今日のテーマは、いろいろと、わさわさと忙しくなる時期なもので、ここで息抜きの方もいれば、ガス抜き(その昔会社員時代によくある、先輩が後輩連れてご馳走して回るようなもの)、そして忙しい時こそ、効率の良い気分転換が必要ということについて考えて見ました。
社会人の方々は仕事が始まり、いよいよ年度末にかけて本格稼動になりつつあるでしょう。
また受験生にとってはいよいよ本番前の緊張感、そしてそのご父兄や家族総動員での緊迫感がひしひしと日を追って迫ってくる時期ですよね。
特に中学受験は1月後半から2月始めまでが本番です。
残すところあと何日というカウントダウンが始まっています。
そういう時に限って、成績が伸び悩んだり、ご父兄もつられて心配性が極度の緊張に達したりする。過去にお母様が倒れて数日入院された生徒さんもおりました。
教える側としては、極力生徒さんにその精神的ダメージを与えないように、支えていかなければなりません。
こういう時こそ、やはり「褒めてあげたいなぁ」と思っています。
数年前から小学生、中学生、高校生と接する機会が増えた関係で、いわゆる成人前の成長期過程に遭遇します。
鑑みるに、お子さんの成長時期による精神的モチベーションや体調管理は一様にはいかないものです。
やはり、一人一人に対する接し方をこちらがうまく調整する必要があります。
その分、気力・体力・知力を使いますが、カウンセラーとしての一経験になるので日々勉強です。
特に中学受験はほぼ詰め込み教育のハード版ですから、よけいに神経細やかに接する必要があります。
そしてこれはご父兄に対してもです。
なぜなら、教える側は教える時間にしか接しませんから、そういう意味ではご父兄に「どーんと構えていて、お子様を支えて上げられるような環境」にしてあげることが重要なのです。
加えて言うなら、中学受験だけがすべてではないからです。
無事に合格することを祈るばかりですが、万が一ということもあります。
今の中学受験生は、将来において過去を振り返る時、もしかすると人生で一番頑張った時期になりかねません。
もしも、挫折感を味わうというのなら、成長過程においては、やや早過ぎるのではないかと危惧しているからです。
人生80年と過程するならば、中学受験生は12歳で15%でしかないのです。
この15%で一生を左右するというのは、なんと残酷なことなのでしょう。
というわけで、時間がない中でいかに効率よく気分転換をするかは、ご家庭によって違うとは思いますが、いつもより1時間睡眠時間を多くするだけでもかなり違いますし、親子の楽しい会話の時間を設けるなどの工夫で、また場合によっては先生を巻き込んで一丸となって、効率の良い気分転換が必要なのではないかとここ数日考えております。