性被害事案の判例となる指針を裁判所の評決に期待@元教え子(39)による元担任(72)への告発
に続報が配信されています。
ほとんど勝ち目のないところからのスタートからの展開にもかかわらず性被害事案の判例ともなりえる画期的な判決と評してもいいのではないでしょうか。
一審で元教え子(40)は敗訴しましたが、2024年3月26日二審で逆転勝訴したことが文春から配信されています。
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(文春オンライン) - Yahoo!ニュース 配信 引用
性被害裁判 異例の逆転勝訴》わいせつ男性教諭の“嘘”を暴いた「クラスメートの新証言」 性被害から20年
記事画面(計3画面)
オリジナル画面(計4画面)
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裁判や新たな証人の証言等から原告(以下控訴人と表記します)以外も少なくとも4人のクラスメートが性被害に遭っていたことが明らかになったことも報じられています。
これは民事裁判ですが、時効が20年です。
報道によると2004年に控訴人が今の主治医の初診で初めて被害事実を打ち明けられ、2020年に裁判所へ訴えられたということですので024年をすぎたら提訴不可能ということになります。
控訴人がもっと高齢者であった場合も同じ前提であるなら医者に被害事実を打ち明けた2004年から20年後の2024年までは民事訴訟が可能ということになりましょう。
翻ってジャニーズ問題を考えると刑事訴訟はもちろんのこと民事訴訟にも時効があるから民事の観点でも例えば50歳ほどの喜多川からの被害者が通院を20代からしていたとしても提訴は裁判所により却下されることになりましょう。
だからこそジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)側は「法を超えての補償」が口先だけのものにならないことが肝要となりましょう。
追記
当欄表題に記した事件の判決報道はその後、朝日新聞も配信しています。
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朝日新聞デジタル 2024年6月26日 19時30分 引用
30年前の性被害認定、元教諭に賠償命令 同級生の証言で、東京高裁
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元教諭は高裁判決を不服として、最高裁に上告した。
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最高裁への上告結果が配信されたらまたリンクさしあげましょう。