N響横浜スペシャル パーヴォ・ヤルヴィ指揮 マーラー「悲劇的」 | 音楽って素敵 ₍₍¶(ू⁄›˅̮‹ू∖)⁋₎₎ ♪♬

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クラシック音楽のコンサートなどなど拙い文章ですが、気侭に綴っています♪

武満 徹/弦楽のためのレクイエム(1957)

マーラー/交響曲 第6番 イ短調「悲劇的」

 

指揮:パーヴォ・ヤルヴィ

コンサートマスター:篠崎 史紀

 

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事前の天気予報で荒れるとのことで、今日は無事行けるか(電車の運休・遅延など)心配してましたが、朝方の雨はすごかったけど、出かけ間際には小康状態となり、風も荒れず、遅れることなくみなとみらいへ。

 

まだ頭の中には、昨夜のミッチ大フィルの演奏がガンガン響いている中、今日は今日でマーラーの悲劇的という爆音の交響曲を聴くのが、快感となりつつある自分が怖い( ̄▽ ̄;)

 

また、N響は、悪名高き紅白歌合戦大ホール(通称NHKホール)で聴く機会が多く(サントリーで聴いたことは未だない)、音響的にも期待できるみなとみらいの大ホールで聴けるのも今日のコンサートの楽しみのひとつヾ(´︶`♡)ノ♬☆♪

 

 

因みにアンチ・パーヴォと公言しつつも、最近のN響は、このコンビで聴く機会が多いのは(マーラー復活、ブルックナー第5番、同じく第2番)、潜在的にはパーヴォ・ファンなのかしら(好きな子に嫌がらせをする小学生の男子的な恋愛に近いかも)

 

さて

本日のマーラーは

最近のこのコンビらしく、パーヴォによる徹底した統率力とN響の鉄壁のアンサンブルってのは予想していたけど、

正にそのとおり!!

 

個人的には、復活、ブルックナーの5番の時は、オケの統率力とアンサンブルの完璧さに、感嘆するけど、感動せずって感じでしたが、昨秋聴いたブルックナーの2番あたりから(他の公演もFM放送やクラシック音楽館で聴いて)、その完璧さの上に熱いものが感じられ、それが感動へ繋がり、今回のマーラーの6番は、パーヴォN響のこれまでの積み重ねが、完全に昇華しきった演奏ではなかったかと思います。

 

1曲目の武満「弦楽のためのレクイエム」

正直この曲の良さは、わかりません(後期のメロディーラインきれいな作品は好きなんですが…)。

微分・積分的な音楽( ˘•ω•˘ ;)ムズカシイ…

ただこの曲を緻密に演奏するN響の弦楽セクション(後半のマーラーと同じ大編成)の美しい響きには、魅了され、一糸乱れぬアンサンブルに、パーヴォN響の目指すものを感じることはできました...♪*゚

 

休憩はなしで、そのまま

2曲目のマーラーの交響曲6番へ。

 

マーラーの6番を実演で聴くのは、カンブルラン読響(2013.3.16)以来。

今回の演奏は、その時のカンブルラン読響の演奏のイメージに近いかも。

バーンスタインやテンシュテット、コバケン氏のような情念が蠢く演奏と一線を画し、アグレシッブでスッキリ系。

オケはヴァイオリン左右に振り分けたパーヴォがN響を指揮する際の定番、対向配置。

もちろんオケのアンサンブルは完璧。

第一楽章から第二楽章の勢いもあり攻めて行く流れと狂いのないオケの音色。

鳥肌以前に完璧すぎて逆にそれが怖いくらい。

聴いていて息も詰まりそう。

第三楽章アンダンテからは、指揮もオケも熱を帯び始め、今日の演奏では一番の聴かせどころでした♬♡

この甘い甘いアンダンテ(アルマへの音によるラブレターと勝手に思って聴いてます)聴くと、J.ウィリアムズか作曲したスター・ウォーズの王女レイアのテーマが思い浮かび、マーラーの影響を受けたコルゴルドがアメリカに渡り、ハリウッドの映画音楽を作曲し、その流れが脈々と引き継がれ、J.ウィリアムズに繋がるんだなぁと改めて実感します(ハリウッド的な甘さでは、ラフマニノフの2番の交響曲、第三楽章と双璧では!!)•*¨*•.¸¸♪

(個人的には、スケルツォ~アンダンテの流れからフィナーレの方が何となく座りがよく感じ、今回のパーヴォN響の楽章配置(昔ながらの)が好みです。カンブルラン読響は、アンダンテ~スケルツォの順でした)

フィナーレもパーヴォの巧みな指揮とN響の鉄壁のアンサンブルで、マーラーの意図する音響空間をここまで巧みに表現できるのは、世界中のオケでもN響パーヴォの右に出ないのではないかと思うくらい!!

ともかく出てくる音圧のすごさに圧倒されっぱなし( ☉_☉) パチクリ。

前半クールだったパーヴォとN響もフィナーレでは、かなりオーバーヒートして、緻密な演奏の中でも熱いものを感じました♬♡

個人的には、みなとみらいの音響もプラスに働き、21世紀の日本のオケの真骨頂と言うべき、マーラーが聴けたんじゃないかと思ってます(*ˊ˘ˋ*)。♪:*°

 

特にホルンの福川さん、トランペットの菊本さんの完璧なテクニックと輝かしい音色には、圧倒されぱっなし(もちろん他のメンバーも素晴らしかったです)(*Ü*)*.¸¸♪"

 
また今日は、客席のマナーもよく、パーヴォが指揮棒を下ろすまでの間、一切フラ拍、フラブラなし。
演奏中もみなさん静かに鑑賞されていました。
平日昼間のみなとみらいホール(都内からのアクセスの遠さからか)の公演だったせいか、人気が高いパーヴォN響コンビにしては、かなり空席が目立った(お高い席がかなり残っていた)ことが、せっかく良いコンサートだっただけに残念(´・ω・`)
(だからマナーが良いお客さんばかりだったかも)
(パーヴォ人気も首席就任直後より落ち着いた感もあるのかな)

 

 

優等生的演奏との評価も見ましたが、個人的には、それがパーヴォN響の持ち味かなと思います。

あとはマーラーに何を求めて聴くのかで、人それぞれで今日のパーヴォN響への評価は違って来るんでしょうね(当たり前のことだし、別にマーラーに限りませんが)。

 

パーヴォN響は、2月定期のいくつかの曲を引っ提げて、これから海外ツアーに入りますが、ここ数年で圧倒的に成長を遂げた日本のオケの実力を海外の聴衆も知ることになると思うと嬉しい限りですヾ(´︶`♡)ノ♬☆♪

 
今やN響は、名実ともに世界レベルのオケとなったなぁ改めて実感させられたコンサートでした♪
 

数年前、某指揮者のマーラーの7番の時、これがN響かと思うくらい悲惨な演奏だったことを思い出すと感無量です。・°°・(>_<)・°°・。

 

 

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マイクが立っていたので、SONYによるCD録音あったかも‼

CD化されたなら是非とも欲しいものです(o^―^o)ニコ

(FM放送用の録音との話もありますが…)

 

 2017.2.23(THU)

15:00

横浜みなとみらいホール・大ホール
 
しかし、パーヴォ首席指揮者就任後、早々と行き着くとこまで行き着いた感のあるN響。
今後の展開は気になります。
 
たぶんまたパーヴォN響を聴きに行くんだろうなぁ…
 
諄いようですが、アンチ・パーヴォです(*^^*)
 
昨夜からのミッチ大フィルから今日のパーヴォN響ともに刺激的演奏と大音響で今日も(* ̄ii ̄)ハナジブォォォ
 
誰か血をください(叫)
 
参考)
パーヴォN響の過去の感想です♬*.+゜