SHPOON!

 

トビウオの飛んでいるところ。

擬音をそのままタイトルに。頭部がスプーン3つなので、ちょっと駄洒落的でもある。

さて、美術の世界でもAIが話題になっているが、その前段階として絶滅危惧種のエアブラシ周辺を考えてみたい。

一頃一般向けに大ブレイクしたクリスチアン・ラッセンだが、厳密にいうとラッセンの絵が好きというより、ラッセンの描いているハワイが好きという方が正しいだろう。

似たところで平山郁夫からシルクロードを抜いたところに平山画伯の真骨頂があるだろうという周辺の話。

エアブラシの魔術師という画家は沢山いたが、画像ソフトと様々なアウトプットが現れて、ブラシテクがなくてもソフトで色々描けるようになって、エアブラシはガンプラの塗装器具になってしまったようだ。

かつて様々なノズルピースが画材屋に並んでいたが、今は見る影もない。

だれでも苦労なく技を使えるようになると、新しい才能も出てくる反面、へたくそさや根本的な無知をさらけ出してしまう人も増えてくる。

さらに単なる画僧ソフトも通り越してAIが出てくると、パクリをはじめ人間側の劣化の著しさが目も当てられない事になってくる。