【院長休診、診療予定変更のご案内】
●院長休診日
7/15(金) 午前
手島院長は休診し、非常勤医師(形成外科医)が診療いたします。
●保険診療休診日
7/5(火) 午後
上記日程で、都合により午後の保険診療をお休みいたします。
ご迷惑をおかけし申し訳ありませんが、
こんにちは。
もものマークのクリニック 院長てしまです
「『ハケンアニメ』って映画が面白いらしいんだけど知ってる?」
と夫から聞かれ、なんやそれと思ったのが1週間前。
初めてタイトルを聞いたとき想像したのは「派遣会社の社員がアニメ畑で働く話」。
しかし夫が
「それが『派遣』じゃなくて『覇権』で、かなり良くできたお仕事ムービーらしいよ。なんか刺さりそうな世代にあんまり上手く宣伝できてないっぽい。」
と言うので興味を引かれ、YouTubeで広告動画を見てみた。
中村倫也(←好き)が出ているだけでなく、劇中劇として出てくるアニメが気合の入った美しさで、中村倫也(←好き)はさておいてもちょっと見てみたいかも、という気持ちになった。
原作は辻村深月でこれも好みの作者さん。早速Kindle本をポチって読み始めたら一気読み。
読み終えてからもう一度広告動画を視聴すると、やはり劇中アニメが非常に良さげで、原作で読んだ時の印象が見事に再現されている。これは中村倫也の扱いがどうであれ(←3度目)是非見たいという気持ちになり
「今週映画を見に行こうと思う。」
と宣言したら、夫も行きたいと言うので2人で映画館に足を運んだ。
で、感想。
劇中アニメ、流石のジャパンクオリティ。
これ本当に映画のためだけに作ったのか。すごい。しかも2作あるからそれぞれに対して1チームずつアニメ制作チーム。人件費すごいんじゃない??
俳優陣もとても良い。主演の吉岡里帆はドラマ『カルテット』の狂気女子の印象くらいしか無かったので、可愛らしさを完全に封印しての監督姿に驚いた。もう一方の監督役の中村倫也はどうしてこう人たらしな王子キャラ(役名も王子)が似合うのかと感心する。やり手プロデューサー役の柄本佑も原作のイメージぴったり。中村倫也側のプロデューサーである尾野真知子は、原作よりも貫禄ある印象だったけど、映画版のストーリー展開ならこれくらいどっしりしていても違和感無かった。おにぎりのくだりは要るか?と思ったが(お母さんかい)。
神原画アニメーター役小野花梨は今回の映画で初めて見たがこれも良い感じにはまっていた。2時間の尺にまとめる以上、原作通りにいかないのは当たり前だが、原作で彼女がメインになる第3章はとても素敵なエピソードなので、スピンオフでドラマ化して欲しいくらいだ。相手役である役場職員の工藤阿須加も朴訥な雰囲気がぴったりだったし。
総じて、気持ち良く観られる映画だった。これがあまり話題にならずに上映終了しちゃうのもったいないなと思ったし、繰り返しになるが、劇中アニメが本当に素晴らしい。吉岡里帆や中村倫也に興味のないアニメ愛好家にこそ愛されそうな気もする。
これひょっとすると日本国内よりも、ジャパンアニメを愛好する諸外国で上映したらウケるんじゃないかとすら思う。
私のレポで興味を惹かれるひとがひとりでも増えたらいいなと願いつつ。
↓『ハケンアニメ!』映画公式サイト
#ハケンアニメ
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