浦和ボーイズ3年生は久しぶりの公式戦である関東ボーイズリーグ初戦に挑みました。対戦相手は同じ埼玉支部所属の三郷ボーイズさん。三郷ボーイズさん、対戦頂きありがとうございました。
ここ数ヶ月、3年生は充実した時間を過ごすことができました。野球の技術や体幹等トレーニングの成果はもちろん、人間性についても着実に成長した彼ら。その彼らの試合を観戦できるのはプレイボール前からとても楽しみでした。
秋には出場できなかったメンバーも復帰し、例年以上に層の厚いチーム。ベンチ入りを目指して選手同士が切磋琢磨し、そして選ばれた18名です。彼らには今回選ばれなかったメンバーの分まで頑張って欲しいと思います。
さて関東ボーイズリーグ初戦、浦和ボーイズは後攻を選び、守備からリズムを作ることとなりました。この日先発マウンドに上がった選手は、秋の大会を怪我で欠場した左腕君。つらく厳しい怪我の期間も彼は練習を休まず、毎日グランドでリハビリを続けていました。そして練習試合にも帯同して、出場している選手の為に一所懸命にベンチワークをしてくれました。出来ることを精一杯、気を抜かずに継続してきた素晴らしい選手です。
その彼がいよいよ公式戦のマウンドに立ちます。その姿を見ただけで胸が熱くなりました。
その初回のマウンド。いきなり相手バッターに2ベースを打たれますが、彼は動揺することなく後続を抑えます。うまく気持ちを切り替えられたとのちに話していましたが、半年ぶりのマウンドとは思えない落ち着きで安心しました。
そんな彼を味方打線が援護します。2回に厳しい外野レギュラー争いをしてきた選手が3塁打で出塁します。そして同じく競走の激しいポジション争いで頑張ってきた捕手君が先制のタイムリーを放ちます。
続く3回に味方打線がつながります。まだまだ幼かったチームをここまでまとめあげた主将のヒットから、4番バッターの犠牲フライ、さらに四球を挟んで7連打。全て単打というのがこの代らしいですが、怒涛の攻撃で一挙6点を挙げます。
先発投手君は2回以降、終始落ち着いたマウンド捌きでバッターを打ち取っていきます。守備もほぼミスのない安定したパフォーマンスで投手を盛り上げます。
試合はそのまま7対0、5回コールドで浦和ボーイズが初戦を勝利で飾ることができました。久しぶりの公式戦、その初戦で緊張していたであろう子供達でしたが、自身の力を十二分に発揮してくれました。
以前であれば試合前からおどおどしていた彼らが、何事にも動じず落ち着いた振る舞いを見て、この数ヶ月での大きな成長を確信しました。ひたむきに、そしてチーム一丸で努力を続けてきた彼らの成果です。
4/18(日)は2回戦、3回戦が行われます。2回戦の相手は群馬県支部の北毛ボーイズさん。勝ち上がれば3回戦、群馬県支部の高崎ボーイズさんと埼玉県支部の草加ボーイズさんの勝者との対戦となります。一つ一つ階段を上がっていきましょう。