「まぁ大丈夫だろ。一応学校なんだし、ある程度は安全だろ。」

「そ、そうかな?」

「夢を壊すなよ~!奥にはきっと大冒険が詰まってるんだ!」

ドリーの説得により、ようやく3人は学校内に侵入した。
「ほら、あんまり考えてっと時代から置いてかれっぞ!」

夜の学校でまだまごついているエリックにポーロが言った。

家を出るのにはかなり苦労した。アムネスティがしつこく問いただしたからだ。

「何でそんな危険なことするの!いけません!」

「いいじゃねーか、若いうちは冒険したほうがいいんだって。」

3時間前。今日はゲンマが遅くなるということで、食事は3人で食べている。今日の当番はバルダックだった為か、かなり偏りのある食事である。

「あなたとドリーじゃ育ちかたが違うでしょ!ドリーは普通の学生なのよ!」

環境はかなり特殊だとは思ったが、あえて言わないことにした。

部屋に戻るとバルダックが入ってきた。

「俺の持ってる魔法アイテムでアムにバレずに外に出れるんだけどな~。」

「なにが望みだ?」

「話が早いね。次の掃除当番よろしく!」

そう言って妙な粉を振りかけると、あっという間にドリーの姿は無くなった。

「粉の一粒一粒に魔力が込められててさ、30分ぐらいなら透明でいられるのさ。」

そんなアイテム聞いたこともないことから察すると、おそらくバルダックのオリジナルだろう。

こうして、ドリーは二人に合流した。
「安藤。オマエハコレカラドウスル?オレノチカラデ人間ニシテヤルコトモデキル。望ミトアラバ女ノカラダニ戻シテヤルコトモデキルゾ。」

「…いや、俺はサイボーグでいい。過去は取り戻せない。」

「ジャアマタ安藤ロイドト名乗ルノカ?」

「いや、その名前もここに置いていく。これからはただのサイボーグとして生きていく。」

安藤はライフル銃を構えた。

「ナラバオマエハココデサイボーグデスラ無イタダノクズ鉄ニカエテヤル」

周囲から研究所のコードが意志を持つかのように迫ってくる。マザーコンピューターと安藤だったサイボーグとの戦いは今始まった。