お菓子の家とあわてんぼうの娘 | 文京区小石川 もものマークのクリニック 院長ブログ

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文京区春日駅最寄りの形成外科・皮膚科のクリニック。
湿潤治療、シンプルスキンケアのこと、もっと皆さんに知ってほしい♪


■てしまクリニック 7月休診予定

【院長休診、診療予定変更のご案内】

●院長休診日

7/15(金)   午前

手島院長は休診し、非常勤医師(形成外科医)が診療いたします。

 

●保険診療休診日

7/5(火) 午後

上記日程で、都合により午後の保険診療をお休みいたします。

ご迷惑をおかけし申し訳ありませんが、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。

 

こんにちは。

もものマークのクリニック 院長てしまですニコニコ

 

亡き父は本の虫で、書斎の本棚には山のように本が残っています。


この週末は、西条八十(さいじょう やそ)の童謡全集を見つけて、懐かしさに持ち帰りました。



西条八十は、「歌を忘れたカナリヤは」で始まる歌詞『かなりや』の作者として有名です。ご存知の方も多いかもしれません。


何歳ごろの記憶かは定かで無いのですが、西条八十の詩集の中で、気に入って何度も繰り返し読んでもらった作品がありました。


『お菓子の家』という詩です。


グリム童話『ヘンゼルとグレーテル』よりも、こちらの節が思い浮かぶくらいには、私にとって耳に馴染んだものでした。


"山のおくの谿あひに

きれいなお菓子の家がある


門の柱は飴ん棒

屋根の瓦はチョコレイト

左右の壁は麦落雁(らくがん)

踏む鋪石(しきいし)がビスケット


あつく黄ろい鎧戸も

おせば零(こぼ)れるカステイラ

靜かに午(ひる)をしらせるは

金平糖の角時計


誰の家やら知らねども

月の夜更におとづれて

門の扉におぼろげな

二行の文字を讀みゆけば


「こゝにとまってよいものは

ふたおやのないこどもだけ。」”


読んでくれたのが父だったのか母だったのかは思い出せません。両方だったような気もします。


両親から与えられたものは有形無形に数限りなくありますが、こうした「言葉の贈りもの」はわたしの中に確かに染み込んで、今の自分をかたち作る土台になってくれているのだろうなと感じます。


改めて、ありがとう、と心の中で礼を言いました。


古い本のページをゆっくりとめくり、最後に奥付に目を遣るとそこには

《大正十三年印刷》

━Σ(゚Д゚|||)━




こりゃすごい!!思ってSNSに投稿したら友人がコメント欄で「復刻版なんですね」指摘してくれて


え??

と思って写真を見直すと



「名著復刻 日本児童文学館 昭和47年2月」


やだ!恥ずかし!!笑い泣き

と慌ててSNSの投稿内容を修正しました(自らへの戒めとして削除はせず)。


落ち着け、娘よ


と亡き父にも笑われていそうです 笑


 

 

 

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