すでに休んでおりますが、しばらくブログお休みいたします。また、6月には再開いたします。」と書いてほったらかして、はや、3年9ヶ月が経ちました。

 

この間、デザイン会社ISSO inc.を起業し、ブログ休止の5ヶ月前に入団したVOGAでの活動も本格化ししました。
その後会社も紆余曲折ありましたが、なんとか4期目を終えようとしております。VOGAでは入団以降5つの公演に制作として参加し、昨年(2018年)の11月末で丸4年の活動を終え退団しました。

 

そんなこんなで、2019年を迎え、自分の生活スタイルに少し変化がうまれつつあります。
そこで、改めて観劇の感想などもまとめたり、ちゃんと文章を(元々ちゃんとしてませんが(笑))まとめたりしたいと思い、ブログの再開をしてゆこうと思います。

 

誠に勝手ですが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

画像はISSO inc.の新春飾りです。

大阪のプロダクションであるプロジェクトコアさんに演劇公演に行ってきました。

ひょんなことでRueRiberaで女優さんの伊織ゆきさんとお知り合いになり、その縁で今回も観劇。
前回に引き続き鴻上作品。
しかも同じく、虚構の劇団に書き下ろしたもの。

コアさんの場合、もうすでに各方面で実績のある役者さんと比較的キャリアの浅い人も一緒に演じています。

前回に比べるとさらに小劇場っぽくなっていました。
と言いますか元々違いがないのかも知れませんね。

さらに、原作に忠実に演じていらっしゃる気がしました。
正直とても面白かったです。

最後、主人公的なポジションのカルト教団から更生し損ねた元アイドルが自殺を図るシーンで終わるのですが、ここのシーンの緊迫感がもうひとつでした。
ここは、人の死ですら、ネットに流してPVを獲得しようとするディレクターに、「やめろー!」と叫ぶ演出家という構図なのですが、そこの緊迫感が今一つで、ちょっと残念な出来でした。

おそらくは照明等なんらかの制約があった気がします。

それにしても、伊織さんは相変わらず舞台上でしっかり存在感を放っていて、良かったです。
また数段うまくなった気がします。
あ、プロに失礼ですよね・・・

また観に行きます!

Pコア1


Pコア2

とにかく細かいところが巧み!なんていうか、しれっとした感じが絶妙なお芝居でした。
こちらは1月24日に観に行ったお芝居です。

まあ、冒頭のシーンはやられましたね。
事前のブログでらしいことは書かれていたのですが、まさか本当に真野さんがお子さんのりょうくん連れてお芝居にでちゃうとは思いませんでした。
しかも、まーかわいい!かわいい!
お父さんとしてはドッッキューーン!と射抜かれていしまいました。
しかも、堂々としていて、さすが藤原大介と真野絵里の息子だわという感じです。

さて、続く2幕もよかったですね。
やっぱり、浦島さんと延命さんと永榮さんのやり取りは特に間が絶妙でいいですね。

浦島さんと永榮さんがベンチに座ってやり取りするシーンがあるのですが、老人二人という設定での絶妙な間の切り替えしが本当に面白い。
つめてもダメ、あけてもダメで、そのタイミングでないという間でやりとりされるところが会話劇の真骨頂とでもいうべきでしょうか。
その永榮さん、しばらくお芝居から遠ざかるというので残念です。

後半、大好きな浦島さんの出番が少なかったのは残念でした。

働きながら、学びながら、子育てしながら、介護しながら芝居を続けるというのは相当に困難なものです。
それこそ、「なんとかならないもんかなぁ」といつも考えてしまいます。

私も齢50にして、制作という立場ですが劇団(VOGAです)に入りました。
できればいつか役者として再び舞台に立つという野望もあります。
でも、家庭と仕事の狭間で芝居をやるには、膨大な時間がかかるため相当な困難が予想されます。
だからこそ、実現している皆さんには、心から尊敬の念を抱くのです。

写真はナントカ世代の副代表さんです。

ナントカ世代副代表


こちらは1月17日に観に行ったお芝居のお話。
三劇団とは立命館大学の月光斜、立芸こと立命芸術劇場と我らが西一風の三劇団のこと。

私たちが学生時代には他に学生劇場と文々座があり、他にも桜企画など、そのまま学外に出てしまう劇団など複数活動しておりましたが、ここしばらくは上記三劇団体制が長く続いていたようです。

三劇団の主に4回生と現役合同の公演だったのですが、作演出が私道さん、役者で峰守さんだけでなく、照明、音響、映像、Web、情宣&宣伝美術、衣装、舞監、メイクと声の出演が西一風現役、OBOG(就職して東京や岐阜にいる人まで含めて)で占められていて、正直これはかなり感心し驚きました。

つまり、西一風は現役&OBOGで2週連続で2つの違う芝居を打ったということになります。
芝居は本の力、役者の力と、作る力の三つかと思うのですが、このうち特に本と作りあげる力が西一風が特に強いということの証明になったと言えるでしょう。
(役者の力が弱いという意味ではないのであしからず)

さて、お芝居。
厳しい就活を終えたばかりの4回生だからこそ書けるしやれるお芝居でした。
一見、就職活動を揶揄するかのように見せながら、「就職する」側の論理だけでなく「採用する」側の論理にしっかりと目を向けているというラストはかなり流石でした。

私道かぴさんの作品は「被告G」でもかなり高く評価していたのですが、今回はそれ以上でした。
ただ、そこには盟友ともいえる峰守さんの存在に随分頼る部分もあったことも確かではあります。

個別の演技技術にはちょっと残念なところあるにはあったのですが、全体的にドライブ感があり、おもしろく仕上がっておりました。
ま、一気にがーっと観れ、かつしっかり想いを受け取れました。

その中で、唯一、愉快犯からの客演だった阿部君。
この人の老け具合がちょっとびっくりするくらい絶妙なので笑いました。

さて、三劇団共演。
今まであったのでしょうか?
私たちの時代、学生劇場と西一風はよく協力しておりましたが、三劇団というのはなかった気がします。
これからも続けていってほしいなと思います。
ま、齋藤が言える立場ではないのですが・・・・・(笑)



たのしい就活1


たのしい就活2