続・被害者の「大部分」は思春期前の少年@フランス調査報告書@「補償」への課題
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NHK 2022年8月30日
フランス 聖職者の性的虐待「地獄に行くのが怖いから言うとおりに…」
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宗教者による少年への性行為は伝統仏教も突出しています。僧侶の妻帯が法的に許されるようになった明治初期までの寺院における稚児の存在は有名です。「醒睡笑」によると叡山では大稚児・中稚児・小稚児とあり18歳ぐらいが大稚児で既に中稚児・小稚児と比べたら容色が衰えていたものとp見なされていたようです。
ただし稚児と僧侶の性行為や恋愛は、それを題材にした文学ジャンルや絵画などがあるほどたいそうあけっぴろげなものであり淫靡な密室性はカトリックの足元にもおよびません。
それでも性的行為をされることのつらさなどは稚児たちも嫌悪感と共にかんじていたものと思われます。
おっと、フランスの聖職者による少年加害の話でしたね。
日本の僧侶たちは明治維新で妻帯が認められて少年愛は過去の遺物さながらに水面上では封印されました。おそらく水面下でも非常に少ない事例になったのかもしれません。
フランスに限らず、カトリックも司祭(神父)の妻帯をプロテスタント同様に認めれば、少なくとも少年への性加害はかなりの程度、減少するのではないでしょうか。
カトリックの総本山たるローマ法王にそうした伝統を変える勇気があるかどうかは疑問がのこりところですが・・・