先週の火曜日は、茨城県の美浦村(みほむら)で打合せだった。
土浦駅で待合せかと思ったら、『ひたち野うしく駅』という東京に住んでたときにはなかった駅を指定された。
駅を降りると、二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)の大きな看板がお出迎えした。
そうだ、親方は、牛久市出身だった。
 

 


さて、タイトルの『7つボタン』から何を想像しますか?

 

進学校で有名な暁星高校の制服ですか?

それとも、予科練(海軍飛行予科練習生)の制服ですか?

 

僕は断然、予科練の制服ですね。

先日96歳で亡くなった伯父は、終戦のとき予科練の学生だったので、呑むとよく予科練のときの話をした。

また、小さい頃、おばあちゃんの家で『予科練の歌(若鷲の歌)』をよく聞いていたので、今でも耳に残ってる。

たぶん、歌えるかな。(笑)

 

おばあちゃん家では、美空ひばりさんが歌ってたけど、ここでは原曲である霧島昇さんの歌を貼っておきます。

 

 

 

 

NHKの連続テレビ小説『エール』は、この歌を作曲した古関裕而さんがモデルのドラマだった。

ドラマ内で主人公の古山裕一(古関裕而さんのこと)に召集令状が来たが、予科練を題材にした映画『決戦の大空へ』の主題歌(若鷲の歌のこと)を依頼されていたので、召集は免除されたという話になってた。

さらに、当初、長調の曲としたが納得がいかず、作詞者の西條八十さんとともに予科練に1日だけ入隊し、その体験をもとに短調の曲を書き上げた。

そして、長調と短調の両方の曲を予科練生の前で歌い、生徒の挙手で短調の曲に決まったようだ。

 

と、ここまではドラマでの話で、実際には生徒に発表する前に教官達にも披露したようで、教官達からは圧倒的に長調の曲の方に賛同が得られたんだとか。

 

曲を聴いていただくと分かるが、短調のどことなく哀愁を帯びた感じが国威発揚を是とする教官たちには受けなかったんだと思う。

だから、『若鷲の歌』は軍歌ではなく、戦時歌謡と言われているのかもしれない。

 

なお、この曲は戦時中にも関わらず、異例の大ヒットとなったようだ。

 

歌詞の中に出てくる『桜と錨(いかり)』は、帝国海軍や海上自衛隊のシンボルなので、『よこすか海軍カレー』のパッケージにもちゃんと描かれている。