KIMONO キモノ 着物 -10ページ目

KIMONO キモノ 着物

着物が好きすぎて着付の仕事をしています(*^^*)
HP http://mochizuki-saori.com/
今、どんな着物が着たいのか…
着物を難しく考えないで着て欲しい…
日々考えてる事や 教えている事を書いていこうと思います。

着付の小物の中に 補正のタオルと記載があります。

このタオルは 大きさが手ぬぐいのサイズくらいで、厚みが少ない物がよいです。(てぬぐいでは ボリュームが足りないです)

皆さん 迷ってバスタオルや 厚みがあるタオルをご用意されたりもするのですが、高級なふわふわした厚みがあるタオルは 補正のタオルとしては あまり適しておりません。

バスタオルのように大きいと 調整ができないので、サイズは手ぬぐいサイズが BESTです。

 

私は太っているので いらないという方や 補正で太って見えるので 入れたくないという方もいらっしゃいますが、着付をお願いした場合は お持ちになる方が無難です。(購入を勧められたりもするので)

着付のお教室によって 補正の仕方が違いますが、それは お教室の先生の一番きれいに見える形に少しずれがある為だと思います。

着物は 基本的に体の凹凸がない方が綺麗とされてますが、直線で仕立てられた着物にできるだけシワがないように着る為に凹凸がないほうがシワが目立たない為だと思われます。 

 なので、普段着の着物を気軽に着たいとき 着付でできるシワは気にする必要がないので 補正もそんなにしなくてよいと思ってます。

ただ 補正があったほうが楽な体つきの方もいらっしゃいます。

ご自分で着る場合は 補正をして着た時と補正なして着た時と どちらが自分が楽なのかで 変えてみると 良いと思います。


 腰(おしりの上)に入れる補正は、くぼみがある方は入れたほうが 帯のお太鼓の落ち着きがよいです。

最近は反り腰の方が多いので、入れたほうが帯のお太鼓がおちつきます。

 ↑腰のくぼみがあるとお太鼓のタレ先が反り安くなります。

 

普段着は簡単に、お出かけは気合を入れてと、ご自分で変化をつけるのも また楽しいと思います^ - ^

肌着は 着物の下着ですが、着付小物の中に “肌襦袢”と記載されております。

下着の上が“肌襦袢”で、下着の下が“裾除け”とセットになっています。

そして 昨今では ワンピースの形もあり、上下がつながっているものもあります。

 

 

素材は 上は綿のもので 下は滑りの良い化繊が多く一般的ですが、上下絹の物、その他 麻素材もあります。

 

昨今では 浴衣用に 袖の短い物や丈が短いワンピースタイプのものもあります。

着物を着るのに 実は浴衣用の物でもなんの問題もありません。

わざわざ 浴衣用と着物用と用意しないと考える方もいらっしゃいますが、役割は同じです。

 

自分で着物を着るときに 肌襦袢と裾除けを別の物にで代用ももちろんできます。

私の中では 肌襦袢と裾除けは 汗取りの要素が強いと思っているので、お襦袢(長襦袢)にできるだけ汗がうつらないような形で、着物の衿周りの邪魔にならなければよいと思います。なのでチューブトップよりも半袖くらいの方がいいなあと思ってます。

(見ごろが木綿でできた お襦袢を着る場合は、また別です)

衿周りは 空いているものでないと お襦袢からでてしまうので それだけは 気を付けてください。

裾除けは ステテコを代わりにされている方も多いです。

私は お手洗いに行くときに裾除けの方が楽なので ステテコは 愛用はしてませんが、ステテコが楽な方もいます。

お洋服用のペチコートでも構いません。

 

着付をお願いして小物としてお持ちになるときは できるだけ着物用の物をお持ちになるのがよいようです。(購入してくださいと勧められたりするので…)


私は、和裁を習い始めた時に 可愛い肌着が欲しくてダブルガーゼの可愛い生地で作った事があります。

可愛いのですが、夏は意外と透けるので 夏物以外で着たりしてます♫


半衿とは、お襦袢に縫い付けてある布地のことです。

約16センチ×115センチの布地です。

お襦袢を購入した時に半衿がついている場合とついてない場合があるので気をつけてみてください。ついてない場合は お好きな半衿を縫い付けてもらえばよいです。

 

一番 一般的なのは 白の塩瀬の半衿です。(※塩瀬とは デコボコがなく比較的サラッとした風あいの生地)

 半衿は昨今では プラスティックの衿芯が入れられるように縫い付けられていることがほとんどです。

 

 

 

 

 ついているかついてないかわからない場合は ここをチェックしてみましょう。

 

半衿も色柄 刺繍やビーズなど色々なものがありますが、迷ったときは 白がよいです。

 

 


私は半衿も大好きなので、ついつい増えてしまいます。

 

 

 

 

 

帯上げと同じように、スカーフや手ぬぐい、布地でも代用はきますが、生地の織や厚みで 縫い付けにくかったり、首回りでかゆく感じたりするものもあるので気を付けましょう(^ν^)

 


半衿も 見える場所は少なめなので、柄は小さめで全体にたくさんあるものが おススメです♫

 

 

 

 

 

『帯あげ』は 今では 帯枕をかくす為に必要な小物の一つになっています。

昔からよく見かけるものには 絞りの『帯あげ』があります。

今でももちろん使われておりますが、よくあわせるのは 礼装用のお着物、それも振袖が多いのではないでしょうか。

絞りの帯あげをしっかり見せるようにすると胸元を華やかにします。

ただ 最近は あまり『帯あげ』を目立たせるように着付をしない傾向にあるように感じます。

私は 着付にも目立ちませんが 流行りがあると思ってます。

 

他には 縮緬、綸子素材があります。

こちらの素材は 絞りよりもボリュームがない分 すっきりと仕上ります。

他には 柄や刺繍がはいっているものもあります。

『帯あげ』は通常“本結び”という結び方が一般的なのですが、この結び方では あまり柄がわからなかったり 刺繍がでなかったりします。

初心者の方で もし 柄がついているものがよい場合は 細かい柄が全体に入っているものをおススメします!!

 

私は小物が大好きなので いろいろなところで購入しますが、今 お気に入りなのは 木下紅子さんのオリジナルの『帯あげ』です。

 

お仕事で携わらせていただいた時に この『帯あげ』を触らせて頂いたのですが、とっても綺麗に仕上がります。

それは 素材がよく しっかりしてるのに 分厚くないので、おさまりがとてもよいです。

 

薄くてぺらぺらのものは シワシワになりやすいし、分厚いものは帯の中にしまう時 ゴロゴロしやすいのです。

『帯あげ』がいつも シワシワになりやすい方は もしかして素材の問題もあるかもしれません。

 

私は着付をするので シワが気になったりしますが、普段着る為のコーディネイト用にたくさん欲しい方は スカーフや可愛い布を『帯あげ』にしても 楽しいです♬

布自体も好きなので、ついつい欲しくなってしまう帯揚げ達(o^^o)

 

『帯じめ』は よく“だてじめ”や“おびあげ”と勘違いされる方もいらっしゃいますが、『帯じめ』は 帯をほどけないよう留めるものです。

 

一番古い形は 丸くげ といって 布を細長く縫い合わせで紐状になっているもの。

歌舞伎で使われる帯〆は この丸ぐけで 矢の字や文庫結びの時に使ってます。

 

昨今では 花嫁衣裳の帯じめは ほとんど丸くげです。

 

平らな組紐は 平組で 色々なものがありますが、金銀と色物の組み合わせの物は 礼装用に用いる事が多いです。

 

丸組の帯〆は 結び方がうまくいかなくても 目立たない帯じめです。

 

実は平組だと 結び目がきれいに作れるのですが、ずれるとわかりやすいのです。

 

大まかに区別してみました。

 

よく聞く小物名に “帯どめ”があります。

“帯どめ”という言葉を『帯じめ』と勘違いされている方もいますが、“帯どめ”は 帯じめに通して使用する飾りです。

 

そして、この“帯どめ”を通す紐は 平組で 三分紐(さんぶひも)と呼ばれます。

三分とは 昔の曲尺(かねじゃく)寸法を表していて 1分が約3ミリです。

 


ちなみに 着物を仕立てるときには 鯨尺(くじらじゃく)で この場合の1分は約3.8ミリです。(この話はまた後日…)

 

 

 

帯留を通すため 大抵は三分紐ですが、2分紐もあります。

 最近は かわいい帯留もたくさん見かけたり、帯留金具が売っていて 自分で好きなものを帯留に作り替えたりもできます。

半幅帯に飾りとして『帯じめ』を使う方も多いですよね。

 

コーディネイトのアクセントとして 楽しめる小物のひとつなので、お気に入りの『帯じめ』を探すと 着物を着るのがさらに楽しくなります♬

 

 

『腰紐』は 着物を着るときに 一番必要な小物になります。

だて〆やコーリンベルトがなくても 腰紐があれば 着れます!

 

夏になると 浴衣の着付けをお願いされますが、腰紐をお持ちでない方に出会った事があります。

浴衣売り場で 浴衣と帯があればと 思う気持ちもわかるのですが、女性の浴衣や着物は 最低でも 腰紐はないと どうにもならないのです。

必要な本数は 着付をする方にもよるので いろいろですが、私は 腰紐は たくさんあってもよい小物の一つだと思ってます。

 

腰紐も素材はいろいろですが 一般的なのは モスリン、絹、綿。

右の写真のようなゴムも腰紐として使う用に作られた物です。

 

私はモスリン(ウール)が気に入ってますが、絹が好きな方もいらっしゃいます。ポリエステル素材のものもありますし、手作りの物が多いのも腰紐です。

最近は柄が可愛い物もあります♡

長さも 並と長尺とあります。

 

着付をしにいって 長さが足りない、腰紐がないという時の為に、いつも巻ガーゼを持ち歩いています。

長さが足しないときは 足りない分を切って足したり、ない時は 紐の長さに切って 紐として使ったりします。

そんな風に代用もできるのが腰紐です。

 

 

このシンプルな形の腰紐は まっすぐ縫えれば作れるので ご自分のすきな素材や長さで作るのも 楽しいです♪

 

 

 

 

 

『衿芯』とは、字のとおり 衿に入れる芯なのですが、昨今 着物の小物として記載されている物は、約4.5センチ巾で長さが約80センチ~90センチkくらいのでプラスティックやメッシュの物です。

こちらは、長襦袢の衿に入れて使用します。
衿芯をいれることで、首回りに綺麗なラインが作れます。↓

この衿芯をご用意してない方、意外といますが、衿芯が入っていないと衿まわりがきれいにつくれないのです。
このような硬い芯を入れなくても 衿がしっかり作れる事があります。
それは、固めの布地の芯が長じゅばんの衿に半衿と一緒に縫い付けてあるのですが、
それは 『三河芯』という芯になります。
 プラスティック素材ができる前は この芯が主流だったと思います。
今でも もちろん『三河芯』を主流にしている方もいらっしゃいます。
ちなみに私も 三河芯 使用していて、それも 素材が綿とポリエルテル混合のものが 使いやすくて 気にっています。
綿100%が昔からから使われていますが、洗うと縮むので、私はポリエステルが入っているものを愛用しています。
 
衿芯にも 色々あります。 どんな衿まわりをつくりたいのか、ご自分の首の太さなどで 使いやすい物もかわってくるので、色々試してみるのも楽しいです♫
 
 
 

『帯板』は 着物の事がわからない方でも 一番迷わずに 何かわかるものですよね。

 

ただ、大きさや、素材が違うものがあります。

 

この形は、一番よく使われている物です。
長さがあるものは、横までしっかり板がくるので ふくよかな方に向いてます。
ゴムがついていると 帯の前に帯板を体に固定できます。
 
 
板の巾と長さも色々で、巾が広い物は 花嫁用として売られていて、長さが短い物は 帯で変わり結びをする時に後ろに入れたりします。
 

 

 

メッシュの物は 夏用として 販売されていますが、私はこれを1年中使っています。
私は、普段着るのに あまりかっちりしたくないのと、硬い帯板が体に当たる感じが好きではないので、この柔らかいメッシュ素材の板が気に入ってます。
 
最近、帯を前で結ぶのも悪くないと思って こちらの前結び用の帯板を購入したところ、こちらも使い易くて 最近のお気に入りです♬
 
~前結びの帯のおススメは こちら~

Amazon.co.jpによる

詳細はこちら:

ちなみに、着付をする時は
厚紙を切って作った物を使用してたりもします。
あまり 板の厚さを感じさせたくなかったり、帯の巾も好みに調整できるので何枚かサイズ違いで切って 持っていきます。
 
帯板だけでも、色々あるので 自分好みの板を見つけてみるのも 楽しいです(#^^#)