青森市の相談支援事業所の元運営者に懲役7年6か月の判決@青森地裁 | mojorのブログ@事件等を教訓に己を律しよう!

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青森市の相談支援事業所の元運営者に懲役9年求刑@青森地検

続報

 

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NHK 青森県のニュース 12月22日 18時42分 引用

児童5人に性的暴行 青森地裁で懲役7年6か月の判決

 

児童福祉関連施設を運営していた元会社役員の被告(44)は、去年11月からことし4月にかけて、自身が運営する施設で相談支援専門員の立場を利用して、それぞれの児童と2人での個別面談の際に、口止めをしながら男子児童1人に対して性的暴行をした罪と男子児童4人に対してわいせつな行為をしたとして強制わいせつの罪に問われています。

これまでの裁判で被告は起訴内容を認め、検察は懲役9年を求刑していました。

記事画面

 

産経ニュース 2022/12/22 15:27

男児わいせつ懲役7年6月 相談支援事業所の元運営者

 

運営していた相談支援事業所を訪れた男児5人にわいせつ行為をしたとして、強制性交などの罪に問われた元会社役員 (以下略します)

判決などによると、昨年11月~今年4月、青森市内の相談支援事業所で、当時6歳の男児に性的暴行を加えたほか、当時6~9歳の男児4人にキスや性器を触るなどのわいせつな行為をした。いずれも2人きりでの面談時だった。

記事画面

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両記事を勘案すると被害にあった男児は計5名で、昨年11月~今年4月に被害にあった子への蛮行は強制性交罪が適用されたものと思われます。期間が一日ではなく複数日に及ぶものであるなら被害も一回では済まなかったのでしょうか。

 

裁判長の被告人への非難は

相談支援専門員として児童らの成長を支える立場にあるにも関わらず、その立場を悪用して及んだ行為で、極めて卑劣で悪質な犯行である。

加えて「発達障害を抱える幼い児童らに与えた精神的被害は計り知れない」

の二点と報じられています。

 

裁判長が懸念するPTSD(心的外傷後ストレス障害)等が一番の被害男児をはじめこの子達に時系列に関係なく到来しないことを願い祈るばかりです。

 

それにしても自らが運営する児童福祉関連施設が世話をする男子児童計5人は被告人にとってはいわばお客様でしょう。

これは他の優越的立場にある方々にも言えるのですが、欲望に狂って立場を忘れてしまう愚行でしょう。

この施設に限らず、過去、露見することなく首尾よく欲望を果たした場合、「うまくいった。ばれることはない」との間違った意識が先行しての惰性的犯行であったとも察することもできるのではないでしょうか。

施設の部下や仲間の事も忘れさすほどの感覚の麻痺とも推し量ることもできましょう。

 

いずれにせよ被告人の欲望の犠牲となった男児5名の今後の健全な心身形成を願うところです。

そのうえで被告の愚行は広く世間に反面教師として公益に与されていくことを願うばかりです。

 

追記

水面下を察すれば性被害は根深いものが@二つの事例への社説言及からの書簡