NHK交響楽団 第1842回定期公演Aプログラム | 音楽って素敵 ₍₍¶(ू⁄›˅̮‹ू∖)⁋₎₎ ♪♬

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クラシック音楽のコンサートなどなど拙い文章ですが、気侭に綴っています♪

モーツァルト

ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595

ブルックナー

交響曲第2番ハ短調(ノヴァーク第2稿キャラガン版)

指揮:パーヴォ・ヤルヴィ

ピアノ:ラルス・フォークト

コンサートマスター:篠崎史紀

 

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久しぶりのN響定期。

 

2月のパーヴォさんのAプログラム以来。

別にパーヴォさんのファンって訳でなく、たまたま偶然、お休みの都合とブルックナーの2番を聴いてみたかっただけ(余談ですが、ブルックナーコンプリート達成まであと00番、0番、1番を残すのみ)。

どちらかと言えばアンチパーヴォかな。

昔から皆が良い良いと騒ぐと余計「なにそれ⁇」って感じで冷めてる極め付けの天邪鬼なもので(´-ω-`)わらわら〜

 

 

コンサート前にライオンに寄って、珈琲と名曲(店内に流れていたのは、カザルスのドヴォコンでした。この日は、なぜかドヴォコン聴きたい気分だったので、ラッキーでした)を楽しみ、NHKホールへ向かいました(また道に迷いそうになりましたが^^;…)♪

 

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さて、無事にNHKホールに着き、お楽しみのコンサート(^^♪

コンサート前半は、ソリストにフォークトを招いてのモーツァルトのピアノ協奏曲27番、パーヴォもフォークトとも知的なアプローチ。

もちろんピアノもオケも完璧・精巧で正直文句のつけようもない素晴らしい演奏♪

モーツァルト最後のピアノ協奏曲の儚さや澄み切った感じをうまく表現していたと思います。

ただ、天邪鬼な木炭さんが強いて言うなら遊びごゝろに欠けてるかな。

フォークトもパーヴォも極めて真摯にモーツァルトに対峙していて、これはこれでモーツァルトの音楽に敬意を感じ素晴らしいのですが、やはりモーツァルトには、ちょとした遊びごゝろと言うか無邪気さが欲しい気もします。

意外とこれが難しくCDだとグルダのものが、モーツァルトの遊びごゝろと無邪気さを持ちつつも、晩年のモーツァルトの寂しや儚さ、独特の澄み切った感じをうまく表現しているのですが、フォークト&パーヴォ、N響だとうまさが先行してしまい、遊び的な感覚とは違う高い次元の音楽になってしまうのが、個人的にはちょい不満。

ただグルダは別格だし、実演でこれだけ素晴らしい演奏を聴けたのだから、ケチを付けるなんて、本当に天邪鬼な木炭です^^;

 

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アンコールの楽興の時は、フォークトもメインが終わり、リラックスしたのか、こちらは、協奏曲の時の表現とは違ったほっこり感が出ていて、聴いていてお子さまだった時(なぜか日曜日の朝)を思い出し、懐かしさを感じてしまいました。

 

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実演ではじめて接する後半のブルックナーの交響曲第2番、会場でもらったチラシにスイングするブルックナーとありましたが、聴いていて弾むような爽快さを感じたのは確かです(弾むとかスイングって表現は、ブルックナーらしくないんですが…)。

 

 

また、全体的な印象は、2月に聴いた同コンビのブルックナーの交響曲第5番と同じ印象(よかったらそのブログも読んでください)で、洗練された都会的なブルックナーって感じ。

N響のアンサンブルも完璧で、ホルンの福川さんのソロなど驚嘆ものだったし、N響も実力全部出し切り、パーヴォの洗練されたブルックナーを表現し尽くした感があったので、余計そう感じたのかもしれません。

パーヴォさんとN響のブルックナーを喩えるなら、パーヴォさんのブルックナーは、東野圭吾のガリレオ(ドラマ版)で、湯川准教授演じる福山雅治さんって感じ。

おしゃれで知的、スポーツ万能、女性にもモテモテ(でもあまり本人はそれに興味なし)のブルックナー‼︎

でも天邪鬼な木炭は、シャツは、はみ出ていても気にしないなどオシャレに全く無縁、気弱、女性にモテない(でも女性好き)、野暮ったい、こちらもTV版で湯川准教授の助手役を演じた渡辺いっけいさんタイプのブルックナーの方が好きなんです(∩˃o˂∩)♡

まぁどちらも変人ってところは、ブルックナーらしいですがv( ̄∇ ̄)ニヤッ

但し、前回のブルックナーの5番では、演奏に関心したものの感動するまでには至らなかったのですが、今季のパーヴォさんとN響は、完璧なアンサンブルと知的な演奏にプラス熱さが感じられ(FMで聴いた千人の交響曲や展覧会の絵など)、今回のブルックナーの2番も完璧な演奏ながらも熱さを感じさせ、第2楽章や終楽章など鳥肌が立ち、散々文句付けながらも感動してました(´+(エ)+`)ウゥ

 

また個人的な感想ですが、先日聴いた神奈川県民ホールより御本家のNHKホールの音響の方が意外と気にならなかったです。

パーヴォとN響の演奏も日本最高のオケの実力を発揮していた…もはや世界レベルでもTOPクラスだと思います(鎌倉で聴いたときのように緩い時もたまにはありますが…)。

ますますこのコンビから目が離せません‼

 

 

なお、前日のFM生放送の解説によるとパーヴォさんの今回の第2番は、ノヴァーク版を基本にしながらも、一部ハース版を取り入れたそうですφ(゚Д゚ )フムフム…

 

ここだけの内緒のお話ですが( ´ノω`)ヒソヒソ

ブルックナーの2番を聴いたのは、前日のFM生放送(流し聴き)がはじめてで、行きの高速バスの車中で慌てて第3楽章と第4楽章をバレンボイムSKBを予習で聴き、実際のコンサートで殆どはじめて聴いたこの曲をどうのこうの言えないんですが…(。•́•̀。)

 

終演後にパーヴォさんのサイン会_((Ф(・ω・`)カキカキ

相変わらずの長蛇の列に人気の高さが窺えます。

N響のPRにめちゃんこ貢献してますね♪

さすが首席指揮者‼

 

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NHKホールの入り口にはでかでかとサイン会お知らせ

 

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サインをするパーヴォさん

 

2016.9.25(SUN)

     14:00

         NHKホール

 

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残すところ00番~1番!!

いつコンプリート達成するんだろう(。ω゜)

 

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パーヴォさんの直筆のサイン入りポスター
諄いようですが…アンチパーヴォです(笑)