「ほら、あんまり考えてっと時代から置いてかれっぞ!」

夜の学校でまだまごついているエリックにポーロが言った。

家を出るのにはかなり苦労した。アムネスティがしつこく問いただしたからだ。

「何でそんな危険なことするの!いけません!」

「いいじゃねーか、若いうちは冒険したほうがいいんだって。」

3時間前。今日はゲンマが遅くなるということで、食事は3人で食べている。今日の当番はバルダックだった為か、かなり偏りのある食事である。

「あなたとドリーじゃ育ちかたが違うでしょ!ドリーは普通の学生なのよ!」

環境はかなり特殊だとは思ったが、あえて言わないことにした。

部屋に戻るとバルダックが入ってきた。

「俺の持ってる魔法アイテムでアムにバレずに外に出れるんだけどな~。」

「なにが望みだ?」

「話が早いね。次の掃除当番よろしく!」

そう言って妙な粉を振りかけると、あっという間にドリーの姿は無くなった。

「粉の一粒一粒に魔力が込められててさ、30分ぐらいなら透明でいられるのさ。」

そんなアイテム聞いたこともないことから察すると、おそらくバルダックのオリジナルだろう。

こうして、ドリーは二人に合流した。