まずは、透析を開始してからのインタクトPTHのグラフ

最初のころは、PTHが上がれば活性型ビタミンD製剤のアルファロール錠で調整できてた。

その後、アルファロールを服用しても下がらなくなり、カルシウム受容体作動薬であるオルケディアが処方され、243pg/mLまで下がったが、その後は400pg/mL前後を行ったり来たりしている。

 

ちなみに、レグパラ(シナカルセト塩酸塩)は、潰瘍性大腸炎による消化管出血、腸閉塞の既往があるので、使っていない。

 

次回の検査結果を見て、PTHが下がらなければ静注薬であるパーサビブを使うようである。

 

ここで、PTHについておさらい。

PTHは、副甲状腺ホルモン(parathyroid horumone)のことで、このホルモンにより骨からカルシウムが溶け出し、結果、骨がもろくなり、関節痛や骨折しやすくなる。

このPTHは、血液中のリンの濃度が高い場合とカルシウム濃度が低い場合に反応するので、透析患者の場合、リンを下げるように口を酸っぱくなるくらい言われる。

PTHが高い状態を放置すると、血液中のリンやカルシウム濃度が高くなり、これがリン酸カルシウムとして血管や関節の周囲、心臓の弁などに沈着してしまう。これを異所性石灰化という。

 

ストーマの話なので、興味のない人はスルーして下さい。

 

ストーマで困るのは、思い通り貼りつけられなかったり、思いがけず剥がれたりすることである。

特に男性の場合は、ストーマの面板(『めんいた』と読む)の下側がパンツのゴムと干渉してメクレてしまい、そこからストーマ袋が剥がれてしまうこと。

そのために、セミビキニ型のパンツを履いているが、やはり干渉してしまう。

 

信頼しているナースさんにそんな悩みを打ち明けると、面板の周囲にパーミロールという防水フィルムドレッシング材を貼ると効果があることを聞いた。

ただ、WOCナースさんには否定されるから、言わない方がいいらしい。(笑)

 

パーミロールなら、透析日に入浴するためにストックしてあるから、さっそく試してみたところ、これが結構快適!

もともと防水材なので、入浴時の心配もないし、面板の外側をしっかりガードしてくれる。

 

T美さん、ありがとう!

スキンケア外来と聞くとどんなことを想像しますか?

 

入院していたYN病院では、ストーマケアのことをスキンケアと呼んでいた。

入院した外科病棟では、ストーマ処置を行う部屋には『スキンケア・ルーム』の看板が掛かっていたので、入院した当初は手術の傷の処置をする部屋だと思ってた。

 

外来では、外科と泌尿器科の診察室の真ん中に、スキンケア・ルームがあり、そこでストーマ外来を行っている。

泌尿器科は人工膀胱、外科は人工肛門が対象である。

外科や泌尿器科へは何度も受診していたが、スキンケア・ルームのことはまったく気がつかなかった。(汗)

 

ストーマをしている身にとっては、ストーマケア・ルームという名前よりスキンケア・ルームというの名前の方が、他の人から何をするところか分からないのがいい。

 

このスキンケア・ルームは、普通の診察室の1.5倍くらいあり、例のWOCナースさん(WOCナースさんの話は、こちら。)が切り盛りしている。

WOCナースさんによる診察は、30分程度で、持参したパウチ(ストーマ袋)を貼り替え、ストーマの採寸やストーマ周りの傷の具合を確認し、ストーマの写真を撮影する。

術後2ヶ月程度は、ストーマが腫れているので、ストーマの大きさが変わるらしい。

だから、ストーマの大きさに合わせた装具選びもWOCナースさんの仕事になる。

装具が変更になると今まで購入した装具が無駄になってしまうので、WOCナースさんの機転で新しい装具との物々交換となる。

 

1人の患者さんに対して診察時間を30分取ってあり、病気以外のいろいろな話ができるので、まだ数回しか受診していないが、結構親密感が湧く。

 

先生たちの診察もこれくらいゆったりできたらいいのに。

ま、それじゃ経営が成り立たないか。(笑)

 

 

クリニックのフットケア担当のナースさんに例のWOCナースさんの話(WOCナースさんの話は、こちら。)をしたところ、キズのことが好きだったのでWOCナースになりたかったけど、WOCナースになるには看護大学に行かないと受験資格がないから断念したという話をされた。

 

ストーマ外来を受診したとき、WOCナースさんに看護大学うんぬんの話をしたら、そんな必要はなく6ヶ月間指定の学校に通えば、受験資格が得られるんだとか。

さらに、そのナースさんって35歳くらいじゃない?って聞かれた。

確かにそのくらいの歳だと答えたら、自分もそのくらいの歳にこのままでいいのかと思い、休職してWOCナースを目指したんだとか。

 

またまた、その話をフットケア担当のナースさんにすると、そうだったんだと残念がってた。

今からでも遅くないんじゃないと言うと、今はWOCよりもフットケアの方が面白くて興味が出てきちゃったと言われた。

 

優秀なWOCナース候補が一人減っちゃったかな。

 

 

金曜日の透析を土曜日に変更したので、中二日となった。

気の利いたナースさんが、透析前に院内カリウムを測定したところ、7.4だった!

血清カリウムが6.5mEq/L以上だと、重篤な不整脈を引き起こし致死的となるレベルじゃんか。

 

水曜日にカリメートを処方されたので、木曜、金曜と1袋/日飲んでいるにもかかわらずである。

 

水曜日に検索でヒットした『回腸瘻造設により高カリウム血症、代謝性アシドーシスをきたし、閉鎖後に改善した維持血液透析患者の1例』という論文を取り寄せ、読んでみると、

『Ca型イオン交換樹脂は、回腸での人工肛門造設例では無効であった』とある。

 

さらに、この症例では『Na型イオン交換樹脂を投与したら、低下した』とある。

 

ここで、Ca型イオン交換樹脂とはカリメートのことで、Na型イオン交換樹脂はケイキサレートのことである。

 

さらに読み進むと、『いずれのイオン交換樹脂製剤においても回腸における人工肛門造設例には効果が期待できない』とある。

 

え~っ!カリウムが下がらなかったらどうしよう?

 

腎臓摘出の手術の際に行ったGI療法でもするんだろうか?

 

今日は院長先生の回診だから、いろいろと聞いてみよう。