東洋バザールの宇宙象レプリカ
これはかつて初台の画廊珈琲「ザロフ」にて巨匠の作品オマージュというお題を頂いた折の物。
いうまでもなくダリの宇宙象。個展では今回初出品。
さて、先日ラトゥールの件を挙げて、「もう一つのアプローチ」とした。
今月の月刊ギャラリーの、同じく海老塚耕一対談コーナーでろうそくの件が出てきて驚いた。
前々号あたりでも「事実は一つだけど、真実はたくさんある。ひとの数だけ真実はある」という自分の言葉をほぼ同じに語っている作家がいて驚いた。
この程度はパクリなどと野暮なことは言わず、優れた作家が自分と同じ結論に至っていることを大いに寿ぎたい。
オマージュではなくパクリの横行するアート界ではあるが、真実のシンクロニティや美を求める同志もまた少なくはないことに意を強くする次第である。