ホテルデルーナ 月明かりの恋人
平均視聴率8.8％ 最高視聴率12％
2019年作品 全１６話 ☆☆☆ Amazonprime
韓国ドラマ２０２２
なんか、私の周辺の韓ドラファンからのおススメだったんですね。
なので、ハードルあがっていたのかも知れません。
なお、私のレビューで「その敗因を考える」シリーズは、
自分なりに思い入れがありすぎて、ちょっとした違和感がキニナル・・・・という時のものです。
よくよく考えないと浮かんで来ない違和感を、深堀しようという感じです。
なので、自分なりには凄く好きな作品に分類されるんですよね。
好きだからこそ！！・・・という、なんとも複雑な気持ちなんです。
で、こちら・・・・
ヨ・ジング様ってお初ね・・・と思っていたんだけど、
どっかで観た事あるぞ・・・と気になっていて。
子役出身だという情報を得て、「あ！！！！」となったワケです。
「太陽の抱く月」のイ・フォンの子役されてた方ですやん！
いや～！！しっかり育ってますね。
背も高いし、スタイルいいし、男前だし・・・
演技も素晴らしかったですよ？
いやいや、韓国は、子役の失敗とかないワケですか。
正直さ・・・子役の時は、そこまで男前じゃないね・・・と思ったわけですよ。
演技力は凄まじかったですけども。
先見の明があるんですかね。
とにかく、立派に育っちゃって、おばちゃん、嬉しい
ざっくりネタバレあらすじと私なりの解釈
人を沢山殺してしまったマンウォルは、罰として死ぬ事を許されず、
1500年もの間、ホテルデルーナに縛られて生きていた。
そんなマンウォルの前に現れたのは、優秀なホテルマンであるク・チャンソン。
2人は最初こそ反発するが、徐々に距離を縮めていく。
チャンソンが現れてから、マンウォルの過去に縁を持ち、
転生を果たしていた人間たちが、
その記憶を持たないまま、マンウォルの前に現れた。
チャンソンもまた、マンウォルの過去を夢で見るようになる。
チャンソンが来てから、ホテル内の月霊樹も1500年ぶりに葉をつけ始めた。
それは、マンウォルの止まっていた時が再び動き始めた事を意味した。
葉をつけ、花を咲かせ、散った時。
マンウォルは、ホテルから解き放たれ、逝く事が出来るのだ。
＜過去の記憶＞
マンウォルは、兄弟にように育ったヨヌと、盗賊として暮らしていた。
公主の護衛隊長・チョンミョンと出会い、恋に落ちる。
ある日、チョンミョンがマンウォルの盗賊一団を襲った。
チョンミョンは、その公主の娘ヨンファと結婚を決めており、
その手柄として、マンウォル達を襲ったのだという。
ヨヌは、マンウォルの目の前で殺害され、チョンミョンを深く恨む事になる。
マンウォルは、チョンミョンの館へ忍び込み、ソンファ姫を殺害し、
チョンミョンをも殺そうとする。しかし、チョンミンは、
自らマンウォルの剣を自分に突き刺したのだった。
転生したヨンファ姫は、チャンソンの友人。
ヨヌは刑事。2人とも過去の記憶はないが、
とある事件をキッカケに、この2人は付き合い始める。
マンウォルがチャンソンを信頼し、愛情が深くなるにつれ、
月霊樹は花をつけ、とうとう散り始めた。
マンウォルがこの世を去ると、ホテルも消滅。
それぞれの事情で、現世に残っているホテルマン達もまた、
逝く覚悟を持たねばならなかった。
マンウォルは1000年以上の間、恨み続けてきたチョンミョンが、
転生し現れるのを待っていた。
しかし、それが、彼女が愛したチャンソンがそうではないかと思い始めた。
恨みと愛・・・翻弄されるマンウォル。
チャンソンは自分を信じて、
過去に向き合って欲しいと願った。
マンウォルは、転生し記憶を持たないヨヌとヨンファ姫から、
過去の記憶を知る事が出来た。
＜過去の真相＞
チョンミョンは、ヨヌとマンウォルと一緒に新たな国へ行こうと考えていた。
しかし、公主は、婿になるだろう男が、盗賊団と関係している事を懸念していた。
それを知ったヨンファ姫は、盗賊団をチョンミョン自ら討伐すれば、
その懸念も消え去ると考え、兵を送ったのだ。
止めようとするチョンミョンだが、彼が盗賊の一味だという事になると、
彼の部下や家族は、みんな父公主によって殺されてしまう。
チョンミョンは、ヨヌの元へ向かう。すでに、討伐が始まっていた。
ヨヌへ、言葉少なく説明し、奴隷でもなんでもいいから必ず生かせる・・・
と伝えたが、
ヨヌは、「マンウォルさえ生かせてくれればいい」と頼み込む。
そして、彼にマンウォルにとっての裏切り者となってくれと話す。
多くの者が死に、共に生きてきたヨヌが死んだと知ったら、
マンウォルは生きる事を止めてしまうかも知れない。
恨みという感情であっても、マンウォルが生きてくれたら・・・・
ヨヌの願いを完全に受け入れたチョンミョンは、すべては自分の手柄の為であるとし、
見事にマンウォルに恨みという感情を植え付けて、死に絶えた。
真実を知ったマンウォル。
そして、チョンミョンは、転生をしていなかった。
マンウォルと同じように、ホテルに縛られ、
姿を蛍に変えて、彼女を見守ってきたのだ。
月霊樹のもとで、チョンミョンに再会したマンウォルは、
彼をあの世へと見送った。
とうとう、月霊樹の葉が落ち切ってしまった。
マンウォルは、チャンソンに見送られながらあの世へと旅立った。
「いつか、また会いましょう」
チャンソンもまた、マンウォルの過去に関係した存在だった。
幼い頃、死にかけていたマンウォルに気付き、救ったのが彼だった。
チャンソンは、現在と過去、マンウォルを助ける存在だったのだ。
ネタバレ感想
面白かったんですけどね・・・・
面白かったんですけど・・・・・
チョンミョンの扱いがひどい
チョンミョン、かわいそくない？？？？
・・・という同情が、もう、この上なくあるワケですよ。
だって、ホタル？？ですよ？
チャンソンに転生じゃダメやったんですかね？
１０００年以上ホタルの姿でさ、
挙句に、やっと、マンウォルに名前を呼ばれたかと思えば、
ハグも何もなく、握手さえも拒否されて、
寂しく旅立った・・・ってさ・・・・
見てよ。。。この哀愁漂う、チョンミョンさん・・・
まぁさ・・・正直、チョンミョンは「元カレ」の立ち位置になるワケだろうけど、
それにしても、言い訳くらい聞くべきだし、
チョンミョンを信じ切れなかった自分を許して・・・みたいな一言、
欲しいよね？
なんか、ほんと、可哀そうでさ・・・
チャンソンが、転生したって事じゃダメだったんかな？
ヨヌより前に出会っていた・・とか、辻褄合わせみたいな事せずにさ
過去の描き方をどうにかして欲しい
いやね。
この過去が凄くいいんですよ。
切り取ったような過去の描き方だけど、この3人の関係性が、
凄く伝わってくるワケです。
ヨヌとマンウォルが、兄弟にように支え合っている感じとか、
チョンミョンを警戒しながらも、徐々に、恋心を抱く過程とか。
短い時間なのに、よくぞ、そういう背景まで演じてるな～！
って思うんだけど、
それ以外の流れが、あまりに描かれていないから、
チョンミョンが、ヨヌたちを裏切るという理由が、どうも弱い感じがするワケですよ、
チョンミョンが、この2人や自分の命よりも選んだという、
隊の部下との関係性とか、ヨンファ王女の父親・公主が、
部下や家族を一掃するくらい残忍な感じとか。
そういう所を入れて貰わないと、正直、
チョンミョンの選択に納得できないし、同情出来ないワケなんです。
ヨンファ姫との関係も曖昧ですよね。
一瞬、ヨヌとヨンファ姫が目が合うシーンはあるけどさ。
現世で2人が結ばれるんだから、それで良いと思うんだけど、
ヨンファ姫の立ち位置を、もっと描いて欲しかったと思うんです。
私が思うにヨンファ姫は悪女ではなく、
親の決めた許嫁と結婚する事と、一目ぼれをしたヨヌの存在に苦悩し、
幼い頃から親しいチョンミョンの存在も、大事だったと思うんです。
彼が親に無残に殺される事を良しとせず、
苦肉の策として、討伐する道を提供したんだと思うんですよね。
そうすれば、ヨヌとヨンファ姫が今生で結ばれる事に違和感がないし、
お祝いしたい気持ちになるんですよね。
あまりに、その辺の事情を、カットし過ぎじゃないですかね？
あとさ。
すっごく大事な場面で、チョンミョンが、マンウォルの事を、
急に「姉さん」とか呼ぶから、ビックリしたがな
あ？姉弟の関係なん？みたいな。
ちょっと、混乱してしまったよ。
ああ、親しみ込めた「ヌイ（ヌナが近代版）」ね・・・・
ってかさ、弟なん？？？？
マンウォル、妹やろ・・・・と細かい所に食いついてしもたわ。
主人公２人が、ラブラブが少ない
なんかさ、感情の盛り上がりがないワケですよ。
特に、終盤に向かって、
もう、こう、
がしっ！とか、ぶちゅー！とか、あっらーん！
みたいな感じとかさ！
もっと、こう、
離れがたい感じとか、ないんですかね。
とにかく、２人とも淡泊過ぎます。
いやいや、2人でゴハン食べるシーンとか、
もう観飽きましたからさ！
もっと、こう込みあがってくる感じとかないですかね？
チョンミョンの時もそうだけど、
アッサリし過ぎなんじゃない？
しかも、三途の川の橋のとこで、すでにもう、
めっちゃスッキリしてる顔してるやん？？？
え？もう記憶なくしたん？って思ったよ。
夢オチ妄想オチやーめーてー
ホテルのみんなが笑って、同じ場所にいて、
チャンソンとマンウォルが、「早かったね・・」とか言ちゃってさ。
もう、虚し過ぎる！
こんな妄想しながら、チャンソンが生きていくなんて、
悲しすぎます！
マンウォルは、巻き込んだ手前、騙してでもいいから、
チャンソンの記憶を消してあげるべきです！
・チャンソンは、記憶をなくしても、ずっとマンウォルという運命の人を
待ち続けて、この人生を終えるんですよ。
「ホテルで働きながら、いつも誰かを待ち続けていたように思うんだ。
彼女には会えなかったけれど、こんな人生も悪くなかった」
とか言って人生終えてさ。
で、未来。
お互い転生して、マンウォルと出会う・・・・・でいいんじゃなかったの？？
・記憶を消さないなら、
キム・スヒョン様
のホテルで、支配人として働かせてあげて～！
で、幽霊たちを癒しながら、任期を終えて、
次の支配人と交代するワケ。
で、未来、お互い転生して出会う・・・・でいいんじゃないの？？
こんな夢オチ妄想オチは、正直、ダサいです。
むしろ、本気のヤツでさ。
マンウォルの人生は、今から再開した・・・でいいんじゃないの？
で、2人で残りの人生をエンジョイした・・・・じゃダメなの？
サブキャラクターがいまいち
うーん、ヨヌが転生した人は、良かったけどさ。
ヨンファ姫が転生してきた人も、なんか、ギャーギャーとうるさいし。
そもそも、過去の描き方が、中途半端だから、
幸せになるのも、すっごく複雑だしさ。
恋人を亡くしたチャンソンの友人の前で、
容赦なくラブラブしちゃう辺り、ちょっと、気に入らないよね。
そして、インターンの女子もね。
ちょっと、人間入れ替わる前と、キャラが違ってるような感じがね。
でもって、めっちゃ、勝手な事するやん？
ちょっと、イラっときました。
人の体に入る事に、すんなり順応してるのも、
違和感でしたけどね。
・・・という事ですが、
数少ないキスシーンは美しいし、
俳優様たちは、すごく良かったと思いました。
だからこそ、
もうちょっと、脚本ちゃんとせーよー！
まぁ。。。多分、私が思うに、
トッケビの呪縛 に勝てなかったんじゃないかな・・・と推測します。
どうしても、トッケビとの共通点が多い為に、
共通項目を外そうとした結果、
夢オチとかになってしまったんじゃないかな？
・・・と思うんですよね。
ま、想像ですけど。
トッケビよりも前にこの物語は出来上がっていたと言いますが、
それでも、影響は相当受けていると思うんですよね。
共通項を外すなら、過去と現在を半分半分くらいの設定にしてみても、
見応えのあるものになったと思うんだけどね。
まぁ、でもね。
結局さ。
最後のキム・スヒョン様が、ほんと、全て持っていってしまいましたね
キム・スヒョン様の新たなホテルのせいで、
正直、マンウォルとチャンソンの再会とか、
もー、ど-でもいい------！！
という心境になってしまった私をお許し下さい
2人よりも、ホテルナントカ（忘れた）で続編、書きやがれ～！！
絶対、面白いやん。
絶対、眼福やん？
それしか、ないやん？？