2025鈴鹿8耐・その4『撮影機材とセッティング編』 | 木馬の四方山ばなし

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2025鈴鹿8耐・その4『撮影機材とセッティング編』である。

去年の8耐ではカメラは2台体制で歩き回った。
EF500mm+1DXマーク2
EF70-200mm+1Dマーク4


両方でおそらく8kg以上、もしかしたら10kgくらいはあるはず。それに丈夫な一脚をつけて、さらにその他テレコンなどの機材一式をバッグに入れて歩き回った。
当然、バテバテだった。orz

そこで今年は与太話で散々書いてきたように、
撮影機材の軽量化をすることにした。もてぎロードレースや桶川スポーツランドで試し撮りをした結果、十分いけると判断してズームレンズ1本にした。

RF100-500mm+R1
さらにテレコンを二つ。

1台体制だ。

さらに機材が軽い分、一脚も細くて軽いもので行けるのでトータルの重さは半減したはずだ。(^-^)v

実際に3日間歩き回って、トータルで30km以上歩いたことになるが、やはり機材の軽量化効果はかなりのモノだった。(^-^)v
もっとも暑さゆえにバテバテだったことに変わりはなかったが。バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ! 

むしろ暑さゆえに
常に500mlのペットボトルを2本持ち歩くことの方が負担が大きかったように思えたくらいだった。(苦笑)

カメラのセッティングだが、ボタン類への各機能の割り当ては既に何度か試した内容で問題なさそうだ。
下のリンクにあるように5月のSUGOでの撮影の後、決めたセッティングで少なくともオイラの撮り方でのモタスポ撮影では問題ない。

 

基本的に撮影中に切り替えるのはAFトラッキングのオン/オフ。そしてOnの時のスポット検出のOn/Off。

ピットウォークでオネーサンを撮るときはAFボタンを押せば、瞳AFが機能する。


上の写真で
オネーサンの左目にきちんとAFポイントが行っているのがわかるだろうか。

この機能に関してはカメラ機能の進化にメチャクチャ助けられている。(^-^)v

マシンを流し撮りするときはいくらAF性能が高くてもレンズを振る速さがマシンとシンクロしないとまともな写真にはならないが、オネーサン撮りの時の瞳AFは今までの苦労が一発で消えるくらいの革新的な機能だ。(^-^)v

それから、今回、初投入したニューレンズだが、やはりテレ端が500mmまで伸ばせるのは結構便利。
2コーナーの激感エリアならフルサイズでも500mmで十分届く。(^-^)v
でもAFの合焦速度はEF100-400レンズとかわらないかな。AFの合焦速度は最後はボディ側の性能で決まるからかも知れない。

それにしてもEF100-400レンズは焦点距離や使い勝手的にはRF100-500レンズと丸被りなので手放すかどうしようか、迷いどころだ。(爆)
友人で欲しい人がいたら譲ってもいいかなとも考えたが、フジヤカメラで買い取って貰おうと思う。

昨年の春にフジヤカメラで中古で買ったレンズだが、買値の半額くらいしか買い取り価格はつかないだろうなぁ。(´ー`)┌フッ

そんなわけで今回がRF100-500mmレンズのデビュー戦となったわけだ。くどいようだがやはり軽いのは身体への負担がかなり減る。

永遠の25才には優しい機材と言える。バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ! 
テレコン込みで持ち歩けばつけ外しのわずらわしさはあるものの、100mmから1000mmまでカバーできるのも便利ではある。(^-^)v

ただし、テレコンをつけると、ワイド側にズームを戻せなくなるのは仕方ないとはいえ、ちょっと面倒な時もあったかな。
このレンズはズーム操作をすると後玉も前後に動くため、標準の300mm位置より前に後玉がいないとテレコンの先端と干渉して取り付けられないのだ。

100-500mm(標準)
420-700mm(x1.4テレコン装着時)
600-1000mm(x2テレコン装着時)


特に2倍テレコンをつけてしまうと遠くを撮った後に手前を撮りたいと思っても焦点距離600mmがワイド端というのは正直言ってちょっとうっとうしかった。(^_^;

ちなみに8耐の直前に EOS R1のファームウエアがアップデートされた。
追加された機能は下記の2点。

1:流し撮りアシスト

流し撮りの時の被写体ブレをおさえてくれるらしい。

2:サーボAF特性 Case スペシャル

バレーボールのようなイメージでネット越しに被写体を狙うときに有効らしい。ピントが手前のネットではなく、その奥の被写体にあいやすいらしい。
サーキットでの金網越しの撮影でも有効なことを期待して試してみた。

まずは流し撮りアシストだが上記リンク先の説明には
『対応レンズを使うと、流し撮り撮影時に、手ブレと被写体ブレを補正することができます。[M]モードまたは[Tv]モード時に動作します。』とある。
これを使うにはレンズ側も手振れ補正をONにする必要があるらしい。幸い、RFレンズには流し撮り対応と言われているモード3というのがある。少なくともRF100-500レンズは対応レンズのはずだ。(^-^)v

そんなわけでレンズ側の手振れ補正をONにして、モード3のままとし、流し撮りアシスト機能もONのままで3日間撮影してみた。
きちんと画像をみていないのだが、撮った時の感触としては結構効いていそうな感触である。(^-^)v

特にS字から逆バンクへ向かうところをイン側のスタンド席から撮り下ろすときに進入してくるところが見えないので従来のレフ機だと追うのが難しかった。
今回はトラッキングONで、スポット検出をする設定で撮ってみた。飛び出してきた選手を背中側から撮り下ろすことになるのだが、AFポイントはすぐにヘルメットに合うし、流し撮りでもブレが抑えられているように感じた。


今までは、このシチュエーションでの撮影だと従来はSS1/40くらいまで遅くするとブレまくり、打率はかなり低かった。(^_^;
しかも固定AFポイントだとヘルメットを追うのも難しく、背中にあわせるのが精いっぱいだった。しかし、今回はAFの合焦速度が速く、すぐにヘルメットをとらえてくれるのでレンズを振ることに意識を集中しやすかった気がする。
おまけに電子シャッターでの連写がかなり速いのであたりカットも増えていそうだ。(^-^)v

あ、まだ、そんな気がするという段階だが。(苦笑)

ちなみに飛び出してくるものに素早くピントを合わせるためにはあらかじめ近いポイントにピントがあった状態で追い始めるなどの工夫は必要である。もっともこれは従来のレフ機でも当たり前のようにやってきたことだ。

次にサーボAF特性のCASE スペシャルというものの検証だ。

逆バンクの激感コーナーでの金網越しの撮影で試してみた。


ここはコースが見やすいように
U字溝が置いてあるのだが、この上に乗ると金網に貼りつけない。最短でも1m程度の距離が開いてしまうのだ。
まずはあえてその状態で撮ってみたが、やはりサーキットの金網には全く太刀打ちできなかった。orz
AFの合焦距離を3m~∞という設定にしても、進入をとらえようとしてコースに対してレンズを斜めに構えると金網との距離がさらに開くため、金網にピントが合ってしまうのだ。(苦笑)
マシンが来てそれに合わせてレンズを振ってもピントが奥に行くことはほとんどなかった。

やはり太くて、目の粗いサーキットの金網では効果はないようだ。orz
 

つぎにU字溝に乗らずに下に下りて金網に貼りついて撮ってみたが、進入があまり見通せない状況では、突然飛び出してくるマシンに対する合焦速度はイマイチ遅い気がした。通常のサーボ特性に戻して撮り比べてみた感じでは明確に差があるとは言いにくいが、少なくとも金網での効果がない以上、CASEスペシャルの出番はなさそうだ。(苦笑)

 



さらにしつこく検証するために
最終コーナーの激感エリアでも試してみた。

ここは金網までの距離が4、5mあり、AFではすべて手前の金網をとらえてしまい、どうにもならない。サーボ特性以前の問題だ。(^_^;
ただし、当然ながらマニュアルフォーカスにしておいて
置きピンで撮る分には焦点距離が長めになることもあり、金網の間を抜くショットが撮れる場合もあった。ただし、狙ってとるのは難しいので連写して、当たればラッキーという感じだが。バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ! 

 



AF設定をAIサーボのままにしておいて、仮に金網にピントがあった後にフォーカスリングを回してさらに奥にピントを合わせようとしてもRFレンズではその操作はできないようだった。たしかEFレンズではできたと思ったが。。。

マニュアルを見るとワンショットAFにしておけば、いったんピントが合った状態から微調整できそうなので今度試してみようと思う。置きピン前提ならばワンショットでいったんどこかにピントを合わせた後でマニュアルで調整する方が撮りやすいかもしれない。あわせたはずのピントがシャッターボタンに触ったとたんに勝手にずれたりしなければ、であるが。(苦笑)


まあ、そんな感じで、撮影機材のセッティングは、カメラ本体やレンズの設定も含めてだいたい決まったと思うし、その時の使い勝手もつかめたと思う。(^-^)v

それから、撮影機材ではないが、BTラジオ&ワイヤレスイヤホンは実にいい。鈴鹿はもてぎに比べると比較的FM電波は強めだがやはりワイヤレスで音声を聞けて、必要に応じてノイズキャンセルできるのは使いやすい。(^-^)v

最後にひとつ。
ズームレンズはどうしても単焦点レンズよりは解像度が甘めになるのは仕方ないことだが、軽量機材による機動性やズーム機能による画角の自由度を考えると、ほぼ無敵と言っていいだろう。(^-^)v
今後はシチュエーションと気分、体力に応じて、単焦点の大砲と軽量なズームを使い分けようと思う。(^-^)v

 

ちなみに5月のSUGOでの全日本ロードレースでは、EF500mmF4レンズ(1型)EF300mmF2.8レンズ(1型)を使った。当然EF-RFマウントアダプターを介してだ。

ゴーヨンとズームレンズとの比較は何度か試して、やはり中心部の差はそれほどでも無いが周辺の解像度は明らかにズームの方が劣ることは確認済だ。

そして、まだ未整理のSUGOの画像を見ていたら、サンニッパに2倍テレコンをつけて600mmF5.6相当にして撮った画像が、モニターを見る限りでは一番クリアで解像感が高く感じた。下手するとゴーヨンよりも良い感じだ。

 

レンズの性能として、一番優れているのかも知れない。

これまたシチュエーションで使い分ける感じだな。(´ー`)┌フッ

ワイド端が300mmでOKの時はサンニッパに1.4倍、あるいは2倍のテレコンを入れて、300mm、420mm、600mmという選択肢で撮影するのもアリだ。(^-^)v

 

さあ、次は8月最後の週末。もてぎの全日本ロードレースだ。(^-^)v