「マザー…。お前はまだまだ知らない事が多すぎる。」

「ナ…ニ…?」

マザーコンピューターは大破していた。残りの原動力で何とか会話はしていた。

「全部知ったつもりでいたんだ。だから人間に勝てると思ったんだ。」

「ク…ソ…!」

安藤という名前だったサイボーグはライフルを構えた。

「…オマエ…ハ…コレカ…ラ…ドウ…スルンダ?」

「俺か?俺は…」
「ナツー!!!」

サツキは叫んだ。同時にサツキは爆発していた。ナツの爆発と同様のものである。

「これが魔力の暴走か。ナツの魔力がサツキに乗り移ったか。」

男はナツの亡骸を抱え、素早く爆発から逃れていた。
夜の図書室は思ったよりも静まり返っていた。室内の電気を消した状態だとどこに何があるのかさえ分からない状態だった。

「ほら、ウワサなんてこんなもんだよ。」

「ほっ。」

エリックは安心し一息ついた。

「な~んだ、期待して損したな。」

「さ~て、帰るべ。」

「いや待てよ、折角だからちょっと面白いことしてかねぇか?」

ポーロが何やら怪しい提案をしようとしている。

「ここの本を一個盗んでいこうぜ。」