雄翔館の前には、山本五十六元帥の銅像が建ってた。
当時の海軍は大艦巨砲主義であったが、山本元帥は、霞ヶ浦海軍航空隊の副長として赴任したことで、航空機を兵器として高い評価を下し、搭乗員育成に多大な貢献をしたため、予科練の慈父と言われた。
そういった縁があったので、ブーゲンビル島で撃墜されてから、この地にコンクリート製の立像が建てられた。
ところが、終戦後、進駐軍の狼藉を恐れて、立像を半分に切断して霞ヶ浦に沈めた。
1952年(昭和27年)に霞ヶ浦の湖底から上半身の像が引き揚げられた。
現在、この上半身の像は広島県江田島市の海上自衛隊第1術科学校(旧海軍兵学校)にあるようだ。
下半身も湖底にあるものと思われたが、2002年(平成14年)に台座の近くに埋まっているのを掘り出され、新しい台座の下部に収められている。
新しい銅像は、2004年(平成16年)に建てられたものである。
雄翔館のフェンスの向こう(陸上自衛隊武器学校)には、歴代の戦車が展示されてた。
門のところにいた自衛官に聞くと、2週間前までに所定の手続きをすれば、こちらも見学が可能なんだとか。
土浦近辺に行くことがあれば、見学してみたい。














