金曜日の透析を土曜日に変更したので、中二日となった。

気の利いたナースさんが、透析前に院内カリウムを測定したところ、7.4だった!

血清カリウムが6.5mEq/L以上だと、重篤な不整脈を引き起こし致死的となるレベルじゃんか。

 

水曜日にカリメートを処方されたので、木曜、金曜と1袋/日飲んでいるにもかかわらずである。

 

水曜日に検索でヒットした『回腸瘻造設により高カリウム血症、代謝性アシドーシスをきたし、閉鎖後に改善した維持血液透析患者の1例』という論文を取り寄せ、読んでみると、

『Ca型イオン交換樹脂は、回腸での人工肛門造設例では無効であった』とある。

 

さらに、この症例では『Na型イオン交換樹脂を投与したら、低下した』とある。

 

ここで、Ca型イオン交換樹脂とはカリメートのことで、Na型イオン交換樹脂はケイキサレートのことである。

 

さらに読み進むと、『いずれのイオン交換樹脂製剤においても回腸における人工肛門造設例には効果が期待できない』とある。

 

え~っ!カリウムが下がらなかったらどうしよう?

 

腎臓摘出の手術の際に行ったGI療法でもするんだろうか?

 

今日は院長先生の回診だから、いろいろと聞いてみよう。