零戦が完成しましたので、完成写真を掲載します。

「ゴジラ-1.0」に触発されて震電を作った際に、第二次大戦当時の飛行機について、カッコよさを再認識しました。そして、もっと大戦機を作りたいと思いましたが、それなら「まず零戦を作らなければいけない」と感じました。零戦と言えば日本の飛行機の代名詞であり、様々な歴史と物語があるからです。

子供の頃に安価な手のひらサイズ(1/144?)の零戦を作った記憶がありますが、合わせ目消しも塗装もしていませんでした。私がきちんと零戦を作るのは、今回が初めてです。

零戦のキットは国内外でたくさん発売されていますが、その中から「1/48スケールで組み易いもの」ということでタミヤの五二型甲を選びました。2008年に発売された比較的新しいキットで、「神キット」との呼び声も高いものです。組んでみると評判通りの名キットだと感じました。ディテールとプロポーションが見事でパーツの精度が高く、パチピタで組み上がるのが快感です。

塗装して計器盤にデカールを貼っただけなのに、それだけで精密なコクピットができあがります。

名キットとは言え、突き出しピン跡にバリがあったり、胴体と主翼の接合部に隙間ができたりしますので、基本的な工作はきちんと行う必要があります。地道に削ったりプラ板を貼ったりして整形しました。

塗装は、資料本に掲載されている保存機の写真を参考にしました。プロペラおよび主翼前面の識別帯と日の丸は、デカールではなく塗装しています。機体上面はクレオスのC124濃緑色を、下面にはC35明灰白色をエアブラシで吹きました。キャノピーの塗り分けは「マスキング販売」さんの商品を使っています。

細かいところは筆塗りです。翼端灯と編隊灯にはエナメル塗料のクリアーレッドとクリアーブルーを塗りました。パイロットのフィギュアを塗るのは、特に楽しい作業です。色を乗せると生き生きとしてきますね。
塗装後にエナメル塗料の黒でスミ入れをして、デカールを貼り、保護のためトップコートを吹いています。

主翼機銃・ピトー管と「脚出し指示棒」は純正ディテールアップパーツを使いました。金属製ならではのシャープさが模型を引き締めてくれます。
最後の仕上げ、アンテナ線はモデルカステンのストレッチリギングです。中島製の五二型は二本線でキャノピー内にも延びていますので、瞬間接着剤で曇らせないよう手順を踏んで張りました。

完成した機体を眺めていますと、実に美しい機体だと感じました。その美しさとは機能美であり、大東亜戦争を通じて辿った歴史に思いを馳せると、日本人として特別な感情を抱かずにはおれません。自分の手で零戦を作ることで、少しでもその歴史に触れることができて良かったです。

ところで、完成した模型はちょっと小さくて物足りません。いつか1/32スケールでも零戦を作りたいですね。
























