真冬のSTI | 木馬の四方山ばなし

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シマノのブレーキレバーと一体になったシフト機構をSTIという。
これを初めて知った時はすごいことを考えるなぁと技術屋としては本当に感心したものだ。
今ではドロップハンドルのちゃりには当たり前のようについている。名前や操作こそ若干違うが、カンパニョーロやSRAMでも同じような機構が採用されている。

そのSTIだがリアの変速に関していうとシフトダウン側はワイヤーを巻き取る方向なので少し力は必要だが、季節を問わず普通に操作できる。しかし、シフトアップ側はレバーがロックを開放することで、ディレイラーのテンションスプリングでワイヤーが引っ張られて変速する。
真冬になるとその
シフトアップ側のSTIレバーのリセットが引っかかってうまくいかないことがある。シフトアップしようとしたときにレバーポジションがきちんとリセットされていないため、空振りするのだ。
2年前にこの現象を初めて経験した。

 

 

はじめはワイヤーのフリクションが増えたせいだと思って、ワイヤー交換をしてみたのだが効果はなかった。そしてネットでいろいろ調べているうちにSTIのメカ部に塗布してあるグリスが古くなると固くなる傾向があり、それが寒さでさらに固くなったため、リセットの動きが悪くなるという話があった。

そして上記のようにクリーニングをしてみたのだ。
上の与太話ではCRCを吹き付けているが、
結果的にブレーキクリーナースプレーでグリスをあらかた洗い流してから新たにグリスをさしなおしてみたところ改善されたという経緯がある。(^-^)v

あれから、2年たったが先週のマイナス3℃という日に何回かリセット不良が出た。もう少し様子を見て発生頻度が高くなるようならそろそろまた洗浄とグリスUPが必要かもしれないなと思って居た。
朝の気温が低いときはやはり空振りが数回出るが、プラス気温になる帰宅時は問題なかった。
そして寒波が過ぎ去った後は朝の気温はマイナス1℃程度だったが、それでも2、3回リセット不良があったので帰宅後、洗浄とグリスUPを行った。


しかし、さらに翌週となると3月のような陽気となっていて朝の気温はプラスである。シフトレバーのリセット不良はないが検証はできていない。(苦笑)

まあ、そのうちまた冷える日もあるだろうから様子見だな。(´ー`)┌フッ

ちなみに寒いからと分厚いグローブを使うと指先が引っかかってレバーの動きを邪魔することがあり、そうした場合はリセット不良が起きることもある。
ただし、今年は薄手の電熱グローブのおかげで指先がそれほど太くならずに済んでいるため、大きな問題はない。(´ー`)┌フッ