日本では、形のないものにお金を払うという習慣がないのか、風土なのか未だに不明である。
もっとも、日本は世界に誇る「ものづくり国」ではある。
その作られたモノにお金を払うことには抵抗がないようである。
理由は簡単で、形があって、目に見えるからである。
しかし、サービス業なるもの、いわゆる第3次産業ともいわれるかもしれないこの職業は中々形がないとお金に結びつかない、あるいは低賃金というところにいつも不満を感じている。
例えば、教育産業。
これもサービス業の1つである。
教育は実際のところ、どこそこの学校に合格させるのが当たり前で、その賃金は中々落としところがない。
つまり、金額の幅が広いということである。
現実は低賃金である。
教育は、将来の子供たちのためのいわば無形の財産つくりに二次的に関与している。その価値を評価するかしないかによって、金額が変わってくる。
「ものづくり国」をさらに大国にするためには教育は不可欠である。
もちろん、職人技と呼ばれる、丁稚奉公の世界がまだあることも事実ではあろう。
ITの普及や誰でも入学できる大学がある時代だからこそ、小さな時からの教育は大切で、目に見えないもの、形が無いものにお金を託すという時代はくるのであろうか、いやそういう時代になって欲しい。
その方が、教える側の切磋琢磨が進み、学校、学級崩壊などというようなことが起こることが少なくなるのではないかとさえ思ってしまう。
皆様はどう考えられるであろうか。。