シェイクダウン | 木馬の四方山ばなし

木馬の四方山ばなし

趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

週末のスーパー耐久・開幕戦@もてぎEOS R1をデビューさせた。

今までメインに使ってきたのは
EOS 1DXmark2である。レフ機の最終モデルであるmark3ではなく、一つ前のものだ。
そしてミラーレスしか選択肢がなくなりつつある中、しつこくレフ機を使い続けてきたが、昨秋についにフラッグシップのR1がでたので思い切って買ったのだ。ミラーレスそのものが初めてだし、R7やR3もスキップしたので各種設定や使い方にはかなりまごつくことは想像できた。

事前に自宅でいじっては各ボタンにどの機能を割り当てるのが使いやすいかをいろいろシミュレートした。

そしていよいよ実践投入したというわけだ。(^_^;

今までのレフ機にはなかった新しい機能としては下記となる。

・視点入力
・トラッキングAF(人物、動物、乗り物)
・瞳検出
・瞳AF
・EVF
・ブラックアウトフリー


それとEFレンズを使うためにはこれも必要。
・RF-EFマウントアダプター(可変NDフィルター付き)

機能、性能面でのレフ機と比較する項目は下記。
・AFの合焦性能(速度、精度)
・ローリングひずみ
・撮影時も含めた操作の応答性、速度
・バッテリーの持ち


カメラ本体の話ではないが、ナットロックタイプの一脚も試しに使ってみることにした。(^-^)v


まあ、そんなことを考えながら使ってみた。

あさイチで
ダストデリートデータ取得をしようとしたのだが、センサークリーニング中の表示が出たところでフリーズしてしまう。orz

その状態ではシャッターを押しても反応しないうえに、電源をオフにしてもフリーズしている。バッテリーを一度抜けばリセットできるが・・・・。
理由はわからないがとりあえず、ダストデリートデータは無くても撮影できるので撮影を開始した。(´ー`)┌フッ

※その後、いろいろ調べたが原因不明。EFレンズではできないのかもと考えたがキヤノンのサポートページにはEFレンズでもできると書いてある。それ以上はわからないので現在キヤノンのサポートに問い合わせ中だ。


アイカップは
Icupから使い始めた。(*^^*)ポッ


横向きで構える分にはムニュムニュでそこそこフィットするが、縦位置に構えた時、アイカップを90度回転させてもいまいちフィットしない。

さらに縦位置の時は視点入力が時々迷う。仕方ないのでノーマルのアイカップ(いわゆるAcupである。)に交換してみたが視点入力の感度はさして変わらない。

昔から無駄にでかいと感度が鈍いというが・・・・バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ! 
む~ん。これならノーマルのAcupのままでいいかな。(´ー`)┌フッ

まあそんなこんなでまずは500㎜f4レンズをつけて撮影開始だ。

撮影開始早々に、ナットロックの一脚はやっぱりちょっと面倒だということが分かった。(爆)


途中でレバーロックの一脚に交換してしまった。(^_^;

 

 


モタスポ撮影時の機能確認としては、まずは視点入力とトラッキングAFがどういう場面で役に立つのかチェックした。

結論から言うと、被写体(今回はクルマ)を割と大きめにフレーミングして撮る場合はトラッキングAFは結構役に立つ。視点入力とAFポイントの移動機能を連動させておいて、撮りたいマシンがきたときにそこを見つめながらシャッターを半押しするとそこにピントが合い、その後はトラッキング機能がマシンを追い続けてくれる。(^-^)v
単独走行のマシンを撮る時ならば、AFも迷わないので、割と速めのシャッター速度で切り取るときは実に楽ちんだ。AFの追従性も素晴らしい。(^-^)v
ただし、トラッキングAFが被写体を認識して追い始めるまでに
タイムラグがあるときもある。その場合は上述のようにまずは視点入力でAFポイントを合わせておくといくらかタイムラグを減らせる気がする。

ただし、前後にほかのマシンがいて被るときはトラッキングAFがどのマシンに行くか読み切れないし、追っている途中でもきょろきょろ迷うのでこの場合はトラッキング機能はオフにして、AFポイントを固定で使うほうが間違いなさそうだ。

それとかなり遅めのシャッター速度の場合も同じくAFポイントは固定したほうがはるかに撮りやすい。
そもそもカメラが勝手にAFポイントを動かすと自分の視線も迷わされてしまって、流し撮りのレンズの振りが安定しない。(爆)
同じく、視点入力を有効にしているとファインダー内に表示される視点ポイントがトラッキングAFとは違う場所をちょろちょろしてすごく気が散る。(^_^;

まあ、これはある程度慣れの問題もありそうだが。

ちなみに今回のようにハコの場合は
手前側のヘッドライトにピントを合わせるのがセオリーだが、トラッキングAFだと全体をとらえてはくれるがそこまで細かい動きはできないようだ。モタスポ撮影ではまずないとはおもうが、被写界深度がすごく浅い撮り方をした場合はピントが奥に行っているのが気になるかもしれない。(苦笑)

それと二世代前のEVFは追従性がひどくて使い物にならなかったが、R1のファインダーはそれほど違和感はない。ただし、スローシャッターでの連写時はブラックアウトはしないものの、撮影した瞬間にファインダー内の画像が一瞬止まるため、
連写しているとカクカクとコマ送りを見ているような感じになる。
これも慣れの問題かもしれないが、これならいっそのこと潔くブラックアウトしてくれた方が脳内イメージでレンズを振りやすいかもしれない。(爆)

オイラはRFマウントのレンズは持っていないので、従来のEFマウントレンズをEF-RFマウントコンバーターを介してボディに取り付けて撮影した。
可変NDフィルタを入れられるタイプのコンバーターだが、ND2~29くらいまでの可変NDフィルターが入れられる。これは実にいい。(^-^)v
かなり高かったが、ドロップインフィルターしか使えない長玉では手元で自在にND効果を調整できるおかげで、シャッター速度と明るさに応じて、絞り値をちょうどいいところにキープできる。特に金網越しの撮影では、500㎜くらいの焦点距離ならさほど気にならないが、300㎜くらいだと覿面に金網が写るのだ。それをなるべく絞りを開けてやることでかなり防げる。(^-^)v

ちなみにモタスポ撮影の場合はシャッター速度優先モードを使う場合がほとんどだが、今回はISOもオートに設定して撮ってみたところ、シャッター速度を選んで、次に狙いたい絞り値になるようにNDフィルタを調整するとちょうどいいISO感度にしてくれるのでかなり楽ちんだ。
オートの場合は低感度側は100までで、マニュアル設定時に可能なL(50)までは落とせないが、NDフィルタが29相当くらいまで暗くできるので特に問題はないと思う。

100-400㎜レンズ用にΦ77の可変NDフィルターも持っているがマウントアダプターでNDフィルターを操作する方がはるかに使いやすい。(^-^)v

問題はいつの日かRFマウントのレンズを買ったときはまた前玉の前につける可変NDフィルタを使わざるを得ないということだ。orz

とりあえずあさイチから撮り始めた。上述のようにTvモードでSSを色々変えながら撮った。連写モードのままだが、
さすがにミラーレスだけあってミラーの反動がない。あたりまえだが。


従来のレフ機ではミラーショックを嫌って、シャッターストロークを浅く、軽くし、なおかつ親指AFを常用していたが、普通にシャッター半押しで追い始めて全押しで撮影というごく普通の使い方が割と違和感なくできる。(^-^)v
欲を言えば第1ストロークは十分軽いが、第2ストロークをもう少しだけ軽くできるとうれしい。まあ、しばらくこのまま使ってみようと思う。

※ちなみにミラーショックがなくなるわけではないが、シャッターを切るときにガクるのを防ぐためだ。(-。-) ボソッ

ふと気づくとすでにバッテリーの残量が半分くらいになっていた。明らかにレフ機よりも電池の消耗は早いようだ。液晶にはレフ機の時と同じようにカメラの設定内容を出しているだけなのだが。

お昼の時間帯にピットウォークでおねーさんも撮ってみた。

当然絞り優先モード(Avモード)での撮影だ。視点入力で人物優先のトラッキングAFをオンにしてみた。瞳検出機能はONにしてある。視点入力で瞳にAFポイントを誘導してからシャッター半押しを開始してみた。
その設定で撮った感じではAFポイントが瞳に合う確率は高いし、トラッキングである程度追い続けてくれるが、外すこともたびたびあり、ちょっとイマイチ。特に縦位置で構えているときにそもそも視点入力が迷うことが多いように感じた。
いずれにしても
いろいろ設定を見直す余地がありそうだった。

それにAvモードではISOは自分で設定してやらないとちょうどいいSSと絞りにならないようだ。

ちなみに当たり前といえばそれまでだが、トラッキングをオフにすると追従する被写体の選択そのものができなくなる。(苦笑)

その日は午後3時くらいで撮影を終了した。午後の撮影中に1本目のバッテリーは終わってしまったので予備を使い始めた。
それほどびっくりするほど撮影したわけでもないのにこの減り具合では予備バッテリーは最低でも1本は常に持ち歩くようだな。(´ー`)┌フッ


モトクロスの撮影や鈴鹿8耐ではかなりのカット数となるのでバッテリー2本でも若干不安かもしれない。
それにR1で使えるバッテリーは3本しかもっていないので宿で充電できるように充電器も持ち歩く必要がありそうだ。

その日は早めにビジホに逃げ込んでノートパソコンで少しだけ画像をみたが、
ローリングひずみは特別気になるほどのものはなさそうだった。(^-^)v

ちなみにトラッキングをオフにしてAFポイントを固定していても、ちょろちょろ動くことがあったので設定を見直したところ、シャッター半押しでAF&測光開始というモードのほかに、視点にAFポイントが追従し、かつAF&測光開始というモードがあり、その設定になっていた。

いろいろ確認した結果、上述のようにAFポイント固定で撮りたいときは視点入力をオフにすればAFポイントが勝手にちょろちょろ動くことはないので状況に応じて常に設定を変えながら撮影する必要がありそうだ。

翌日もあさイチから撮影を始めた。
昨年の日本グランプリで久しぶりに会ったカメラ仲間のIがわさんが、EOS R7を買ったころ、100-400レンズと組み合わせて使っていたがどうにも調子が悪くて結局RF100-500レンズを買ってしまったという話をしていたので、それを検証するべく、2日目の午前中は100-400縛りで撮ってみた。


結果としては撮影中には特にこれといった不具合は感じなかった。(^-^)v
詳細は帰宅後、画像をみないことには何とも言えないが。(苦笑)

お昼時のピットウォークでのおねーさん撮影だが、前の晩にボタン設定を変えておいた。
上述のように通常撮影では親指AFを使わなくても普通に撮れそうなので、
AF-ONボタンには瞳AFという機能を割り当ててみた。AF-ONボタンも半押しと全押しで違う機能を割り当てられるが親指で繊細な使い分けできる気がしなかったのと欲しい機能の組み合わせがなかったのでとりあえず、半押しでAF&測光開始、全押しで瞳AFとしてみた。

瞳AFという機能がどういう仕事をするのか、よくわからなかったが名前からして、瞳を検出してピントを合わせてくれるということだろう。実際におねーさんの撮影で使ってみたが、かなりの高確率で手前側の瞳にピントが合う。

すげーっ!!


ただし、たまに迷うときがあるのでその場合はAFボタンを押しなおすとだいたい欲しいところに合焦する。

何人かおねーさんが並んでいる状態で撮ると大体真ん中の人の瞳に合焦するようだ。


そして構図を変えたり、おねーさんが姿勢を変えても
瞳を追い続けてくれる。これはトラッキングAFをオフにしていても追うようだ。

すげー便利だが、本体の設定にある
『瞳検出』の設定との違いがよくわからないが。バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ! 

まあ、カメラが優秀になるとへぼな腕を補ってくれるのはいいが、度を超すと誰がとった写真なのかすら疑問になってくる。

究極まで進化するとAI画像と変わらなくなってしまいそうだ。(爆)

 

 



最後になったが昨年の秋に導入した
アルカスイス互換のマウントとプレートだが、長玉で使ったのは今回が初だった。
結論としては使いやすくていい感じだ。そして
命綱もいい感じ。カメラボディのストラップが邪魔くさかったのがすっきりした。

 

 



すっごく高価ではあるが新しいおもちゃを手に入れたのでまた撮影が楽しくなってきた。(^-^)v


次はもてぎ2&4かな。それともその前にある全日本ロードレースの事前テストに行ければ、2輪の場合の撮り方とかセッティングを事前にチェックできるのだが。(´ー`)┌フッ