ヒアルロン酸注入治療休止のお知らせ | 文京区小石川 もものマークのクリニック 院長ブログ

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文京区春日駅最寄りの形成外科・皮膚科のクリニック。
湿潤治療、シンプルスキンケアのこと、もっと皆さんに知ってほしい♪

 

■てしまクリニック 9月の診療について

●スタッフの人員不足のため、次の日程において受付人数の上限を設定させていただきます。
9/26(月) 午前
9/27(火) 午後
9/29(木) 午後

上記の日程では、受付人数が上限に達した場合、時間内であっても受付を終了いたします。 

 

ご不便をおかけし申し訳ありませんが、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。

 

 

こんにちは。

もものマークのクリニック 院長てしまですニコニコ

 

当院の自費治療は全然イケイケどんどん系ではありません。

患者さんも「初めての美容治療」というかたが大半です。

そのため、注射系の治療は「針がコワいのでちょっと...」という患者さんも多く、私のほうから無理強いすることはまずありません。

 

とは言え、注射系の治療を経験された患者さんの中には固定ファンもいらっしゃるため、

シワ・たるみ治療のメニューとして、ボトックス注射(※)とヒアルロン酸注入治療は開院以来続けてきました。

 

しかしながら、このたび、当院でのヒアルロン酸注入治療を休止することといたしました。

 

理由は「コロナ禍以来、注入治療で腫れを生じるかたが増えてきている」という情報を得たためです。

中には、アナフィラキシーと言う全身性のアレルギー症状を起こした患者さんもいらっしゃいます。

 

これらの症状は、幸いいずれも重篤な健康被害には至らず治癒に至っているそうです。

 

ヒアルロン酸注入治療は、現在の美容皮膚科治療に於いて非常に一般的な手法となっており、その効果も認められたものです。

流行り廃りの早いこの業界で、20年超続いている治療法であり、また数多くの美容治療の匠たちが切磋琢磨して適切な注入方法を研究し続けている成果もあり、きちんと勉強している医師の手技であれば、危険性も低く、効果は高い(ただしお値段もそれなりに高い)治療となっています。

 

ヒアルロン酸注射に伴うアレルギー症状にしても、施設での治療件数が多ければ、発症件数もそれなりに蓄積し、対処法や経過の見立てにも習熟するだろうと拝察します。

 

ただし、当院のように保険診療が主で、美容診療を補完的に実施している施設では

「極力安全な美容診療を行うこと」が診療のバランスを取る上で非常に大切なポイントになります。

 

これまで『アレルギー症状はほとんどない』と説明できる治療だからこそ取り入れてきたヒアルロン酸。

残念ながら、そうもいかなくなった現在、継続することに困難を感じ、今回の決断に至りました。

 

どうぞご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

※ボトックス注射については、作用機序からアレルギー発症のリスクは極めて低いと考えており、またそのような報告も現時点で確認していないため、継続いたします。

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てしまクリニック自費診察の予約システム変更2021年9月より、自費診療の診察は事前日時予約制になります。
詳細は、クリニックHPのお知らせをご覧ください。
受診予定の方はご確認のほどよろしくお願いいたします。

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