広大な土地を切り取るように造成された我が家なのですが、

我が家の南と東方向には、そのまま広大な空き地が広がっていて、

遠くからも我が家が丸見えであること、

空き地に出入りする工事用車両からも丸見えであること、

子供達が空き地方向に走り去っていくと危ないことから、

早々にフェンスを立てる計画としていました。

 

以前にも、

「外構 その2 主にフェンスについて」

で記載したのですが、

フェンスを外構屋さんに頼むと高いです。

 

そこで、我が家は道路に面する北側(と東側の一部)を外構屋さんに依頼するグリッドフェンス、庭に面する南側(と東側の一部)をDIYウッドフェンスにする計画としました。

 

南側だけで22m、東側だけで9mのフェンスが必要ですので、

これを外構屋さんに頼むと、かなりやばいことがわかっていただけると思います。

 

私もウッドフェンスを作るのは初めてなので、

工法について、いろいろ調べました。

が、DIYのお決まりですが、責任はもてませんので、真似は自己責任でお願いします。

 

購入したもの

 電動ドリル、電動丸ノコ、クイックリリースクランプ、インスタントモルタル

 木材(ウェスタンレッドシダー) すべて含めて39万円分(塗装込み)

 基礎フェンスブロック

 スコップ 複数 

トータルで45万円ほどの出費となりました。

 

・・・・・

 

目隠しを兼ねる部分の高さは、1800mm高としました。

目隠しを必要としない部分は、1050mm高とし、一部は生垣にすることで

さらなるコストダウンを図りました。

 

支柱はアルミにしようかと思っていたのですが、

フェンスの板材を多数打ち付けることと、

コストを考えて、4×4の木材に変更しました。

 

デザインは、

東側は90mm幅と35mm幅の板材を使って、10mm間隔で、

90-35-35-90-35-35-35のパターンを繰り返すデザインにしました。

この部分が1800mm高で9.0m必要ですので、0.9m間隔で11本支柱を建てました。

 

南側は43mm幅の板材を使って、10mm間隔で、

43-43-43と単一に繰り返すパターンにしました。

この部分が1800mm高で7.2m必要ですので、ここも0.9m間隔で9本支柱を建てました。

南側はさらに、15mほどのフェンスが必要なのですが、

こちらは1050mm高と低いものにしました。

 

基礎はフェンスブロック(大)をホームセンターで買ってきて埋め込みました。

 

さて、それでは工事の様子をどうぞ。

 

 

まず、土ですが、最悪です。

造成用の土なので、砂礫です。

小さいものから、拳大の大きな石まで混ざり、

スコップが全然使えません。

 

この石混じりの砂は家を建てて造成するのには、

固く締まって向いているのでしょうが、

穴を掘るのは、なかなかに大変です。

植物の生育にも適さないでしょうね。

木を植えるときには、土壌の改良が必要になりそうです。

 

あれこれ試しましたが、スコップでも鍬でも無理で、

最も効率が良かったのは、シカラップというなぞの道具でした。

 

 

これがシカラップです。何度聴いても名前が覚えられなかったのですが、

鹿がラップを歌うイメージで名前を覚えました。

 

これで突き崩しで、スコップで救い出す方法が最も穴掘りが簡単でした。

基礎ブロック1つ分の穴を掘るのが、30分以上かかっていたのが、

15分程度でできるようになりました。

 

 

穴を掘ると、擁壁がL字型になっていて、内側へ折り返している部分が出てきます。

ここまでの深さが45cm。基礎ブロックの高さも45cm。

運命的なものを感じます。

 

ここに基礎ブロックを並べておいていくことで、

基礎の高さが大きく変わることなく、設置することができました。

 

 

基礎ブロックを埋め込んだ後に、支柱となる4×4材(長さ7feet)を建てていきます。

垂直はi phoneの水平器をつかって計測し、誤差±0.5度以内を許容しました。

 

ですが、よく見ると材木って反り返りがあり、素人技術では厳密に垂直ってとれない

んですよね。改めて大工さんってすごいなと感心します。

 

基礎ブロックにぐいぐい押し込んだ高さで、インスタントモルタルを流し込んで固定しました。そうすると、各支柱に数cmずつの高さのずれが出るのですが、これは最後にまとめてカットすることで、高さを揃えました。丸ノコでもカットできたので、楽チンでした。

 

長さ1800mmの板材を貼ります。

 

一番上の板だけ、i phoneで水平をとり、

クイックリリースクランプで板材を柱に固定し、

電動ドリルで下穴をあけた後に、タッピングビスで固定していきます。

 

一番上の板が貼れると、その下に等間隔をとるために厚さ10mmの端材をさしこみ、

また次の板をクランプで仮固定して、ビスを打つという作業を延々と繰り返していきます。

この方法だと、一人でも板が貼れるので、便利だと思います。

 

クイックリリースクランプと隙間用の端材が写っていますね。

電動ドライバーは、ドリル用とビス用とで、2つ使用しました。

 

頑張って板を貼り続ける父を心配して、

三男(2歳)が出てきました。板を運ぶ手伝いをしてくれました。

どうもありがとう。

 

 

作業開始から、合計4日間を経て、東側の長さ9mのフェンスが完成しました。

 

なかなかのやりごたえのあるDIYでした。

設置された後の様子をみて、基礎の補強やフェンス自体の補強などを

おいおい考えていきたいと思います。

 

まだ荒地の庭ですが、早く緑を植えたいです。

木々が茂って、根を張れば、また大きく様子も変わるでしょう。

 

と、ここで満足してはいけません。

これから、南側の22mのフェンスが待っています。

そちらは、また今度。