笑いを基本としている努力クラブが定期的に実施しているコント公演。
今回もベタな笑いから、シュールな笑い、ほろっとする笑いまで、さまざまな笑いの形にトライしていました。

私はご存知のように演劇理論はよくわかりません。
ですので、ただ面白かったか否かで判断しております。

結論、面白かったです。
でも、正直言うと少し不満が残りました。

合田君の作品には微妙な間(ま)が要求されています。
その間は絶妙なタイミングが要求されるので、ちょっと狂うとちっとも面白くありません。

あと、シナリオのあちらこちらにアドリブが潜んでおります。
ちょっとゆるい感じで。
一見雑に見えるその部分もちゃんと計算されているのが絶妙なのですが、
今回はそこがむしろ雑に見えました。

また、間もすこし解釈が違っているような感じがしました。
うまく表現できないのですが間の質が微妙に違うような気がしました。

私自身が合田作品に慣れてきているのかもしれません。
いや、間違っているのかもしれないです。

ただ、思うにもう少し完成度が欲しかった。
それと、役者の皆さんの「こなれた」感じ、「お、うまい!」思う感覚がもっと欲しかったと思います。

柳川の浦島さんがTWで「『ユルい』のと、『ちゃんとしてない』は違うということ。」とつぶやいていましたが、まさにその通りだと思います。

打ち上げで合田君と少し話しましたが、彼が一番わかっているような気がしました。

まだまだ若い劇団です。
まだまだ面白くなると思います。
キャラクター豊かな役者陣もいますしね。

(勝手に)身内のつもりなので、少し厳しめに書きました。
もちろん、今後に期待です!!

さて、写真はチケット。
ちゃんと涙の形です。

齋藤秀雄です。再び京都へ戻ってきました。-努力クラブチケット
いや、大したことないんです・・・・はい。

たかだか、17名の幼稚園年長組で3名選ばれただけなんです。

絵がね・・選ばれたんです。

で、京都市美術館に飾られたんで、やっぱり親子で行ってしまったんです。
ほんと、親バカです。
はしゃいじゃいました・・・

齋藤秀雄です。再び京都へ戻ってきました。-京都市美術館1


齋藤秀雄です。再び京都へ戻ってきました。-京都市美術館2


正直、やほどうまいとも思えません。

ただ、書き方がダイナミックみたいで、そこが評価されたそうです。

齋藤秀雄です。再び京都へ戻ってきました。-京都市美術館3

実は、上の娘が幼稚園時代に市川市で選ばれて展示会に観に行ったことがあるのですが、奇しくも姉妹そろって幼稚園年長の時に絵で入賞したことになります。
「うちの娘ら絵の才能あるんでないかい???」
なんて思ってしまいます。


親バカです。
ほんと・・・

今年は見事に晴れ!
お陰様で初馬場殿でのライブでした。

最初は客で参加。それからライブする側で参加と、なんとも奇妙な話です。
カホンを始めたのは、1年半前。大坂城ジャグバンドに参加したのが1年前。
「はいさい」での大坂城の会を除けば、昨年の上賀茂神社観月祭が最初のライブでした。

いやぁ、昨年はひどかった・・・・お聞きいただいた皆様申し訳ありませんでした。
正直、今年の出来も、褒められる出来ではなかったかと思いますが、昨年よりだいぶましではなかったかと自分では思っております。

できることなれば、せめて1週間前に演奏する曲がわかっていれば、曲の流れを頭に入れてライブに参加できるのですが・・・・
そうであれば、控室で同室のFMトリコのメンバーにもう少しましな演奏を聞かせられるのです。
ま、もっと臨機応変にできるよう頑張ります。

今年は澤田さんの最初の曲「黒の舟歌」の応援に入ったのですが、なんと、これほぼぶっつけ本番。
正直、一番焦りました。ふ~。

来年はさらにもっとましな演奏をお聞かせできるよう、もっと練習してきます。

しかし、うちはさておき、FMトリコは相変わらずいいですね~。
Facebookでも書いたのですが、できれば正面で聞きたかったな~。

さて、今年は30年来の友人O君が来てくれて、たくさん写真を撮ってくれました。
そちらの写真を拝借して掲載いたします。

齋藤秀雄です。再び京都へ戻ってきました。-上賀茂神社観月祭2

まずはFMトリコさん。
ちなみに次のライブは10/20の夜、油小路御池の夜想だそうです。

齋藤秀雄です。再び京都へ戻ってきました。-上賀茂神社観月祭1

次は大坂城ジャグバンド~

齋藤秀雄です。再び京都へ戻ってきました。-上賀茂神社観月祭3

私です。今回からナイロンブラシも使ってます。
さて、先週の話です。
壁ノ花団「ザサン」を観てきました。
壁ノ花団は今回で3回目です。

男性3名での今回のお芝居。
舞台は瀬戸内と思われる島が舞台。
そして、野球。

「ザサン」

そういえば、子供のころよく野球したっけ。
とてつもなく下手糞だったけど、野球するのは大好きで、友達にバカにされたりしたけど、それでも野球するのは大好きだった。
そんなことを思い出しながら観ておりました。

野球。
外野へ飛んだボールを追いかけていた少年がそのまま消えてしまうといったところからお話は始まる。
でも、「事件!」という感じではなく、それでもたんたんと時が流れてゆくように芝居は進む。

金替君演じるのは生きるのが不器用なタイプの人、岡嶋さんは自己主張の強いがあまり頭が良くないタイプの人、そして坂口さんはお金持ちの息子。
この息子、茫洋とはしているが欠けるものが無さそうだったが、中学の時犬に「ちんこ」を食いちぎられてしまう。

欠けるものがちゃんとある人たちの、田舎で欠けるものがたくさん出ていた島での、欠けながらもそれでも生きてゆく、でも、切迫感とかではなく、必然的に流れてゆく時にたゆたうといった感じ。

そこはかとない郷愁感というのだろうか、それをとても感じたお芝居でした。
それは僕にも「田舎」があるせいだろうか。
「田舎」のない人・・それはどういう定義になるのかわからないが・・そういう人が観たらどう感じるのだろう。

劇場が元・立誠小学校講堂ということもあり、そしてもちろん3人の役者さんたちが秀逸であることもあり、ゆったりとした時間の流れの中で、心地よさを感じました。

いやあ、実にうまい!!

ところで金替君がこのお芝居やったということは「斉藤さん2」の収録は終わったのかな?と思っていたら、公演後東京に帰って収録だったそうです。(と、Twで知りました)

「大変だぁ・・・」


齋藤秀雄です。再び京都へ戻ってきました。-壁ノ花団ザサン
吉良浩一さんの芝居を観たのはおそらく27年ぶりでしょう。
彼は相変わらず熱く、光っていました。

私が学生時代だった1984年から1988年、京都の学生演劇界でもっとも人気が高かったのは同志社大学の第三劇場でしょう。
ちょうどマキノノゾミさんが退団し、MOPを結成(ちょっと前後しているかもしれませんが)、それから天才脚本家(と私は思っています)こうしんまさひこさんが卒業して、そのあとを受けて三劇を率いていたのが吉良浩一さん。
私たちが西一風でぼちぼち活動を始めていた頃、吉良浩一はガンガンに光っていました。

「吉良がなんぼのもんじゃい、一個も負けてへんわ」とうそぶいていたのは確か「サイコレディ」を観に行った後だったかと思います。ま、実際、勝ててたのは「奇抜さ」くらいですかね~。
ま、私は自称「怪優」でしたし。(笑)

その彼がまた芝居をする。
実は20年以上の時を経て、私が彼のことをこのブログに書いたことがきっかけでネット上で再開し、FBで友達となり、ここ2年ほど交流がありました。
観に行かねばならんでしょ!

彼がこの「新島良心教育プロジェクト」を立ち上げたのは2年半前、つまりは東日本大震災の時だったと言います。
当初は2時間半のドキュメンタリードラマあるいは映画の製作を目指していたそうですが、最終的に今回の舞台化ということになったようです。

さて、お芝居はどうだったか。
端的に言いますと、新島襄の名を借りた「吉良浩一」からの今を生き、様々な困難に立ち向かっている若者たちへの強くて熱いメッセージでした。
そして、吉良浩一は相変わらずキラキラと輝いていました。
「かなわないなぁ・・・」と思います。

正直言うとお芝居としては、今回初めて演技をする学生さんもいることもあり、お世辞にもうまいとは言えませんでしたし、演出もかなり物足りませんでした。ですが、熱意はしっかり伝わりました。

帰りに福島に送るからというので僅かでしたが募金をさせて頂きました。
皆の気持ちが届きますように・・

さて、僕は何をしようか・・・・

齋藤秀雄です。再び京都へ戻ってきました。-ハーディーホール