オイラの足は甲高ダン広だ。
そのため、幅や甲の高さで靴のサイズを決めるのでたいていつま先は余る。
その影響も少なからずあるとは思うのだが、昨年ロードバイク用に購入したSIDIのビンディングシューズでは、デフォルトの調整位置ではとてもでは無いが、クリートの位置が最適な場所に調整できなかった。
つま先より過ぎてペダルを踏むとすぐに足が疲れてしまうのだ。
通勤ちゃり用のSPDシューズは調整範囲が広いので問題は無かったのだが。。。。
なんでこんなに漕ぎにくいのか、疲れやすいのかが初めはまったくわからなかった。ダンシングなんて絶対ムリという感じだった。
そしてSPDシューズとSPD-SLのシューズを見比べているうちに、SPD-SLシューズのクリートの調整範囲がおいらの要求する位置に対してまるっきり不足しているため、ペダル軸がへんなところにきていることに気づいたのはちゃり3号に乗り始めて2週間ほどしてからだった。
ノーマルのままではペダル軸は母指球よりもやや前までしか下げられなかったのだ。
そこで昨夏の連休中にシューズを改造した。
下記にその苦闘の歴史?のリンクを貼っておこう。(爆)
https://ameblo.jp/mokuba-red/entry-12299859722.html
https://ameblo.jp/mokuba-red/entry-12301376182.html
https://ameblo.jp/mokuba-red/entry-12301943486.html
昨年の11月に乗ったきり、ちゃり3号はずっと冬眠していた。
冬の間もちゃり2号での通勤は続けていたが、ロードバイクに乗る時間は無い。週末はスキーばかりだからだ。(^_^;
通勤でロードバイクにもたまには乗ればいいじゃんと言う声が聞こえそうだが、通勤ライドではロードよりはクロスバイクの方が遙かに走りやすいし、ブレーキも効くから安全でもある。
まあ、そんなわけでちゃり2号で通勤を続けている間に、オイラの場合はペダル軸は世間の人よりもさらに土踏まずよりの方が好みであるきがしてきた。
実際、SPD用シューズでの踏む位置は母指球のうしろ端からさらに土踏まず側になっている。
よく言われるように速いペダリングをするには回しにくいのかもしれないが、とにかく力が入れやすいポイントがここなのだ。それにダンシングをしても真上から踏めるのがここなのだ。(^_^)v
名付けて・・・・
ミッドフットペダリングだ。←陸王かよっ!!
バキッ!!(-_-)=○()゜O゜)アウッ!
まあ、それはさておき・・・・クロスとロードではポジションがかなり違うので一概には言えないのは承知の上だが、やはり力強くペダルを踏み込んだり、ダンシングで体重をペダルに預けて漕ぐときには土踏まずよりの方が良い感じなのだ。
昨年の7月にちゃり3号=ロードバイクを買い足してからは週末ごとにいろんな事を経験した。
教えてくれたり、一緒に走る人もいない中で、全て自分で考えながら走り回り、少しずつ距離も伸ばした。平地の100km+α程度なら特に問題なく走れるようにもなった。
もちろん、自分のペースでということわり付きだが。(苦笑)
同様にポジションについても少しずついじってはしっくりくるところを探してきた。
その中でまだ克服できないのが
登り
なのだ。平均勾配3%くらいまでなら軽めのギアでなんとかがんばれるが5%程度の坂が続くと脚が売り切れてしまうのだ。
雑誌を見たり、ネットで調べたりすると、脚を休めるダンシングという乗り方があると言うが、さっぱりわからない。
使う筋肉が違うのはわかるがダンシングをしたらしたでやっぱりすぐにバテてしまうのだ。(苦笑)
もちろん、オイラの体重に大きな問題があるのはわかっている。同じくらいの身長でも登坂が得意な細身の人に比べたら15kgは余分に荷物を背負っているのと同じだからだ。(爆)
しかし、そうは言っても上り坂を避けていては楽しみが広がらない。
去年の秋には日帰り自走で140km、獲得標高1000mレベルまではなんとかヒイヒイゼイゼイ言いながらも走った実績はある。
でも、ロングライドイベントなどでは獲得標高が2000mを超えるものがざらにある。
今年の目標はこの手のイベントに参加できるだけの登坂能力を身に付けることだ。
そんなことを考えつつ、冬場の通勤ライド中に少しずつ試してみた。
あまり長い上り坂はないのだが、軽めのギアで高いケイデンスで登ってみたり、重めのギアで疲れにくいダンシングの漕ぎ方を探ってみたりした。
その中で、ダンシングの方が当初のイメージよりもずっと遅いケイデンスで身体をまっすぐにして真上から体重を落とすようにするといくらか楽に進める気がしてきた。通常の通勤ライドでのケイデンスが80~95位を目安に走っているが、体重でペダルをまっすぐ踏むダンシングでは半分ないしはそれ以下のケイデンスで良い感じだ。なまじダンシングでケイデンスを速くすると脚が疲れる。(^_^;
勾配に応じてギアを選んで体重を乗せるだけですーっとペダルが踏み込めるレシオを選ぶと疲れない感じがする。
通勤での登りは長くてもせいぜい100m位だし勾配も5%前後がせいぜいなのでこれ以上は長い上り坂に行ってみないとわからない。
だが、今までどうやって良いかわからなかったものが、少しヒントをつかんだ気がする。
もちろん、速度はかなり遅いのだがオイラの目的は速く走ることではない。体力を温存しながら上り坂にも対応し、ルートを選ばずにロングライド出来るようになることだ。
シッティングでもサドルの位置を少し前に出した方がしっくりくるようなので1cmくらいは動かしたかな。。。
そうした中で、上述のペダル軸=クリート位置がまた気になってきた。
通勤チャリ用のSPDシューズでは短い距離の登りでしか試していないものの、「足うらのみぞおち」でまっすぐふみ下ろせば意外に楽に登れることがわかってきたが、久しぶりにロード用のSPD-SLシューズを履いてみるとどうもしっくりこない。
比べてみるとまだクリートの位置が少し前にある感じなのだ。
前述の通り、改造したSIDIの調整範囲はもう少しクリートを下げられるので、ものは試しと3mmほどさらに土踏まずよりにセットしなおしてみた。
室内でちゃりにまたがってみた感じでは悪くない。速いペダリングには不向きなセッティングだが、力を使わずに体重で上から踏み下ろすには良さそうだ。
これで走ってみてどんな感じかと言うことだなぁ。
クロスと同様にサドルももう少し前に出しても良いかもしれない。
脚を休めながらダンシングで登りを進むことが出来れば、通常のペダリングと交互に使い分けることでもうちょっと登れるようになるかなぁ。。。
ちなみにネットで検索するとクリート位置というかペダル軸の位置は母指球と小指を結んだラインと脚の中心線が交差する点を通るようにするのがいいと言う意見が大半である。
もちろん好みに応じて多少の違いはあるという但し書き付きだ。
だが、最近では、特に海外では土踏まずというか、かかとよりにクリートを付ける選手もいるそうだ。
オイラの感覚で言うと、スキーをするときのターン中の加重ポイントが力が入るところなのでここにペダル軸が来て欲しい。標準的なおすすめポイントからはおそらく1cmくらいはうしろだと思う。
スキーを走らせる時の足うらの加重ポイントは、ゆる体操で言うところの
うな
である。
これは前に向かって加速するスキーに身体が置いて行かれること無く、しっかりと加重するためのポイントである。すなわち頸骨でまっすぐに足を踏む時の加重ポイント。
自転車のペダルに加重する場合はこのうなよりももう少し前のイメージだ。
うなが土踏まずのかかとよりだとするとペダリングにおけるオイラの足裏のパワーポイントはそこから数cm前。母指球のうしろくらいだ。
ペダル軸ないしはそれよりも少し太いパイプに素足で立っている状態を想像して欲しい。
このときに母指球のしたにパイプが来るとオイラの感覚では安定しない。力が入らないとは言わないが、オイラ的にはしっくりこない。
フィーリング的にぴったりはまるのはそれよりもうしろ。
母指球のうしろの土踏まずが始まる辺りで踏んで母指球でパイプを引っかけるようなイメージだと安定するし、しっかりと荷重をかけられる。
少なくともおいらはそうだ。
通勤用のSPDシューズではその位置に近いセッティングがされているおかげか、ダンシングをするときにも脚と言うか、身体の重みをまっすぐ下に下ろすようにペダルを踏めるし、足うらに違和感はない。
これが僅かでもつま先側にずれたら常にふくらはぎが緊張していないとせっかくの体重による加重が逃げてしまい、ペダルに力が伝わらないイメージだ。もちろんふくらはぎもすぐに疲れてしまうだろう。さらに言うならばダンシングでは太股の前側の筋肉も無駄に酷使してすぐに売り切れる感じだ。
そこで前述のようにSPD-SLシューズのクリート位置を少し後ろに下げてみたわけだ。
買ってきたときのクリート調整範囲の後端に対してすでに10mm以上後ろに下がっているはずだ。
その位置で少しだけ乗ってみた。
乗ったとは言っても走行したわけではなく、家の中で壁に肩を当てて身体を支え、フロントタイヤを壁に押しつけるようにした状態で、ペダルに荷重をかけてみただけだ。(苦笑)
本当は固定ローラーでもいいから荷重をかけながらペダリングできれば良いのだが、我が家にはそんなものはない。
いや、安普請のマンションではそんなものはうるさくて、とてもでは無いが使うことは出来ないのだ。(苦笑)
まあ、それはさておき、静止状態ではあるがペダルに加重した感じでは足うら感覚としてはそれほど悪くない。
さあ、今週末から久しぶりにちゃり3号も出動させる。この感覚が実走の中でどうなるか・・・・
秋までの目標は獲得標高2000mをクリアすることだ。(^^)v