■滋賀大学・大津キャンパス(国立・滋賀県大津市)
■おまけに長浜中心市街地も
見所はと聞かれれば、うーん、キャンパス端の厚生施設「清流荘」だろうか。
すごい建物があるわけじゃないが、散歩するには悪くない。
丘陵地帯に余裕たっぷりに作られ、芝生が広がる。学生寮裏から見下ろす町の眺めは、なかなかのものだ。
さてここは教育学部の単独キャンパス。JR石山駅からバスで20分程度。
手狭な感じがしなくもない彦根キャンパスとは対照的に、建物の密度はかなり低い。
学生数1000人、面積は15万平米。教育学部は全国的に縮小が続いているが、いささか寂しい。
正門から坂を上っていくと、右手に体育館と学生寮のエリア、左手に校舎ゾーンが広がる。
まず右手から。そこそこ新しめの体育館と、対照的に古い学生寮。というより、旧タイプのものがまだ生き残っていたのか、という印象だ。
最近はどこの大学も、ワンルームマンションタイプのこぎれいなものに建て替えてしまったので。
右手の校舎エリア。主要校舎は中庭を囲む僧院型構成になっている。
外側から見ると、校舎は結構でかい。
その校舎に囲まれた中庭。
写真ではわかりづらいが、中庭には縦横だけでなく、斜めの小道も通してある。
後はまあ、図書館や食堂・生協棟などか。
最後に、キャンパスの本当に端、林の中にぽつんとたたずむ清流荘。
設計者不詳。
すごい建物、というわけではないが、それなりに味のある正面だとは思う。
キャンパス内の案内板には、「職員施設」とだけ記されている、そんな程度の扱いのようだが。
さて、おまけに長浜エリアの街中散歩も。
滋賀大・彦根キャンパスの回にくっつけろよ、などと突っ込まないで欲しい。
彦根方面はヴォーリズ建築が山ほどあふれているのだが、そのちょっと北の長浜も、あやしげな擬洋風建築やきちんとした?洋館がたくさんある。
昔ながらの町並みの風情も濃厚に残っている、良い町だ。
まずは旧開智学校。
その向かいの長浜タワーと、隣の民家。
旧・第百三十国立銀行長浜支店である黒壁スクエア。
そばの寺。
町中に張り巡らされた水路もよし。
堅そうな店。
元駅舎を転用した長浜鉄道スクエア。
立派な高校。
と思ったら、市立長浜小学校だった。
その隣は立派な市役所。
と思ったら、市立西中学校だった。
一体どうなっているのか、長浜市。