昨日は2回目の抗がん剤治療でした。

 

1回目以降、飼い主の目には調子良く見えていたのですが、先生に「ああ、いいですね^^」とちゃんと言われるとホッとしましたヽ(*´∀`)ノ キャッホーイ!!

 

今回は、血液検査・前回の抗がん剤から1つ抜いた治療を行いました。

 

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今回処方されたお薬です。

ステロイドはマストですが、先生が胃腸薬を液体にしたものを用意してくれました。

 

相変わらず、

「絶対ではないですが、飲むようでしたらあげてください。これはクセも無くて甘みがあるものなので、ひょっとしたらこむぎちゃん行けるかもしれませんよ(・ω・)b」

とのことで、もう先生のチャレンジみたいになってるwww

 

ちなみに勧めましたが飲みませんでしたので、以前いただいた錠剤の方を今朝から上げています(・∀・)<飲むようになったエライ!

 

帰りがけ、先生が嬉しいことを言ってくれましたお願い

 

「活気が出てきましたね。点滴の管を気にして遊んでたんですよね^^あれ!と思ってエリザベスカラー着けさせて頂いたんですが。先週はまったくそんなことなかったので、効いてるんだと思います。このまま1ヶ月続けて副作用無くいければ、安定してきますから、頑張りましょう(*^▽^*)」

 

まだたった2回かもしれませんが、効果が出ているのは本当に嬉しいことです。

このまま10年も20年も一緒にいられますようにキラキラ

 

***この日の診療と費用(抗がん剤治療)***

再診

採血

血液検査(Procyte:血球計算)

血液検査(NaKC l)

血液検査(生化学単項目)

半日入院

点滴

抗がん剤(VCR)

皮下・筋肉注射(抗生物質)

皮下・筋肉注射(Pre)

内用薬

内用薬

------------------------------------

合計 ¥23,824-

 

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点滴後のガーゼが痛々しいですね。

そして驚きの細さ!ハッ

まずは、「1カ月間、きっちり1週間ごとに1回」の抗がん剤治療です。

 

わたしたち夫婦は共働きですので、確実にお休みの土曜日を選びました。

朝いちに行き、夕方のお迎えです猫

 

先生「何かありましたら、お電話差し上げますので」

 

夫と生きた心地のしない時間を過ごしましたよ、先生…(´・ω・`)

 

結局何も連絡はないまま、夕方6時にお迎えに猫

 

キャリーからわたしたちを見つけて、鳴きまくるこむぎ猫

いつもの鳴き声と一緒だ!元気そうだ!!

 

診察室では、先生の説明に「はい」、こむぎの鳴き声に「はい」。はいはいはいはいオンパレードニヤニヤ

 

元気そうなこむぎに一安心するも、処方された薬に一抹の不安滝汗

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2種類。ステロイドと抗生物質・胃薬・胃腸薬のミックス<入れ物は可愛い

 

あげられる気がしない。そして飲んでくれる気もしない…(゚ー゚;

 

ステロイドは無臭。味も無いのかな?

抗生物質・胃薬・胃腸薬のミックス、これはアレです、子どものころ風邪をひくともらった風邪シロップそっくりの匂い!甘苦いっていうのかな?

 

先生「ステロイドは必ず飲ませるようにね。なにかあれば電話してくださいね。あと体調の変化も見逃さないように。副作用は猫さんは個体差が大きいので…あ、あと!飼い主さんはここ数日のうんちとオシッコは手で触れたりしないようにしてくださいね。健康な人が触れていいお薬ではありませんからね。」

 

一抹の不安は残れど、こむぎと帰れるのが嬉しくて先生にお礼を伝えてすぐ帰宅しました。

 

で。

 

翌日朝一すぐ電話しましたえーん

 

予想通り、まぁお薬飲まない飲まないガーン

飲ませても泡ぶくぶくぶく~でろでろでろ~っと吐き出しちゃうのです。

おかげで顔の周りの毛はカピカピに(´・ω・`)

 

得体のしれないものを入れられる恐怖と、保定される恐怖、そして実際美味しくなかったであろうお薬。お薬のケースを見ただけで後ずさります。

わたしも夫も初めての経験なので、もたもたしてたのも悪かったのでしょうねガーン<もこネザーランド・ドワーフとだいぶん勝手が違います汗

 

薬を飲まないとどうにかなっちゃうんじゃないかという不安で、すぐ病院へ行きました。

すると、抗生物質は注射で2週間持続するものを打ってくれました。<最初からそうして欲しかったわ…

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その後再処方してもらった錠剤。

 

先生「胃薬と胃腸薬は念のため出しているお薬ですので、こちらは食欲が落ちたりしないのならマストではありません。でもステロイドは頑張ってあげてください。抗がん剤とセットだと思ってくださいね。注射でも良いんですが、1日しかもたないのでそうすると毎日来てもらわなきゃならなくなっちゃうんです…(^_^;)」

 

看護師さんに錠剤の上げ方のノウハウと心構えを伝授されました。

 

「長くなればなるほど苦しいのは飼い主さんとこむぎちゃんですからね。思い切ってやってください!大丈夫!思っている以上に丈夫ですから!(猫が)」

 

理屈ではわかってるんだ!!

しかしどうにもこうにも!!オロオロ(゚ロ゚;))((;゚ロ゚)オロオロ

あの細い足をつかむとか、あの小さい口に拳を突っ込んでみるとか、辛い(ノω・、)

でもやらなきゃいかんわけですので心を無にして決行。

初回は暴れられながらも、飲ませることに成功。その後なんとなくコツが掴めて、いまや平気です(笑)こむぎも素直です。

わが家は夫が保定、わたしが薬を飲ませるでなんとかなってますが、おひとりでやられてる方はすごいと思いましたまじかるクラウン

 

そんなわけで、とりあえず1回目の抗がん剤治療は事なきを得ました。

頑張ってくれているこむぎに感謝感謝です。ガーベラ

 

***この日の診療と費用(抗がん剤治療)***

再診

採血

血液検査(Procyte:血球計算)

血液検査(NaKC l)

血液検査(生化学単項目)

半日入院

点滴

抗がん剤(VCR)

抗がん剤(CPM)

皮下・筋肉注射(抗生物質)

皮下・筋肉注射(Pre)

内用薬

内用薬

------------------------------------

合計 ¥25,822-+\3,780-

             (薬飲ませられなくて駆け込んだ再診と注射代)

 

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ちょっとまだ、右目の瞬膜でてるかな。

気怠そうだけど、ごはんは完食してました(*^▽^*)

 

結局、どうしていいか分からないまま数日を過ごし、6月22日(水)。

 

こむぎの食欲はありましたし、見た目には元気です。(でも今考えれば、寝ている時間が多かったのでしんどかったのでしょうね…ダメな飼い主だよほんともう(:_;)

 

【フードについて:吐き始めてから、カリカリは一切やめて、ウエットフードオンリーにしました。味に飽きるので2種類ほど混ぜて、さらに擂り粉木でペースト状にしています。先生に話したところこのやり方でOKが出たので、今もこの状況です。この時点ではスプーンでひと口ずつ上げてましたが、今現在は自分で食べられます。】

 

仕事に行くときは後ろ髪をひかれ、帰るときは定時と同時に即帰りました。

どうかどうか…

もしかしたら、どうしよう、…

そんなことを思っていました。

 

だけど、そんなわたしの不安を消すように、こむぎは「チャッチャッチャッ」と、ちょっと伸びかけの爪の音をたて、首輪の鈴の音、おかえりの「にゃ、にゃ」と短いお話しと共にいつも通り迎えてくれました。

 

元気だ…こむぎ、元気じゃん。

奇跡起きた?治ったんじゃない??

 

現実逃避以外のなにものでもありませんね(苦笑)

でもこのときは本当にそう思ってしまったのです。

 

でもそんなことを思っていた矢先、こむぎがまた吐いたのです。

6月17日に病院に行ってから、初めてのことでした。

 

その日の夜、ごはんを食べ、こむぎ猫やもこネザーランド・ドワーフとのんびりしていた時間帯。

こむぎが「なんかちょーだい」と鳴くので、仔猫用のちゅーる1本を食べさせました。間違いない食いつきに微笑ましく思った瞬間。

 

吐いた。食べたちゅーる1本分。(夜ごはんは吐いてなかった)

 

ぺたんと座り込み、細かく激しく上下するお腹。

息苦しいのです。

吐くのは人間だって体力を使います。大きい腫瘍を抱えて、たくさん空気を吸い込めない小さなこの子にはいかほどのダメージか…

 

「こむぎ、抗がん剤治療がんばってほしい。もっと一緒に居て欲しい。」

 

こむぎに懇願してしまいました。

名前を呼ばれて顔を上げ、わたしを見つめる瞳は力強く、ゆっくり立ち上がり向かった先はクローゼットの前。

クローゼットの中にはこむぎの大好きなおもちゃがたくさんあります。

遊んでほしいとき、こむぎはこうしてわたしたちを誘うのです。

 

病院に行って以来、先生に「遊びに乗らないようにしてください。今は疲れるだけですし、万が一悪化してしまうかもしれません。」と禁止され、誘われても知らんぷりしていたのです。

 

なんで遊んでくれないんだろうってきっと思っていたに違いありません。いつもは遊んでくれるのに、一緒に遊ぶのが大好きなのに。

 

遊んでくれるならいいよ、って言ってくれているような気がしました。

 

腫瘍が小さくなったら、少しは遊べるかもしれない。

 

「夫、抗がん剤治療やっていこう」

 

正直、わたしも夫も迷っていました。

抗がん剤治療をしても完治しない。貧血、下痢、嘔吐の副作用が出たら今以上に苦しむ結果になるんじゃないか。それならこのまま自然に任せた方がいいんじゃないか。

 

でもこのときこむぎに向かって出た言葉が本心だったんだと思いました。

 

1日でも長く一緒に居たい、楽しいこと嬉しいこと美味しいことを教えたい。成長を見たい。なにもしないでいることなんて出来るわけがない。こむぎの生きる力を信じたい。

わたしたちにとって大切な家族なのです。それだけなのです。

 

気持ちが決まれば行動は早かったです。と言うより、決めたなら早い方がいいと思ったのです。

6月25日(土)、第1回目の抗がん剤治療を開始しました。

 

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くらいはなしばっかりでごめんね。こむぎのぴんくにくきゅーでもどうぞ♪