~パーヴォ・ヤルヴィ首席指揮者就任記念~
マーラー/交響曲第2番ハ短調「復活」
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
ソプラノ:エリン・ウォール
アルト:リリ・パーシキヴィ
合唱:東京音楽大学
パーヴォ・ヤルヴィさんNHK交響楽団就任記念の初日の定期演奏会♪
twitterでもかなり絶賛された公演です♪
最近、ますます飛ぶ鳥を落とす勢いが感じられるパーヴォさん。
今年2月のN響定期公演も好評だったことことからか、本公演は完売、満員御礼。
多くのクラシックファンが注目している公演と言うことで期待大。
そんな訳でかなり久しぶりにN響定期、NHKホールにやってきました(1月のノセダさんぶり)。
N響定期に来なくても最近のN響は、クラシック音楽館やFM生放送での絶好調ぶりには目を見張るものを感じていたので、テレビやラジオを通さない生のN響に弥が上にも期待が膨らみます。
颯爽と現るパーヴォさん。
さっと棒を振ると地を這うような低弦に思わず唸ってしまします。
このところ定期で素晴しい指揮者たちに鍛え上げられ、特に9月は名匠ブロムシュテットさんを迎えたこともあり、鍛え上げたN響のアンサンブルの素晴しさは特質もの!!
前半は緊張感からかオケに硬さはあったものの、声楽が入ってからの後半は日本最高のオーケストラの響きを堪能させられました。
合唱、ソリストの二人は文句なしの素晴しさ。
パーヴォさんの巧みな棒さばでマーラーの意図する壮大な響きを余すことなく表現し尽くした演奏だったと思います。
終楽章は、かなり涙腺うるうるでした(T ^ T)
悪名高きNHKホール…しかも満員御礼状態は響かないホールが余計響かなというハンディはあったものの…意外と3階席はそこそこパーヴォさんがN響から紡ぎだす豊かな音色の断片は、聴こえた様な気がします。
フィナーレで壮大に鳴るオルガンの響きをあまり味わえなかったのは席の位置の問題だと思いますが、ちょっと残念。
個人的にはバーンスタインさんやコバケンさんのような熱いド演歌系の復活が好きなので、オケを上手く整理し、巧みに盛り上げたパーヴォさんの演奏は、熱さと言う点では、多少物足りなさがありました。
ただ初日とういこともあるので、より練れた2日目はもっと素晴しい演奏になったのではないでしょうか。
オケは対向配置でした♫
2015.10.3(SAT)
18:00
NHKホール