老人ホームでキミコ方式でいちごの絵を描きました♪ | みんなの学び場美術館 館長 IKUKO KUSAKA

みんなの学び場美術館 館長 IKUKO KUSAKA

生命礼賛をテーマに彫刻を創作。得意な素材は石、亜鉛版。
クライアントに寄り添ったオーダー制作多数。主なクライアントは医療者・経営者。
育児休暇中の2011年よりブログで作家紹介を開始。それを出版するのが夢。指針は「自分の人生で試みる!」

皆さま、こんにちは。 

彫刻工房くさか 日下育子です。

先日、友人からカラーセラピーのお誘いを頂いて、

宮城県名取市にある 特別養護老人ホームうらやす にて

カラーセラピーに飛び入り体験参加させて頂きました。

カラーセラピーと伺っていたので、まさに色を使ったセラピーかと思いきや、

なんと行われていたのは、キミコ方式による、イチゴの絵画制作でした。

キミコ方式とは?

↑このリンクを見て頂くと分かるのですが、

私が参加させて頂いた時も、3原色で描きました。

イチゴのヘタから描き始め、次に種、そして赤い実、

という風に描きすすめていきました。

しかも、色はその都度、その都度、

三つの原色を混色して作るのです。

やってみて感じたのは、

イチゴ全体を見て、輪郭から描くのではなくて、

ヘタ、種、実とその都度、その都度、部分を凝視して

部分を忠実に積み重ねることで、

イチゴ全体が描くという独特の進み方でした。

いきなり全体をとらえるのではないので、

それまでの絵画経験や、デッサン力がなくても

描けてしまうのです。

これは面白い!

講師の先生がおっしゃっていましたが

キミコ方式には、

「過去を振り返らない」というルールがあるそうで、

一旦描いたところが、たとえ気に入らなくても

直そうとしない、のだそうです。

そういう、一筆一筆の痕跡が

イキイキとしてみずみずしいイチゴの絵になるのですね。

自分で描いた絵の写真を撮らなかったのが

残念ですが、そこは

imagine・・・、・・・ということで。

私も30代後半は

臨床美術(クリニカルアートセラピー)の活動に

力を入れてきたので、キミコ方式の絵を

描いてみて、とても新鮮で楽しかったです。

会場となっていた老人ホームは コチラ

最後の動画のところで、施設長の佐々木さんが

【認知症など、大変になってからその方に初めて出会うのではなく、

 既に出会っている方が症状をはっしていく、ということだと

 その方にとってして差し上げられることが広がる】

という趣旨のお話をされています。

こちらの老人ホームでは、そのような意図もあって

普段から施設を地域に開放する取り組みとして

このようなアート活動もされているようです。

素晴らしいですね。







友人にお誘い頂いたおかげで、

新鮮な体験をした日となりました。

本日もご訪問下さいまして、ありがとうございました。

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