アルバイト探偵/大沢 在昌 | mokkoの現実逃避ブログ

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アルバイト探偵 (講談社文庫)/大沢 在昌
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発行年月:1991年08月
サ イ ズ:282P 16cm

冴木涼介は六本木の私立探偵。
ずぼらで女好きの不良親父だがヒゲの似合う顔つきで
見てくれは悪くない。
1人息子の隆はツッパリにもオタクにもならず
適度な不良する高校生だが、事件があれば親父が最も信頼する
パートナー、アルバイト探偵(アイ)としてバイクを飛ばす。
美人家庭教師麻里さんが持ち込んだ依頼とは?
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テーマ読み第6弾は、アルバイト探偵。
初読みです。
これがハードボイルドだと教えられたのは、購入した後。
確かにカバーイラストからして、ハードボイルドっぽい。
選択ミスだったか・・・
テーマ読みスタートから、順調に読みやすい本ばかりだったので
苦手なハードボイルドを先に読んでおこうと思ったのだが
あれれ?読みやすい。っていうか面白い。
ハードじゃなくてソフトボイルド?
そんなのあるのか?(^◇^;)

語り手は探偵事務所を営む冴木涼介の一人息子、隆。
理由はともかくとして、広尾のマンションに事務所兼自宅が
あるくらいだから、私立探偵のイメージからはかけ離れている。
いや・・・広尾にも貧乏地域はあるのか?
聞いたことないけど・・・(-。-;)

まぁ~そんな恵まれた?環境で、見てくれの良い親父とはいえ
探偵やる前は、どんな仕事をしていたのか全くの謎
っていうか、何度聞いてもはぐらかされるが
元行商人(スパイ)であるらしいが、今はただのグウタラ。
にもかかわらずこの隆、通称リュウが、まったくもって爽やかで
小気味のいいくらいのチョイ悪だったりする。
親子というよりは、信頼しあってる男同士ってな感じ?

んでもって週に1回通ってくる家庭教師の麻里さんを
気に入ってはいるわけだが、どうやら親父も狙っている。
親子で同じ女に惹かれるのか?
しかも、麻里さんは元女暴走族のアタマだったりする。
そして親父の仕事の都合で、息子がアルバイト探偵をする時は
ちゃっかり学校も休んだりする。
なんていい親父だ!っていうか、息子もなかなかのキレモノ。

その親父のイメージは、何故かちょっと若かった頃の
岩城滉一に固定されてしまった(^◇^;)
本作は短編集ですが、シリーズの中には長編もあるらしい。
そして隆の成長物語でもあるらしい?
ともかく軽くて読みやすい。この親子関係が楽しい。
そして同じ敷地にある店で食事をすませているのだが
これがマンションのオーナーでもあるママと
ママの知り合いの伯爵。この人もキレル。

隆がバイクに乗ってるシーンとか結構好きなんだけど
モチロン、親父が銃をぶっ放すシーンなんかもある。
でも軽い。テンポもいい。
これくらいソフトなボイルド?なら大好きです( ´艸`)
ただ、続きを読むかと問われると、考える(^◇^;)

ところでこれって、wowwowでドラマ化されてたのね・・・
ドラマ用の書き下ろしみたいだけど・・・
知らなかったぁ~

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