教え子男子へのわいせつ行為で「停職一か月」広島県教委 | mojorのブログ@事件等を教訓に己を律しよう!

mojorのブログ@事件等を教訓に己を律しよう!

当ブログはその目的を防犯および性犯罪被害への注意喚起とします。被害者・加害者両方の悲劇が事件等の教訓から少しでも減る事に寄与すれば管理者冥利につきます。

広島県教育委員会は不祥事を起こした教職員への懲戒処分の個別内容を東京都や大阪市、横浜市等々多くの情報開示自治体とは異なりHPではおこなっていません。また県HPの「記者発表資料」に多くの自治体HPとは異なり組み入れていません。

したがって私たち一般人はメディア記事を通してでないと懲戒処分の有無や内容は知ることができません。また事案の取捨選択は実質的にメディアの裁量にゆだねているという前時代的な周知体系となっています。

 

そんなメディア周知たるYahooニュースで、広島県西部の勤務公立校で男子中学生へのわいせつ行為を行った56歳の男性教諭がを停職1カ月の懲戒処分に処せられたことを知りました。

 

**************

(テレビ新広島) - Yahoo!ニュース 配信 抜粋

男子生徒の下半身に触るなどのセクハラ行為 公立中学校と小学校の男性教師を懲戒処分 広島県教委

県西部の公立中学校に勤務する男性教師(56)は今年4月、部活の指導中に服の上から男子生徒の下半身に触れたほか、別の男子生徒のズボンをずらし、不快感を与えました。 被害を受けた生徒が担任の教師に報告したことで発覚したもので、県教委は男性教師を停職1カ月の懲戒処分にしています。

記事画面

**************

 

おわかりですね。少年が警察に被害届を出せば確実に容疑者逮捕に及ぶ事案であろうにもかかわらずの「停職1カ月の懲戒処分」には驚いてしまいます。

通常なら逮捕事案ではないでしょうか?

札幌市立中の男性教諭(43)を教え子の股間触手容疑で逮捕

札幌市と広島県は違うとの論はあてはまりません。同県では福山市立中学校の先生が前の年までの教え子少年(15)を車中で着意越しで下腹部を触り逮捕されています。そして当然懲戒免職です。

 

**************

教育業界エージェント 2009/07/23 引用 元教諭名は伏せました

福山市立中学校社会科教諭

教諭は先月、かつて教え子だった15歳の男子高校生にわいせつな行為をしたとして、県の青少年健全育成条例違反の疑いで今月20日、警察に逮捕されました。
県教育委員会によりますと、教諭は接見した際、逮捕の内容を認めたということで、県教育委員会は「公務員としての信用を失墜する行為だ」として、吉本教諭を24日付けで懲戒免職にしました。
また指導や監督が不十分だったとして、校長を厳重注意とするよう福山市教育委員会に通知しました。略 (09/7/24 NHK)

記事画面

**************

 

同じ広島県内の事案でも今回の「停職1カ月の懲戒処分」は卒業した元教え子ではなく現役の教え子へのわいせつ行為です。しかも学校の中での出来事でしょう、処分はそれなりに加重されてしかるべきですが、なぜ学外で卒業生におこなった事案より処分が軽いのでしょうか?しかも校長への管理責任の有無については報じられていませんが、どうなったのでしょうか?

 

いずれにせよ、今時メディアにしか周知しない広島県教育委員会の姿勢は批判されてしかるべきでしょう。

同県が教職員への懲戒処分の個別内容のHP等での一般周知をまったくおこなっていないことと甘くて軽い処分は構造的に連動しているのではないでしょうか?むろん、それは公益にそぐわない連動であることは言うまでもありません。