「お前の目的は何だ!?どうしてこの町に来たんだ!」

ホックはこの町の代表として聞いてみる。一応、相手から見て一番境遇が近かったのが自分だからである。

「俺は追われるから逃げてるだけだ。お前もそれを持ってると狙われるぞ。」

ダンガンの歴史では、実際にダンガン狩りというものがあった。人のダンガンは使っても自分の命は削られないからだ。所有者の命はすり減っていくが。
アクイは爆発音に気づいた。

「おい、隠れてないで出てこいよ!今のは魔法じゃないことぐらい分かってるんだ!」

ホックは自分の持ってるガラス玉がダンガンであることを確信した。
サツキは目を覚ました。

辺りを見渡すと、見知らぬ男が一人と、ぐったりとしている友人の姿があった。

「やったぞ!成功だ!これで研究も上手くいく!」

男が大喜びしている姿は見えるが、友人はピクリともしない。

「ナツ?」

呼びかけても返事は無い。

「どうやら力を使い果たしたようだな。魔法の研究に関してはより深く詰めていかねばならんな。」

「ナツ?」

男がブツブツ言ってるのは聞こえるが、耳に入って来ない。