[映]アムリタ/野﨑まど | mokkoの現実逃避ブログ

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現実から目を背けて堂々と楽しむ自己満足ブログ


ページ数:233P
発売日:2009年12月

自主制作映画に参加することになった芸大生の二見遭一。
その映画は天才と噂されるつかみどころのない性格の女性、
最原最早の監督作品だった。
最初はその天才という呼び名に半信半疑だったものの、
二見は彼女のコンテを読み始めた直後にその魅力にとりつかれ、
なんと二日以上もの間読み続けてしまう。
彼女が撮る映画、そして彼女自身への興味が二見を
撮影へのめりこませていく。
そしてついに映画は完成するのだが―。
第16回電撃小説大賞“メディアワークス文庫賞”受賞作。
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二度目ましての作家さん。

Mirokuさんに頂いた本です。

実は初めましての舞面真面とお面の女

Mirokuさんに頂いておりました(^◇^;)

初めましての時も、何度も転がされ、微妙と思いながらも
結局読まされていたんだけれど、本作は、なんだろう・・・
予想外もいいところで、脳みそに来るタイプのホラーです。
と思いました。
あくまでも最後まで読んで思った感想です。

メインキャラは4人の学生なんだけど
その4人で自主製作映画を作成することになり
二見が役者として参加。
二見は撮影担当の画素さんの事が好きだったんだけど
監督担当の最原さんとのボケツッコミガが面白すぎて
画素さんには、お似合いだと誤解されてしまう。
ここまでは、映画を撮る話かぁ~と思っていたのだが
撮影をするための下準備はほとんどいらないという。

何故なら、最原さんは天才だからだという。
そのコンテが普通じゃない。
危うく餓死しそうになるくらいに、のめり込むように
夢中で読んでしまう。
たった一度、読んだだけで夢中になってしまった。

けれど、音響担当の兼森から、最原さんには
定本という恋人がいたが、付き合い始めてすぐに
事故で亡くなったと言う。
しかも、二見は亡くなった定本に似ているらしい。
複雑な心境のまま撮影は進みます。

途中、最原さんが体調を崩し、画素さんと
お見舞いに行くんだけど、最原さんの部屋の異様さに
驚きを隠せない二見。
そこで目にしたのが、本棚に入っていたコンテ。

ここら辺から雲行きが怪しくなってきて
最原さんに連絡してきた院生の女性と会うことになって
最原さんの映画の効果の説明を受けて驚く二見。
彼女は何をしたいのか・・・

やがて映画は完成するのだが・・・

いやぁ~・・・これってホラーだから。
脳みそがウワァンウワァンする系のホラーだから。
最初の雰囲気からは全くそんな気配がないのに
読まされてしまうんですよね。
天才怖いわぁ~∑ヾ(≧□≦*)ノ