あの星に君がいる / 韓国
2025年製作 98分 NETFLIX ☆3.5
2025年32本目(韓国映画104本目)
地球と火星を舞台に、宇宙飛行士ナニョンとミュージシャンのジェイの世界で最も遠い遠距離恋愛を描いたアニメーション映画。地球に帰還できなかった母親の足跡をたどり、火星に行くことを夢見るナニョンは、2050年に火星探査プロジェクトのメンバーに選ばれる。ジェイは、レトロなオーディオ 機器の修理も請け負うミュージシャン。1度出会った2人は、ナニョンが母親から受け継いだ古いレコードプレーヤーをきっかけに運命の再会を果たし、やがて地球と火星の距離をも超える甘く切ない恋に落ちる。
韓国のアニメーション映画って初めて観ましたが、
新海誠作品に似ているような印象を受けたかな。
なので、映像も綺麗で、
音楽との相性の良い作品になっています。
特に、近未来の映像は、ワクワクさせてくれるし、
ドローンが活用されてたり、
全然ありえそうな世界観が、
凄く良かったな~って思いました。
その反面、
「え~傘はまだ差さないといけないワケ~」とか、
「え~まだ道を歩かないといけないワケ~」とか、
私の希望を叶えてくれてなかったり(笑)
着ている服とかは、
時代と逆行しているようなレトロ感があったり、
通り抜けられる看板は、
危ないでしかないやろう~
・・・と、近未来の描き方が
少しチグハグな感じがあって、
すっかりとその世界に没入する事が
難しかった部分もあったかな。
夢を追い続けるナニョンと、
夢を諦めたジェイの対比は面白かったし、
そんな2人が出会って、恋に落ちて・・・
っていう流れは、
キライではなかったね。
大人めな恋愛で、
キスシーンとかも素敵でした。
最後は、生命体の所が光ってて・・・
私、すっかり、死んだはずの母親たちが、
実はみんな火星で生き延びてて、
遭難したナニョンを助けるのか!!
と思ったら、全然違った(笑)
花という生命体がある・・という展開は、
どこかでも観たようなエピソードで、
母親たちが火星で生き続けてた・・
って方が斬新だと思うけどね(笑)
しかし、私が最大に、冷めてしまったのは・・・
ナニョンが火星で
一人で探索に出掛けるという・・・
その時点で、「なんか、起こるやん」と
トラブルの布石でしかない展開に、げんなり。
まず、ありえんやん???
なんか、わざわざトラブル起こします展開がね~。
そういうのも含めて、
既視感アリアリな作品ではありますね。
ただ・・・。
この作品の吹替が、キム・テリさんなんですよ。
正直、キムテリさんとこの主人公ナニョンの、
ハマり具合が最高で・・・。
日本のアニメでは絶対に願わない事を、
願ってしまうんですよ。
それは、
「実写化して欲しい」って事です。
日本のアニメでは、ありえないですよ。
実写化して欲しいって思う事って。
むしろ、気に入れば気に入るほどに、
実写化しないでくれ~って
願う所です。
でも、この作品は、
キムテリさん主演で見てみたい~って
思うんですよね。
是非、実写化!!キムテリさんで、お願いします。
その際は、脚本の手直しを
お願いしたい所ではあります。