新されました。ということで、年を一周してきても最初の条件チェックは南1000リーグの方みたいです。

まずこの条件を満たさないと探索範囲チェックにはならないのかも知れません。

クリア条件が南1000リーグから探索範囲に変わるタイミングはいつなんでしょうか…。

 

1474年のクリア条件が「南1000リーグ」固定、それ以外は「探索範囲」ならわかりやすいのですが…

「南1000リーグ」と「初回契約更新」がフラグになっている場合は少々ややこしくなります。

 

いずれにしてもまた65000年以上も年を進めないと確認出来ないので、気が向いたらやってみます。

 

 

年毎のまとめ

 

①1469年~9999年

 ・通常通り

 

②10000年~32767年

 ・ゲーム画面右下の年表示が"0001"になるがその他は影響なし

 ・探索の出港時・帰港時の表示で年の確認が可能

 

③-32768年(オーバーフロー)~-1年

 ・ゲーム画面右下の年表示が数字以外の何物かになる(稀に文字化けの一部が”0”になる)

 ・ゲームのセーブは出来るがセーブした箇所のリストが「未記録」となりロード不可能になる

 ・船の購入時選択リストが空になる(選択出来ないだけで初期表示される船は購入可能

 ・探索の出港時・帰港時の表示で年の確認が可能

 ・閏年の計算は-32768年が閏年になり、年がマイナスの期間も4年毎に閏年になる

 

④0年

 ・ゲーム画面右下の年表示が"0000"になる

 ・ゲームのセーブ&ロードはまだ機能不全

 ・船の購入時の選択リストが復活(1469年時点のリストと同じ)

 

⑤1年~1468年

 ・ゲーム画面右下の年表示がゲーム内の年と一致(ゼロサプレスはされない)

 ・ゲームのセーブ&ロードが可能になる

 

⑥1469年

 ・王様の資金援助が復活する

 ・ゲームは通常通り

 

 

大体こんな感じです。

ただ、年がマイナスの期間に新規で貿易航路を引いたり探索で何かを発見したりはしていないので、ひょっとすると何か影響があるかも知れません。

 

 

tips

交易所および商館の数は合わせて88か所が上限で、それ以上設置しようとすると以下のメッセージが表示されてキャンセルされる。

*************************************************************

THE ATLAS は時間経過で高性能な船が勝手に出現して使える様になります。街への投資やアイテム入手等の条件もありません。また時間経過でライバルが先んじて地図を作ってしまう様なこともありません。先に資金稼ぎをしておいて高性能な船の出現を待つのもひとつのやり方です。

*************************************************************

 

「みかがみのたてが欲しくてゴールドマンを狩りまくったよ!(某RPG)」って割と普通にやりましたよね?

今回はそんな内容です。

 

§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§

 

このゲームの大きな難所のひとつゲーム開始直後です。王様の無茶振りで資金が厳しい中、貧弱な船での探索強いられます

しかし貿易特権契約で貿易による資金稼ぎ自由に行えて、更に王様の出した条件を満たせない場合に5年で契約が切られるかと思えば「以後、好きにせい。」と言われて毎年1月1日の資金援助が無くなるだけで貿易特権はそのままです。宝物の発見時にもしっかりボーナスが貰えます。

 

それなら最初から無理に探索を行なわず、取りあえず貿易で稼いでおいて高性能な探検船が出現してから探索した方が効率が良いです。

それが楽しいかどうか人それぞれですし、緻密な経営や年数縛りが無くても成立するゲームなので、今回は「開始当初から探索を頑張る」という縛りを無くしてやってみようと思います。

 

流れ的には…

1.カナリアダイヤの腕輪のうわさがうるさいのでまず回収!

2.それなりに稼げて交易品が枯渇しない貿易航路をいくつか開設!

3.王様の資金援助1万×5年分を受け取ります!

4.1476年から使えるカラベル型の貿易船収入アップ

5.ガレオンザイン型出現1508年までの32年を一気に進める

6.ガレオンザイン型でリスボンから直接アメリカ大陸付近まで探索して街を発見!

こんな感じです。

 

ゲーム開始です。

 

1.カナリアダイヤの腕輪を回収します。

 

2ー1.貿易航路を引きます。まずロンドンに交易所を開設して、リスボン-クロイツカデア間で直接航路とロンドン経由航路の2本引きます。

直接航路の方はカラベル型の貿易船が使える様になる1476年に廃止して代わりにカラベル型の航路を引きます。

 

2ー2.ロンドン-カサブランカ間で直接航路とリスボン経由航路の2本引きます。

直接航路の方は2-1と同様、カラベル型出現時に置き換えます。

なんでこんなややこしいことをするかというと、資金を稼ぎつつ街育成と交易品の枯渇防止を行うためです。

 

3.王様の資金援助ありがたく頂きます。

 

4.1476年に直接航路をカラベル型に置き換えます。


赤線で囲った2本が置き換えた航路です。

 

5.ガレオンザイン型が出現する1508年まで進めます

貿易航路4つだけで資金が32万から288万まで増えました。結構稼げましたね!ガレオンザイン型なら80隻以上買うことが出来ます。

 

6.ガレオンザイン型でリスボンから直接アメリカ大陸の探索を行ないます。

内陸探検隊を乗せた8隻船団だと青矢印の先くらいまで届くので、アメリカ大陸には余裕で行けます。

 

船団を編成して、適当な提督に探索させます。

 

無事に陸地を発見しました。

 

ついでに街も発見です。

 

リスボンからの距離はこのくらいです。

 

アメリカ大陸探索の拠点に出来そうです。

 

ゲームスピードを最速の5にすると1年経過が50秒くらいになります。海難イベントや提督の引退で表示されるウィンドウを消すことを考えても1年1分程度で回せます。

手動が面倒なら自動クリックツール等を使ってイベントウインドウを消すことも出来ますし、貿易航路を引く等の時間を考慮してもゲーム開始から1時間足らずで探索開始時の状況が全く違うゲームにすることが出来ます。

 

航続距離の短い船では毎回いつもとほぼ同じ場所探索することになってしまいますが、船が高性能になったおかげで既存の街からでも色々な場所にアプローチが出来ます。

王様の資金援助に拘りがなく厳しい資金のやりくりが楽しいという訳でもなければ、この様に探索開始時の状況変えてみる別の楽しみが見つかるかも知れません。

 

 

tips

SAVEDATE.DATの各レコードの1~2バイトは年、3バイトは月、5バイトは日。

*************************************************************

THE ATLAS は貿易の仕様の完成度が高いので貿易だけでも楽しめますが、探検の資金稼ぎと割り切って考えると途端に貿易関連のイベントが煩わしくなります。

探検に注力するなら、貿易航路の休止や廃止などは極力行わずに済む様な工夫が必要です。

*************************************************************

 

産物的価値(以後、便宜上「価値」と表記)に関しては、ゲーム内の一覧でも確認出来ます。

 

確認したい交易品をクリックするとマップ上で表示されるコメントと同じ内容が表示されます。

 

32種類×4 = 全128種類の交易品のコメントを確認出来ます。

 

 

続いて、月毎の交易品の増量についてです。毎月1日街の在庫に増量分加算されます


以下の2つの表は月毎の交易品の増量と、価値を一覧にしたものです。探検で発見した街ゲーム開始時から存在する街では設定値に違いがあるので表を分けてあります

※価値の高い順&増量の多い順にソートしてあります。

 

探検で発見した街の交易品の増量交易品毎に同一の値になります。初期在庫はランダムで決定されます。

 

価値はゲーム内で以下の8種類のコメントで分類されていて、ここでは便宜上A~Hで表現しています。Aが一番価値が高くHが一番低くなっています。

A:希少価値があり、かなりの高額で取り引きされている。

B:貴重な品として有名である。

C:高額で取り引きされている。

D:産物的価値はかなり高い。

E:産物的価値は高い。

F:ごく一般的な産物の一種である。

G:産物的価値は低い。

H:産物的価値はほとんど無い。

 

ゲーム開始時から存在する街は交易品の増量が各々の街で個別の値が設定されています。

 

※価値の実際の値は1バイト(0~255)の値が割り振られていますが、詳細な値を把握する意味が薄いのでゲーム内の表示で確認出来る8段階で分類します。

 

 

当然ですが、月毎の増量を上回る貿易を行えば在庫は減っていきいずれは枯渇します。

 

月毎の増量が少なくても大きな利益が見込める場合は枯渇前提と割り切るのも良いでしょうし、休止や廃止の手間を極力減らしたい場合は月毎の増量を大きく上回る様な貿易航路を引かない等、必要な資金を無駄なく得られる様にしましょう。

 

香辛料の様な、価値が高く増量が大きい交易品が早い段階で見つかると楽なんですけどね…

 

 

tips

SAVEDATE.DATはセーブ&ロードで表示されるデータリストに表示される日付が記録される。1レコード6バイトで構成され、10レコード固定。0x00~0x05は未使用で1番のデータは0x06~0x0Bに記録される。

 

*************************************************************
THE ATLAS は貿易における資金の収支のタイミングが分かりづらいので、資金がいつ増えていつ減ったのかを把握しないまま進めていることも結構あるのではないでしょうか。

まぁ宝物発見時の様な演出が毎回あると、それはそれで煩わしいですが…
*************************************************************
 

「資金カツカツまで貿易航路を引いたら翌日いきなり破産したよ!」

なんてことにならないために、貿易における支出のタイミングを把握しておきましょう。

 

§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§

 

貿易を行うには貿易船の購入や交易所・商館の設置費と維持費以外にも費用が掛かります。

貿易航路情報の貿易収支に表示されている「支出」がそれに当たります。

 

資金が潤沢で細かい支出を気にする必要がない状況では問題ありませんが、ゲーム開始直後や、船の購入等で資金が極端に減ったタイミング貿易の支出重なると、いきなり資金が枯渇する場合があります。

 

そこで貿易の支出が原因でいきなりゲームオーバーにならないために支出がいつ発生するか破産を避けるための注意点を解説します。

 

まずいつ発生するかですが、以下の2つのタイミングになります。

・「貿易航路開設時

・貿易中の「母港での積込時

※母港での積込とは、母港で交易品及び貿易船の航行に必要な物資を積み込むことです。

 

まず「貿易航路開設時」ですが実際に貿易航路を開設して確認してみます。

 

リスボンとそのすぐ北にあるウポルトに貿易航路を開設します。

 

リスボンで新規航路を開きます。

※母港での積込時の確認に使用するので貿易船を16隻購入しておきます。

 

船団を編成します。

 

ウポルトまで航路を引きます。

 

開設時の経費を確認します。

 

OKを押下すると開設が確定します。開設直前の資金を確認しておきます。

 

OK押下で貿易航路が開設されました。

資金から経費の452が引かれて、168000 → 167548 になりました。

 

この様に、貿易航路開設時は開設の度に資金から経費が引かれます。

 

 

続いて、貿易中の「母港での積込時」について確認してみます。

 

資金の変化を分かりやすくするために、先程の貿易航路とは別に同一の日数経費が少し違う航路を開設します。

経費を少し変えるのは、一応各々の航路で支出があることを確認するためです。

また、毎月5日には交易所(200)と商館(400)の維持費が徴収されます。今回はリスボン商館だけなので、毎月5日400徴収されることになります。

 

まず2本目の貿易航路を開設します。

 

1本目の貿易航路の経費は452でしたが、今回は460になりました。

2本合わせると経費が912になります。

 

貿易航路が開設されました。

資金から経費の460が引かれて、167548 → 167088 になりました。

 

実際にゲームを進める前に貿易航路の日程表で資金の収支を確認しておきます。

緑の線で囲ってある日付が「母港での積込時」に当たります。背景色が黄色の日付は決済日(貿易の収入日)です。

 

1周目~2周目に注目します。

 

今は「開設」のみ完了している状態ですが、これからゲームを進めると以下の様に資金が変化します。

 

-- 1周目 --

1469/01/03:「母港積込」 で 資金から航路の経費の912が引かれます。

1469/01/05:商館の維持費の400が徴収されます。

1469/01/22:決済日。貿易の収入が資金に加算されます。

-- 2周目 --

1469/02/02:「母港積込」 で 資金から航路の経費の912が引かれます。

1469/02/05:商館の維持費の400が徴収されます。

1469/02/21:決済日。貿易の収入が資金に加算されます。

 

………

 

と続きます。

 

では実際にゲームを進めてみます。

 

-- 1周目 --

1469/01/03:「母港積込」 で 資金から航路の経費の912が引かれます。

資金が167088 - 912(母港積込の経費) = 166176 になります。

 

1469/01/05:商館の維持費の400徴収されます。

資金が166176 - 400(商館の維持費) = 165776 になります。

 

1469/01/21:貿易の決済日前日です。

商館の維持費徴収後は、ここまで資金に変化はありません。

 

1469/01/22:決済日。貿易の収入が資金に加算されます。

資金に貿易の収入が加算されて 167460 になりました。

今回は支出の解説なので、収入の金額には注目せず加算後の資金を把握するだけにします。

 

1469/02/01:2周目の「母港積込」の前日です。

決済日以降は、ここまで資金に変化はありません。

 

-- 2周目 --

1469/02/02:「母港積込」 で 資金から航路の経費の912が引かれます。

資金が167460 - 912(母港積込の経費) = 166548 になります。

 

ここから更に商館の維持費徴収(1469/02/05) → 貿易の決済(1469/02/21)…と続きます。

 

 

特に何の問題もない様に感じますが…

 

よく見ると「開設」時と1周目の「母港積込」時に2日連続同額の支出が行われています。

「開設の経費」と「貿易航路の運営費」は当然別々の出費と考えればまぁ納得は出来るんですが、この二重取りを把握せずに「開設」時点で資金をギリギリまで使ってしまうと「母港積込」時に破産する可能性があります。

 

そこで、注意点です。

 

「資金を枯渇ギリギリにしない!」

 

この1点です。

ゆとりのある資金運用をしましょう。

 

ただし、ゲーム開始直後なら破産してもやり直せば良いですし、そもそも収入が大きい航路は限られているので、そこまで無理はしないと思われます。

 

最も注意が必要なタイミングは…

カラベル型の探検船入手可能になる1474年

カラベル型の貿易船入手可能になる1476年

です。

 

カラベル型はバルカ・バリネル型に比べて性能が格段に上がりますが、価格も格段に上がります。使用する時の経費も少し高くなります。

バルカ・バリネル型同じ感覚で購入する資金がすぐに枯渇するので注意しましょう。

 

 

tips

EVENTn.DATの各レコードの8バイト目は発見物コード。発見物の分類毎に1バイトのコードが割り振られている。

前回のあらすじ。

ガレオン船の出現で喜望峰付近から東方面はオーストラリアまで、西方面は南アメリカ大陸まで一気に確定しました。

 

今回はオーストラリア北部と南北アメリカ大陸の西海岸の未確定領域を探索します。

 

§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§

 

無事契約更新です。

 

オーストラリア周辺とインド洋周辺の探索を進めようと思ってたんですが未確定領域が点在してて面倒なので、太平洋東部辺りの探索に変更します。

 

パンフィロ・アルバレス引退です。この辺の提督はもう「誰だっけ?」って感じです。

 

まぁ順調です。

 

北アメリカを拠点にして、未確定領域を大きく削っていきます。

 

エステバン・ペレストレ引退です。

 

順調です。

 

アメリカ西海岸は未確定領域を放置していたので探索が一気に進みます。

 

順調です。

 

少しずつ南に移動しながら探索を進めます。

 

順調、順調。

 

さらに南に移動して、南アメリカ大陸まできました。

 

無事契約更新です。

 

更に南に移動して探索を続けます。探索範囲と被るのでメニューの位置を変更しました、

 

リスボンのワインが枯渇寸前みたいです。資金は潤沢なので少し航路を廃止します。

 

順調です。資金が3000万突破です。

 

更に南へ移動です。

 

まぁ順調です。

 

やり残していた部分を少し削ります。陸地ギリギリの細かいところは取りあえず放置します。

 

順調です。

 

今度はオーストラリア北端辺りから東に向かって探索します。

 

ポンセ・ディアス引退です。

 

順調です。

 

南アメリカ大陸西岸の陸地が見つかりました。

 

同年に二人引退です。使っていたら結構痛いんでしょうけどね。

 

 

無事契約更新です。

 

「地図帳作成」の表示が追加されました!

目標達成なのでエンディングを見て終了にします。

 

最後の航海で海難イベントが発生したのでステータスが99に下がっています。まぁエンディングまで引退させずに済んだので問題なしです。

 

資金とその他の値です。石板は5つ目が発見出来ませんでした。

 

貿易航路はこんな感じです。資金は潤沢だったので商館は廃止せずに残してあります。

 

エンディング前の警告です。続けたい場合は必ずセーブしておきましょう。

 

無事世界地図完成です。長かった…

 

エンディング画面です。

 

最初のうちは結構細かく書いていたんですが、そのままの情報量で書くと膨大な割に中身の薄いものになるので、ある程度進め方を示した後は毎年の進捗だけ書く様にしました。

 

 

tips

EVENTn.DATの各レコードの5~6バイトは発見物のY座標。範囲は0x0000~0x63FFで0x0100が罫線1目盛分になる。