みんなの学び場美術館 館長 IKUKO KUSAKA

みんなの学び場美術館 館長 IKUKO KUSAKA

素敵なアーティストのインタビュー記事を掲載。

2018年9月10日より 屋号変更いたしました。
IKUKO KUSAKA Masterpiece Management  
彩色彫刻家


テーマ:

みんなの学び場美術館 館長 イクコクサカ です。

今日は私より、素敵な作家を紹介させて頂きます。
彫刻家 須佐 尚康さんです。


須佐 尚康さん

第1回目の今日は、須佐 尚康さんが美術を始められたきっかけと制作テーマ、素材への思いについてお聞かせ頂きます。

どうぞ、お楽しみに。

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 花孔 1999 600 susa_saku08

「花孔」
木彫(くるみ) 
158×43×35cm
1999年
第63回 河北美術展 賞候補






慈愛花 2000 600 susa_saku05

「慈愛花」
木彫(くるみ)
178×45×42cm
2000年
第64回 河北美術展 東北放送賞








 天花 2007年 600 tenka03syu

天花 2007年 600 shokusuitei_0063

「天花」
石彫
200×50×50㎝
2007年
第92回 二科展入選

2007年から秋保温泉・篝火の湯「緑翠亭」ロビーに展示







美妙花 2008 600 P1030800_syusei

 美妙花 2008 600 DSC5079

「美妙花」
木彫(欅)
200×55×55cm
2008年
第72回 河北美術展 河北賞

2010年からホテルメトロポリタン仙台ロビーに展示








「尚舎」
アトリエ ドアの彫刻








妖曲の花 2011年 600 DSC5166

妖曲の花 2011年 600 DSC5183

「妖曲の花」
木彫(欅、着色)
140×35×30cm
2011年
第75回 河北美術展 招待作品

2012年から仙台画像検診クリニックに展示。





 
震災にたたずむ女神 2013  600  shinsai_megami_
「震災にたたずむ女神」
石彫(黒御影石)
200×50×50cm
2013年
第98回二科展入選

2013年から仙台空港1階フロアに展示







日下
須佐さんが美術を始めたきっかけを教えて頂けますでしょうか。

須佐 尚康さん
小学校の頃、田舎で木彫りで犬や猫を制作したのがきっかけです。

日下
須佐さんが子供の頃というのは、小刀を持って遊ぶというのは普通だったのではないでしょうか。

須佐 尚康さん
そうです、小刀、鉈ですね。その頃はみんなターザンだったんです。私は昭和23年生まれでその前後も入れた3年が団塊の世代ですから、あんな田舎でも自分の家の半径500メートルに子どもが上級生、下級生も入れると30人位はいたんです。

今みたいに学年で20人1クラスとは違って、40~50人が3クラスもありました。とにかく人数が多かったですね。

遊ぶところも山や川、製材所で、片づけしながら材料を貰ってきては小刀と鉈を持って、木の高さ7メートル位まで登ってブランコをかけたり、木の上に小屋を作ったりしました。その小屋もちゃんと屋根、床、窓を作って、床から下をのぞけるようにした3、4人は入れる小屋です。


日下
本当ですか。木の上に小屋なんて凄いですね!


須佐 尚康さん
それも雨漏りしない屋根でした。今でも子どもながらによく考えたな、と思いますが、板を張り合わせて、その隙間に藁縄を詰めて挟み込んで、粘土で目止めしたんです。粘土なんていくらでもありましたから。本当によく作ったなと、いまだに昔を思い出します。
そういう遊びで、木の見方を自然と身につけていきました。おやつも食べるものなんて無かったから、栗、アケビ、山ぶどうなんか食べましたね。山、木の香り、本当に昔を思い出します。


日下
それは本当に素晴らしい子ども時代でしたね。
須佐さんは、彫刻は北海道の松田与一さんに師事されたそうですね。出会いのきっかけをお聞かせいただけますでしょうか。


須佐 尚康さん
私は38歳の時に仕事で旭川に行ったんです。その時、駅舎で農民彫刻家 松田与一先生のをたくさん並べた作品展がされていたんです。それで私は本当にじっくり食い入るように眺めていて、ちょうどその時、松田先生ご自身もそこにいらしたんです。でも、仕事の時間になってしまって、「また帰りにきます」と言って仕事にいき、そそくさと終わらせてまた会場に戻ってきたんです。

そこで、私は本当に作品に感動して、松田先生に「先生、なんとか教えて頂けないでしょうか」と言ったら、「あんたどこの人?札幌?」と聞かれ「仙台です。」と答えたら、「それじゃ無理だし、自分は人に教えるような者ではないから」と断られました。

松田先生は、旭川駅から30分位の隣町の東神楽町というところに自分で山を持って住んでいらしたんです。松田先生は日展に11回連続で入った農民彫刻家なんですが、有名になったのは日展の連続入選ではなくて、札幌の雪祭りで初めて氷の彫刻、馬でしたがそれを作って有名になったんです。

というのも40年前は札幌の雪まつりではまだ氷の彫刻は無かったんです。そして会場も今の大通公園ではなくて、すすきの通りで、飲みに行った人がみんな見たんです。 先生はその氷の彫刻で注目を集めてロシア、東ドイツ、北欧など世界の国々から招待されて、東ドイツには2回行っていますが私も手伝いで行きました。


日下
そうだったんですか。氷の彫刻は松田先生が始められたことだとは全く知りませんでした。


須佐 尚康さん
それで、駅舎での展覧会から1カ月もしないうちに先生のところに「弟子にして下さい」と訪ねて断られ、それでも「弟子にしてもらえるまで毎月来ますから」と通い続けて6回目の時に先生の横にいらした奥さんの方が「あんた、仙台からこんなにお金をかけて通ってくるのに、教えてやったらいいじゃない」と奥さんの方が先生を説得してくれたんです。

それで先生は「あんた社長さんだって言うじゃないの。仙台から来るのだから宿泊、食事代、指導料も一切いらないから春・夏・秋・冬ごとに1週間我が家に泊まり、それを5年間続けられるならえる」と条件付きの許可が出て、嬉しくて、嬉しくて「お願いします!」と答えました。


日下
そんな風にして弟子になられたなんて、本当にすごい熱意ですね。


須佐 尚康さん
とはいえ、帰り道に、先生のところに弟子入りするのに、私もどうしたらいいか考えて、旭川に営業所を作って一人だけ採用しました。先生のところに行くときは3日前に旭川に入って、そこでその一人の社員と一生懸命、営業しました。そして制作で1週間たってから、また帰りに同じところに、また仙台から来たような顔をして営業に行くんです。そうすると相手は、この前仙台から来て、また1週間もたたないうちに「また来たの!?」という感じでびっくりして、熱意が伝わって仕事をもらうことができました。それでものすごくたくさん仕事が取れたんですね。


日下
うわぁ、それはすごいですね! 彫刻のためにさらにお仕事も頑張られたんですね。


須佐 尚康さん
そのうちに仕事が忙しくなってきたので3年目位から、先生に「温泉付きで招待しますから、年に4回のうち半分ぐらいは仙台に来ていただけませんか」とお願いして、仙台でも教えてもらえるようになりました。(笑)


日下
須佐さんが、松田先生のご指導を受けられて、これは良かったとか、身について良かったと思うことはありますでしょうか。

須佐 尚康さん
松田先生の彫り方というのは、等身大の丸太を自作の台に寝かせて彫る方法でした。その台というのは、横から見ると長さが1.5メートル位、片側の高さゼロで、もう片側は高さ30センチの傾斜がついたもので、台の上は丸太のカーブに沿うようにアールがついてくぼんでいて、そこに丸太を寝かせて、ベルトで縛って彫るというものでした。作品の裏側を彫る時も、その台の上で向きを変えていました。その台だと叩いて彫っている間に絶対に動かないんです。

私は作業台の上に木を寝かせて、万力などで絞めて彫りますが、どうしても動いてしまうんですね。松田先生の彫り方はすごいと思いました。


日下
そうなんですか。私もそういう彫り方は初めてお聞きしました。


須佐 尚康さん
あと、先生に教わって良かったのは、たまにモデルを使うとき、先生は木材に3Bの鉛筆で直接ガンガン描いて荒取りをするんですね。それも見事で、チェーンソーとか使わないんですね。


日下
紙にデッサンをしてからではなく、丸太に直接描かれるんですね!それはすごいと思います。あと、チェーンソーとか使わないというのは、ノミだけで彫られるということでしょうか。


須佐 尚康さん
ノミと鋸ですね。モデルさんを使うときに、ポーズをとると10分、15分位で体が持たなくなるので、休みますよね。そういう時も先生はモデルさんを愛おしそうによ~く、見ているんですね。でもそれは愛おしいから見ているんじゃなくて、モデルになった人の本当の良さ見つけるということだったんですね。

松田先生に「モデルの表情をよく見ないと表現できないよ」と言われて、ハッとしました。ポーズをとっているときにモデルさんのかたちだけを追うんじゃなくて、その人そのものを感じて彫るということを教わりました。


日下
そうですか~。


須佐 尚康さん
これは真似できないなと思うことでは、松田先生はモデルさんの背中や肩に実際に手で触れるんですね。松田先生は「本当に良いラインを手で感じて彫りたいんだ。」と仰っていました。先生のモデルさんは近所の方で2、3人いらしたのですが、みなさんそれは分かっていらっしゃいましたね。でも私は、これはなかなか真似できないですね。(笑)

今の私の制作でも週に1回、モデルさんに来てもらうんですが、途中で耳の後ろとか、襟の所とか、かたちがよくわからなくなった時、毎回モデルさんを呼んでいたら大変なので、大体人間のかたちというのは近いですから、家内の首元を見たり、制作で迷った時に「今日は一緒にお風呂に入って。」と言って入ってもらって、その時だけは「先生の真似だ」なんて言って、実際に触れてみて制作することもあります。


日下
いいですね。奥様が協力して下さるというのは、円満で愛されている証拠ですね。


須佐 尚康さん
私が一つだけ、先生に褒められたことは「木を見る目はもともと持っている」と褒められたことがあります。というのは先に話した通り、私が子供のころは、隣近所の製材所で遊んでいましたし、大工も多くて建前をよく見たりしていたから木の見方は子どもの頃から本当によく知っていました。


日下
改めて須佐さんの制作テーマや素材についてお聞かせいただけますか。


須佐 尚康さん
ほとんどが木彫りです。5年前までは石彫も手掛けていましたが、最近はほとんど木彫りです。一番好きな木は胡桃ですね。この頃、銀杏の立派な木をもらったのでアトリエじゅう、あの臭いにおいになるのですが、頑張って彫っています。でも銀杏は柔らかすぎて難しいですね。


日下
須佐さんの作品には女性をモデルにしたものが多く、何か女性に対する愛情のようなものが感じられるのですが、ご自身では何か思いはあおありでしょうか。


須佐 尚康さん
私の芸術の原点は母にあります。私の母はとても綺麗な人で、そして本当に強い人でした。そういう女性の美しさの中に秘めた本当の強さというものを表現したいと思っています。


日下
お母様はどんな方でいらしたのでしょうか。


須佐 尚康さん
私の母は、生け花、お茶、踊りができる人で、特にお花は先生をしていて近所の人が習いに来ていました。絵も上手で、学校の先生より上手いと褒められるほどでした。
母は、福岡県久留米市の生まれで、私の父は生粋の会津人で仕事一徹の人で、その二人が満州で出会って結婚し、日本に帰国してから、私は昭和23年に生まれました。

当時、久留米というのは博多と同じくらいの大都会でした。母が嫁いだ地は会津若松から車で、今なら1時間ですがその頃は2時間もかかる山奥で、電気がやっと通ったばかりのような田舎に本当によく嫁に来たと思います。
私は自分が生まれてから、母が亡くなるまで一度も母が寝たところを見たことが無いんです。その位母は本当に田舎に嫁に来て頑張ったと思います。


日下
寝たところを見たことがない、というのは相当なことだと思うのですが!(驚き)本当に凄いお母様ですね!


須佐 尚康さん
小学校1年の入学式の鮮烈な思い出なのですが、雪解けでビチャビチャの道を長靴を履いて入学式に行った帰りのことです。母がふと立ち止まって、道の向こうの土手の雪解けした黒い土から福寿草の黄色い小さい蕾が咲いているのが見えたんです。それを見て母が「尚康、あの様な美しい花を見て何とも思わない人もいるけれど、あなたはあの福寿草に感動するような人間になるんだよ。」と言いました。

それは今でも心に刻まれています。7歳で62年前に聞いた言葉ですが、鮮烈な思い出です。だから私の美に関する感性は、母から来ていると思います。今でも一番好きな花は福寿草です。


日下
そうですか~。(感動。)私自身も人の親にはなりましたが、自分はまだまだだと内心、恥ずかしく顧みながら、須佐さんのお母様のお話をお聞きしていました。本当にご立派なお母様でいらっしゃるのですね。小さい頃に、そういう体験をされていたとお伺いしてとても感動しました。
今日は素晴らしいお話をありがとうございました。
   

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編集後記

今年、須佐 尚康さんがオーナーをされている晩翠画廊が、開廊20周年とのこと、心よりお喜び申し上げます。(※2017年インタビュー当時)

私が須佐 尚康さんを存じ上げるようになったのは、私が20代半ばで河北美術展に出品するようになった頃で、その頃は須佐尚康さんが晩翠画廊をオープンされた頃でもありました。

河北美術展では、須佐さんは事業をされていてご多忙にも関わらず、毎年どんどんレベルアップした作品を出品されていて、一方私は制作時間を確保するためと当時仕事は最低限のアルバイトで時間に余裕のある制作をしていた私はとても刺激を受けておりました。 最終的には須佐さんも私も2008年に河北美術展で招待作家に推挙されました。

かねてから須佐さんは子どもの頃から彫刻が大好きで、彫刻家になりたかったにも関わらず、明治生まれで仕事一徹、厳格なお父様に「彫刻や絵でメシが食えるか!」と一喝され、事業の道に進まれたというお話はお聞きしておりました。けれども今回のように詳しく幼少時代からのお話をお伺いしたのは初めてでした。

自然豊かな奥会津の故郷での子ども時代と、お母様の一言が須佐さんの芸術の原点と知ることができて、とても感動しました。

次回は、須佐 尚康さんの個別の作品についての思いと、社会との接点、「あなたにとってアートとは?」についてお聴きしてまいります。

どうぞお楽しみに。

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■    須佐尚康(すさたかやす)さん プロフィール

・福島県金山町(奥会津)出身、仙台市太白区在住
・昭和23年(1948年)1月6日生 満69歳
・日本大学工学部卒業 
・東洋ワーク株式会社 代表取締役社長
・晩翠画廊 オーナー 
   
彫刻受賞暦
【主な受賞作品】
平成9年(1997)  河北美術展 入選 「翔太」
平成10年(1998) 河北美術展 入選 「ジャンケンポン」
平成12年(2000) 河北美術展 東北放送賞 「慈愛花」
平成16年(2004) 河北美術展 入選 「待ちぼうけ」
平成17年(2005) 河北美術展 河北賞受賞 「無言の花」
平成19年(2007) 河北美術展 東北放送賞 「夢幻花」
  〃       第93回 二科展入選 「天花」
平成20年(2008) 河北賞受賞 河北賞受賞 「美妙花」
同年より 河北美術展 招待作家に推挙される



■須佐 尚康さんが掲載されているWEBページ

東洋ワーク株式会社          

晩翠画廊  (須佐尚康さんがオーナーでいらっしゃいます) 


りらく 「顔」語りシリーズ 須佐 尚康氏 - 東北情報ポータルサイト

東北障がい者芸術支援機構 代表の挨拶

須佐尚康 / 震災にたたずむ女神 | @ART

 

本日もご訪問、ありがとうございます。

 

 

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テーマ:

 

みんなの学び場美術館館長

彩色彫刻家のイクコクサカ です。

 

 

3年前の今日 ”個人邸で自作のアフターケアして来ました。”

 

 

石の彫刻は、屋外に設置してもほとんどメンテナンスはいらないのですが

折に触れて、彫刻の状態で気になる変化などないか

確認のご連絡をさせて頂いております。

 

そのお電話をきっかけに

アフターケアにお伺いした時のことをブログに書いていました。

 

 

こんな時のクライアント様との交流は

とても楽しく、ありがたいものです。

 

 

どうぞお読みください。

 

 

 

 


 

9月10日より 彫刻工房くさかは

IKUKO KUSAKA Masterpiece Management に

屋号を改名いたしました。

 

 

ご訪問

ありがとうございます。

 

本日も良い一日をお過ごしくださいませ。

 

 

イクコクサカ 


テーマ:

彩色彫刻家 イクコクサカ です。

 

錦秋の秋。

 

昨年の美しいアトリエの紅葉

ドングリの発芽の様子

写真でお楽しみいただけたらと思い

リブログでお届けします。

 

本日も秋晴れの素敵な1日をお過ごしください。

 



テーマ:

みんなの学び場美術館 館長

彩色彫刻家 IKUKO KUSAKAです。

 


今日は素敵な作家をご紹介いたします。

ガラス工芸作家の大槻洋介さんです。

 



大槻 洋介さん

 

以下2014年5月の再放送でお届けします。

前回登場の川﨑 文雄さんからのリレーでご登場頂きます。

 

  彫刻家 川崎 文雄さん 第1回第2回  、第3回  、第4回  、第5回  

 

大槻洋介さん  第1回  ~全く未知の世界に興味を持ちました~
        第2回 ~「Gate・門」というテーマがライフワークです~
        第3回  ~瑠璃色は沖縄の海の青さに重なります~

        第4回 ~震災の時に作品の明かりがお役に立てました~
 


第5回の今日は、大槻さんがガラスの最大の魅力とおっしゃる「透明な塊」という視点でお話をお聴かせ頂きました。


ガラスの、どれだけクリア―でも手は入れられない世界というのが、子供の時に憧れた宇宙の世界、星の世界というのと重なっているという想いをお聴かせ頂きました。


どうぞお楽しみ頂ければ幸いです。

 

 

************************




Gate_17a

Gate17
2010
W13.5×D20.5×H28cm

 


gate7.
Gate7
2005
W15×D15.5×H19cm

 

 

 

 



Birth of Planet1 (星の誕生)
2012 L-49
W9.8×D9.8×H26.5cm

 


 

 


Life_8

Life 8
2009
W16×D15×H18cm

 

 


Planetalyring_13

Plantery ring13
2012 L-23
W12×D12×H24cm




 

Plantery ring12

Plantery ring12
2012
W12×D12×H16.5cm

 

 

 


planeteryring_10.

 

 

Plantery ring10
2010
W14×D17×H17.5cm

 

 

 


kou7
Kou(孔)7
2003
W13×D13×H60cm

 

 

 



 

 

日下
さて、制作や素材への想いということで大槻さんにとってのガラスの最大の魅力と言うのはどんなところでしょうか。

 


大槻洋介さん
やはり透明なところ、透明な塊ですね。私は透明な塊のガラスに非常に魅力を感じているので。

本当に透明なガラスの塊というのは、中に何もない、手に取るぐらいに非常にクリアーに見えるのですが中に手を突っ込んでガラスの中を触ることができない。


水槽の中だとジャボッと手を入れて中のものを触ることが可能ですがガラスの中というのは、これだけよくはっきり見えているのに
触れることの出来ない空間で、本当に未知の世界だと・・・。その辺のもどかしさとクリアで分かりやすい部分。

 

木だと切って見ないと分からないとか、石の中もそうですよね。木や石は割って見れば、年輪や面白い表情があったり、化石が入っていたりするかも知れませんが、表面からはその表情しか見られないですよね。

 

ガラスの塊の魅力は、その中まで、さらにその向こう側まで見えるという素材ですね、そんな質感が金属や、木や石と違った面白さがあるなと想います。

 


日下
そうですね。(共感!)

 


大槻洋介さん
Gateの次にシリーズで展開している星の誕生やPlanetry ring(プラネタリーリング)というのは、星の世界のイメージの作品です、宇宙の星というのはよく写真とか映像とかで目にする機会って多いと思うのです。

 

ですが、それもあれだけクリア―に見えていて未だに実際に見る事は限られた人にしか見られていない世界です。

 

ガラスの中には、どれだけ科学が進歩してもさすがに手は入れられない世界だと想いますが、それが何か子供の時に憧れた宇宙の世界、星の世界というのと
ちょっと並んでいるという感じがして。

 

 

日下
今お話をお聴きしていてふと浮かんだ言葉ですがガラスって、「一番身近な宇宙」かな、と感じます。感じられるけれど入っては行けない空間ですものね。

 


大槻洋介さん
それだけ身近で目に入るのですけどね、どうしても中に入れない所なので。


宇宙はもうしばらくすると行ける人が増えていくと思うのですが。ガラスの中だけは宇宙に行けるようになってももっと先の世界じゃないかなと想いますけどね。

 


日下
憧れの空間ですね。

今後の発表の予定はありますでしょうか。

 

 

大槻洋介さん
今後も首都圏を中心にギャラリーや百貨店で発表活動を行います。


一番近くですと、公募展で第五十四回東日本伝統工芸展に入選しています。
2014年4月16日(水)から21日(月)まで日本橋三越本店新館7階ギャラリーで開催されます。

(※インタビューさせて頂いた3月末時点でのご返答のため、現在は展覧会は終了しております。)

 

 

 

日下
素晴らしいですね。おめでとうございます。普段は大槻洋介さんの作品はどこで見られるでしょうか。

 

 

大槻洋介さん
大槻工房 で見られます。フェイスブック にガラス工房のもの を出していますので、そちらからもご覧いただけます。

 

あとは、週に1回、幼稚園でアート全般を指導の仕事もしていますが、そこの卒業生である小学生対象で、夏休みにガラス工芸を教える講座を開いています、その内容も掲載しています。

 

 

日下
最後の質問ですが、あなたにとってアートとは?

 

 

 

大槻洋介さん
好きで続けてゆくことです。

常に、日常の中に非日常という工業製品の大量生産ではないものを、一つ一つ私の手を通して、想いを込めて、制作したものを提案し伝えたい。
人の心の中まで、温かくできるような心のこもったものを送り届けたいという想いで日々制作に向かっています。

 


日下
今回は素敵なお話をたくさんお聴かせいただきましてどうもありがとうございました。

 

 

 

 

kou6b
Kou(孔)6
2003
W19×D19×H63cm
W23×D23×H53cm
第40回神奈川県美術展 大賞

 

 

 

************************

今回、川崎文雄さんからのご紹介で、初めて大槻洋介さんのお話をお聴かせ頂きました。

 

大槻さんはいくつかのテーマをシリーズで制作をされていますが、ガラスの透明な塊に子供の頃からの宇宙への憧れを重ねて制作していらっしゃるのだそうです。

 

学び場美術館では、特にライフワークにされている「Gate」のシリーズについて、大槻さんはGate・門というものを、制作を続けていくご自身の生き方に重ね合わせて定期的に制作なさっているというお話を伺い、とても共感を覚えました。

 

 

工芸はよく「用と美」という言葉で表現されます。大槻さんは、その美というところで、宙への憧れをこめた作品で日常の空間に、人の心を動かすような非日常的なものを届けたいという強い想いで制作されているところがとても素晴らしいと感じました。

 

 

みなさまもぜひ、大槻洋介さんの作品をご覧になって見てはいかがでしょうか。
 


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◆大槻洋介さんが登場するWEBページ

 

 ◇  大槻洋介さんのホームページ
    大槻ガラス工作工房 OTSUKI GLASS STUDUIO 

 ◇  大槻洋介さん ガラス工房フェイスブック

 


◆大槻洋介さんの作品が直接見られる所 

 ◇  大槻工房ホームぺ-ジ
  

 

◆大槻洋介さんの作品がご覧頂ける展覧会
 

◆大槻洋介さんの作品がご覧頂ける展覧会〈最新情報です。〉
 

大槻洋介ガラス展

滄溟に映るは宙の耀き (そうめいにうつるはそらのかがやき) 


2018年10月24日(水)~30日(月)
三越日本橋本店 本館6階アートスクエア
東京都中央区日本橋室町1-4-1
午前10時から午後7時(最終日は午後5時閉場)

 

 

◆大槻 洋介 さんのプロフィール

≪略歴≫
1972 横浜生れ
1997 多摩美術大学立体デザイン科クラフトデザイン専修ガラスコース 卒業
1997~2001 新島ガラスアートセンター スタッフ
2004 大槻ガラス工作工房 設立

 

 

≪展覧会・個展≫
1997  多摩美術大学クラフトデザイン卒業制作展     スパイラルガーデン
    金沢工芸大賞コンペティション、'99年入選     石川県金沢市
1998  '98国際クラフト展‐伊丹‐               伊丹市
    第34回神奈川県美術展、('99 '00 '02 以後毎年入選) 
                                    神奈川県民ホールギャラリー
1999  第17回朝日現代クラフト展、'01 '04 '07年入選  大阪市
2000  日本クラフト展、'02 年以後毎年入選         松屋銀座、丸ビル
    工芸都市高岡2000クラフトコンペ展         高岡市
2001  第3回現代ガラスの美展IN薩摩、'04年入選     鹿児島県
     現代ガラス展inおのだ、'04 '06年入選        小野田市
2002  ビアマグランカイ4                    札幌芸術の森
2003  現代日本の工芸作家たちーその新しいかたちー  コンテンポラリーアートNIKI
     大槻洋介 ガラス展 -Aqua-             AC,GALLERY
2004 書・册あるいは机上空間のためのオブジェ展     NIKI GALLERY册
    大槻洋介 ガラス展 -ひかり-             AYUMIGALLERY
     大槻洋介 ガラス展 あかりと器            ギャラリー大田町
2005  神奈川県美術展大賞受賞作家展
     大槻洋介 ガラス展 -光の瀕-            神奈川県民ホールギャラリー
2006  初夏のガラス展                      府中伊勢丹
2007  大槻洋介 ガラス展 -光の瀕 2-           AC,GALLERY
    ガラスとLEDのコラボレーション             東急ハンズ新宿店
2008  おひなさまと器展 新宿高島屋
    大槻洋介 ガラス展 -光の瀕 3-           AYUMIGALLERY
2009  大槻洋介 ガラス展 -くらし・ガラス・やすらぎ-   ギャラリー太田町
2010  大槻洋介 ガラス展 -光の瀕 4-           AYUMIGALLERY
2011  第50回日本クラフト展 丸ビルホール         (東京丸の内口)
    大槻洋介 硝子展 カットガラスとLEDのあかり     三越日本橋本店
    大槻洋介ガラス展 仄かな彩り             ギャラリー太田町
    大槻洋介 ガラス展 福岡                GALLERYモッコ
    三羽硝子 生島賢・大槻洋介・羽深藤絵       阿佐ヶ谷 アートスペース煌翔
    日本のクラフト26人展ー暮らしの工芸ー オリエアート 外苑前
2012  第5回KOGANEZAKI「器のかたち」現代ガラス展VESSELS
                                    黄金崎クリスタルパーク・ガラスミュージアム
     ビアマグランカイ9                     札幌芸術の森 工芸館
     「第5回現代ガラス展in山陽小野田」          おのだサンパーク
    我が行くは 星の大海 大槻洋介ガラス展       AYUMI GALLERY
2013  彩りの日々 大槻洋介ガラス展             GALLERY RUEVENT  ギャラリー ルヴァン
    大槻洋介 夏のガラス展                 日本橋三越本店
    「茶事七式、夜咄。」                   日本橋三越本店 本館6階 工芸サロン
2014  「第五十四回東日本伝統工芸展」           日本橋三越本店新館7階ギャラリー

 

 

≪受賞≫
2000  ビアマグランカイ3 作家奨励賞            札幌芸術の森
2004  第40回神奈川県美術展 大賞           神奈川県民ホールギャラリー
    日本クラフト展 佳作賞                 丸ビルホール
2006  金津創作の森グラスワークショップ ベンエドルスクラス ベストスチューデント
                                    金津創作の森

 

≪建築アートワーク≫
2004  居酒屋久佑 看板                       横浜元町
2005  シーサイドウェディング リビエラ 照明           逗子マリーナ
    中南信用金庫 階サイン板                 神奈川県伊勢原市
    村上邸 ファシリティ照明 玄関窓             埼玉県鳩ヶ谷市
2006  元町クラフトマンシップ・ストリート
     インフォメーションタワーガラスオブジェ          横浜元町
2007  虎ノ門33森ビルエレベーターホール ガラスオブジェ  東京虎ノ門
     BELISTA横濱上永谷 マンションエントランスホール   ガラス照明
                                       横浜上永谷
2008  石和温泉卿糸郷「万葉館」ガラス看板            山梨県石和温泉卿

 

 

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学び場美術館登場作家リスト

学び場美術館登場作家リストⅡ  

学び場美術館 登場作家リストⅢー2014
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学び場美術館 登場作家リスト ⅴ ―2016

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テーマ:

 

みんなの学び場美術館 館長

彩色彫刻家 IKUKO KUSAKAです。

 


今日は素敵な作家をご紹介いたします。

ガラス工芸作家の大槻洋介さんです。

 



 

大槻 洋介さん

 

以下2014年5月の再放送でお届けします。

前回登場の川﨑 文雄さんからのリレーでご登場頂きます。

 

  彫刻家 川崎 文雄さん 第1回第2回  、第3回  、第4回  、第5回  

 

 

大槻洋介さん  第1回  ~全く未知の世界に興味を持ちました~

 

 

           第2回 ~「Gate・門」というテーマがライフワークです~

           第3回  ~瑠璃色は沖縄の海の青さに重なります~

 

 

第4回の今日は、大槻さんのガラスの作品はオブジェであると同時にLEDの内蔵された照明器具でもあるのですが
その作品が震災のときに作品がお役に立てて嬉しかったというエピソードをお聴かせ頂きました。

 

どうぞお楽しみ頂ければ幸いです。

************************

 





 

 


 

 


 

 


 

 


 


 


 


 


 


 


横浜市中区、元町クラフトマンシップ・ストリート
インフォメーションタワーのガラスオブジェを制作(2006年)

 

 


日下
大槻さんは普段、制作の時に何か社会との接点を意識されることはおありでしょうか。

 

 


大槻洋介さん
作品のPlanetry ring(プラネタリーリング)からKou (孔)に至るまでは全部LEDを使っていて、オブジェであり、照明器具でもあるというお話をしました。

 

この作品をお買い上げ頂いた、ご夫婦のお客様のエピソードがあります。

 

3.11の東日本大震災がありましたよね。

横浜の方は、東北のような大きな被害は無かったのですが、例の計画停電で、数時間停電になってしまうという状態がありました。

 


日下
ええ、それも本当に大変でしたでしょうね。

 


大槻洋介さん
やはり、どこでも懐中電灯や電池などを買い漁る状態でどこに行っても品薄状態で売って無い状態でした。

 

そのご夫婦も、懐中電灯を買いそびれた状態で、二人でお住まいなのですが、夜、計画停電になると家には懐中電灯が一個しかない。そうなると奥さんが台所で料理をしていて、旦那さんがリビングで待っていると。

 

そんな時に、どちらかが移動すると、一個しかない懐中電灯を持って行かれてしまう、待っている方は真っ暗闇で、奥さんだったら料理ができない、旦那さんだったら本を読むどころか身動き取れないというご不自由をしているというお話を伺いまして。

 

 

日下
ええ、ええ。(興味津々)

 


大槻洋介さん
それで、「私の作品あるじゃないですか!」あれは電池でつきますよ、とお伝えしたのです。

 

充電式電池の使えるタイプですのでこれを充電して停電になったら最低でも6時間点灯可能な事、非常に明るい光ではないですけどほんわりと室内を照らすぐらいの明るさにはなりますので使って下さいとお伝えし、外付けの電池ボックスをお送りしました。

 

食卓に置いて、停電になったらポンとつけて奥様が懐中電灯片手にお料理をして、旦那さんが移動してもリビングの中央にには私の作品がほわっと灯がついて、つまずく事も無く、食事が出来たら私の作品を挟んで、食事をして頂いて。

 

 

日下
うわ~、何か災害を感じさせない雰囲気がありそうですね。

 


大槻洋介さん
そうなのです。計画停電で非常に不自由されている方が、
「その明りで、まあなんて贅沢な食事をさせて頂いて とても良かったです。本当にありがとうございました。」
というお言葉を頂きました。

 

LEDを使って光の作品を作っていた事が私が表現したい想いだけでなく、思わぬところで一つの違う役に立ったというのは嬉しいお話でした。

 

 


日下
素晴らしいエピソードですね。明かりって、暗がりの中で本当に人の心を癒すものなんでしょうね。

 

震災を経験して、美術が社会の役に立てるかどうかやアートの力や役割を改めて考えさせられる時期でしたが、とても素敵なお話ですね。

 

 


大槻洋介さん
被災地に向けての活動というのは多くのアーティストさんが、いろんなことをされていると思うのですが私のこのエピソードは全くそんなことは考えずに私の創作活動で作ったものがお役に立ったということなんです。

 

私の作品とたった一個ある懐中電灯以外は全く明かりが無いという不自由な状況で作品の明かりが贅沢でいいというお言葉を頂けたことが作家冥利に尽きる経験でした。

 

 


 

 



神奈川県横浜市 フェリス女学院大学     
山手の丘音楽コンクール2012 
グランプリトロフィー
W9×D6.5×H18cm
元町クラフトマンシップ・ストリート賞トロフィー
W5.5×D5.5×H18.5cm
制作(2012年)

 

 

 


日下
とっても素晴らしいと思います。他には何か意識されることはありますでしょうか。

 


大槻洋介さん
常にグラスや器を制作していますので、日常の中に私の作品があって欲しい、あるのであればどういう位置づけで存在しているのかを考えるというのがいわゆる純粋な絵画や彫刻のファインアーティストさんとはちょっと違うかとは思っています。

 

私の作っている光のオブジェも常に室内とか橋とかそういう所にあることによって雰囲気があるものであればいいなということを想います。

 

やはり大きさがどこまでも大きくということには限界がありますので日常生活に入りやすいアートの大きさという認識は常にあります。

 

コミッションワークは、必ずどこかに置かれるという前提の作品ですからこれはお話を頂いたら必ず現場に赴いて、
お話を頂いたクライアント様のお話を聞いてそれに合わせて一つずつ制作している作品です。

 

ですから社会との接点という意味ではそれに適している作品だと想います。

 


日下
素晴らしいですね。

 

 


大槻洋介さん
素材という点では、アートの素材としては、ガラスというものが一番出遅れている感を感じているんですね。

 

 

日下
どうしてでしょうか?

 

 


大槻洋介さん
なぜなら、木や金属、焼きものに比べて、やはり破損した場合の、一般の方が思い描いている、ガラスは割れるから危ないというマイナスイメージの方が強過ぎて公共彫刻なり、日常の空間でも他のジャンルに比べて若干浸透しきれていない部分を感じるのです。

 

もっと日常の中に、アートの中にガラスが入っていければ良いなとは思っています。

 


日下
そうですか~。私はそうは感じていませんでしたが。

 

私の個人的な意見ですが、ガラスの割れるという性質も含めて公共のスペースでもガラスがモニュメントなど屋外設置の素材として認められるように、鑑賞者も成熟していくと良いですよね。

大槻さんの作品はとても安定感があって、しかも美しいのでより多くの場所で見られるようになるといいですね。

 

今日もとっても素敵ないいお話をありがとうございました。

 

 

 


 

 

BELISTA横濱上永谷 マンションエン

トランスホール
ガラス照明「孔」 制作
W28×D17.5×H60cm(2007年)

 

************************

 

今回、川崎文雄さんからのご紹介で、初めて大槻洋介さんのお話をお聴かせ頂きました。


大槻さんはいくつかのテーマをシリーズで制作をされていますが、ガラスの透明な塊に子供の頃からの宇宙への憧れを重ねて制作していらっしゃるのだそうです。


学び場美術館では、特にライフワークにされている「Gate」のシリーズについて、大槻さんはGate・門というものを、制作を続けていくご自身の生き方に重ね合わせて定期的に制作なさっているというお話を伺い、とても共感を覚えました。


今日は、大槻さんのオブジェでありながら照明器具でもある作品が非常時という状況すらも忘れさせてくれる、心潤すものとして、クライアント様の空間に存在していたというお話にとっても感動を覚えました。


工芸はよく「用と美」という言葉で表現されます。大槻洋介さんは、その美というところで、日常の空間にありながら、人の心を打つ非日常的なものを届けたいという強い想いで制作なさっていてとても素晴らしいと感じました。


みなさまもぜひ、大槻洋介さんの作品をご覧になってみてはいかがでしょうか。



*********************************

◆大槻洋介さんが登場するWEBページ

 

 ◇  大槻洋介さんのホームページ
    大槻ガラス工作工房 OTSUKI GLASS STUDUIO 

 ◇  大槻洋介さん ガラス工房フェイスブック


◆大槻洋介さんの作品が直接見られる所 

 ◇  大槻工房ホームぺ-ジ
  

 

◆大槻洋介さんの作品がご覧頂ける展覧会〈最新情報です。〉
 

大槻洋介ガラス展

滄溟に映るは宙の耀き (そうめいにうつるはそらのかがやき) 


2018年10月24日(水)~30日(月)
三越日本橋本店 本館6階アートスクエア
東京都中央区日本橋室町1-4-1
午前10時から午後7時(最終日は午後5時閉場)

 

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今日は素敵な作家をご紹介いたします。

ガラス工芸作家の大槻洋介さんです。



 

大槻 洋介さん

 

以下2014年4月の再放送でお届けします。

前回登場の川﨑 文雄さんからのリレーでご登場頂きます。

 

  彫刻家 川崎 文雄さん 第1回第2回  、第3回  、第4回  、第5回  

 

大槻洋介さん  第1回  ~全く未知の世界に興味を持ちました~ 

        第2回 ~「Gate・門」というテーマがライフワークです~ 

     

第3回の今日は、Gateなどのガラス作品の制作手法と瑠璃色のガラス、アズ―ル・ブルーについてお話をお聴かせ頂きました。

 

塊のガラスを熱い状態から手で触れてられる状態にするのにとても長い時間をかけて冷ますというお話など制作手法のお話をお聴かせ頂きました。

 

また大槻洋介さんはガラスの無垢の透明さに最も魅力を感じるそうですが、色を用いたガラスでは、瑠璃色のガラスに魅力を感じて制作されているということです。

 

どうぞお楽しみ頂ければ幸いです。

 

************************

 

 



Gate_18a
Gate 18
2012 L-21
W12×D12×H28cm



Gate_17a

Gate17
2010
W13.5×D20.5×H28cm

 



Life_8
Life 8
2009
W16×D15×H18cm

 

 


Life_6

 

Life ,6
2009
W8×D7×H11.5cm



Plantery ring12

Plantery ring12
2012
W12×D12×H16.5cm

 


Plantery ring4

Plantery ring4
2008
W15×D14×H18cm

 

 

 


m_Azre-blue_1_4_jpg

 

 

Azre-blue
2010
W11×D11×H15cm

 


kou_14
Kou(孔)14
2010
W17×D17×H53cm



 

 


kou6b

 

 

Kou(孔)6
2003
W19×D19×H63cm
W23×D23×H53cm
第40回神奈川県美術展 大賞

 

 

 



 

日下
大槻さんのホームページ、Gateの作品詳細 を開くと作り方が記載されていますね。

その中に「~気泡を封じ込め~」とありますが、吹きガラスのように竿でガラスを扱って制作なさるのでしょうか。

 


大槻洋介さん
そうです。僕はいわゆる型にガラスを流し込むのではなくて吹きガラスの竿にガラスを巻き取って、少し大きな無垢の塊を作って、それが冷めて固まってから面を削り出して・・・。

 


日下
Gateの2010年、2012年の作品はかなり細かいさざ波のような面が入っていますが削りだすのにかなり時間がかかるものなのでしょうか。

 


大槻洋介さん
はい、かなり時間がかかります。重い塊を持った状態で、ダイヤモンド砥石のついたグラインダーを高速で回転させながら削るので、しばらくすると腕の筋肉がパンパンになるような体勢プルプルしながらグワーッと削って繊細な作業をして行くので・・・。

 


日下
これは期間的にはどのぐらいかかるものなのでしょうか。

 


大槻洋介さん
他の作品との同時進行にはなりますが大体一つの作品に3カ月はかかりますね。

 


日下
それはかなり作り込まれるということなんでしょうね~。

 


大槻洋介さん
この説明文にあるように、「高温で溶けたガラスに様々な気泡を封じ込め~後に常温に冷めたガラスを研磨して仕上げる」とかなり簡略化して書きましたが、

普通のぐい飲みやグラス、皿みたいなものですと成形したものが手で触れる常温までになるまで一晩かけて冷まします。

 

 

日下
ええ、ええ。(興味津々)

 


大槻洋介さん
それは、一晩かからないと冷めないというより一晩かけてゆっくり冷まさないとガラス自身が割れてしまうのです。

 

その為、Gateの様な塊の大きな作品ですと、大体10日から2週間かけてゆっくり冷ましていかないと常温でバキバキに割れたガラスの塊になってしまうのです。

 

常温で手で触れる状態になるのに半月から1ヶ月ぐらいかけて冷ましてその後、そこからまた削り出していかないといけないので、三ヶ月ぐらい。

 

それ一個にかかりきりではないのですが、そのぐらいかけて作ります。長いものだと半年ぐらいかけて手を加えています。

 


日下
重いものを手で持って作られるというお話ですが比重はどのぐらいでしょうか。石だと2.7とか2.8ぐらいですが。私の印象的では、石より重いのではないかと思うのですが。

 


大槻洋介さん
ガラスは色々比重が違うものが何種類かありますが、基本的には石とだいたい同じものだと思います。石よりかなり重いガラスもあります。

 


日下
それでは、仕事的には結構な力仕事ですね。

 


大槻洋介さん
表面を磨く機械ですと、ガラスを置いた状態で使う道具もあるのですが、細かい模様を削る機械だとガラスを持って削るので大変です。

 

 

日下
それから、同じく説明分の中に「~白色LEDの光によって発光する~」と書いてありますが、光を当てているということなのでしょうか。

 


大槻洋介さん
当てているというよりこの作品写真では見づらいかと想いますがGateの作品の下の所に自分で作った箱状の台座がありましてこの中に発光ダイオードのLED照明が内蔵してあります。これは単純に下の発光体も含んだ照明の明かりのオブジェの作品で電源コンセントに差して光を発する作品です。

 


日下
そうなんですか~!(感動!)

 


大槻洋介さん
先ほど挙げた星の誕生、Life、流動、Planetry ring(プラネタリーリング)、Tower(タワー)、Azre―blue(アズ―ル・ブルー)などのシリーズは全て自分で発光するようにLEDの明かりが内蔵されている、オブジェでもあり照明器具でもある作品です。

 


日下
そうですか~。アズ―ル・ブルーの作品は、もの自体が光を放っている感じがとっても美しくて、詳しくお聴きしてみたいと思っていました。では、照明でもある作品なんですね。

 


大槻洋介さん
はい。照明という形で卓上にちょっと置いて光として照らして頂くことができますし、もちろんオブジェとしても見ることができます。

アズ―ル・ブルーについてお話しますと、他の作品も見て頂いておわかりになるかと思いますが色ガラスの発色がいろいろありまして、かなりな綺麗な色があるのです。ホームページの上半分のものは、色のない透明のものが多いのですが。

 

アズ―ル・ブルーと孔の作品はコバルトブルーの色をしています。この青、瑠璃色というのは、色ガラスの色としては本当に昔からあるガラスの色で、私個人色ガラスの中では最も美しい色だと思っています。

 

やはり最近できた目新しい色ではなく透明、もしくは透明でないのであれば、この一番シンプルで一番美しい色と光を駆使して表現していきたいと思っています。

私がなぜこの色の何に一番惹かれるかというと私は大学時代、沖縄の海に水泳部の合宿で海に潜ってた時の海の青さと美しさに重なるのです。

 

その色、美しさにはまだ及ばないですが少しでも近づけたらいいなという想いで、当分しばらくはこの青の色は良い作品ができるまで、納得ができるまで
作り続けたら良いなと想っています。

 


日下
この色はどのように作られているものなのでしょうか。

 

 

大槻洋介さん
ガラスに色をつける原理としてはコバルトブルーは鉱物のコバルトをガラスに混ぜているということです。ガラスに鉄を混ぜるとみどり色、金を混ぜると赤になるという原理です。

 


日下
そうですか~。興味深いですね。素敵なお話をありがとうございました。

 

************************


kou7
Kou(孔)7
2003
W13×D13×H60cm

 

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今回、川崎文雄さんからのご紹介で、初めて大槻洋介さんのお話をお聴かせ頂きました。

 

大槻さんはいくつかのテーマをシリーズで制作をされていますが、ガラスの透明な塊に子供の頃からの宇宙への憧れを重ねて制作していらっしゃるのだそうです。

今回のインタビューでは、特にGateといライフワークのシリーズに絞って詳しくお話をお聴かせ頂きました。


Gate・門というものを、制作を続けていくご自身の生き方に重ね合わせて、定期的に制作なさっているというお話にとっても共感を覚えました。

大槻さんはガラスの透明でありながら、手にふれることの出来ない不思議な空間に子供の頃からの宇宙への憧れを感じながら、日常の空間に非日常を送り届けたいという想いで制作に向き合っていらっしゃるところがとても素敵だと感じました。

みなさまもぜひ、大槻洋介さんの彫刻作品をご覧になって見てはいかがでしょうか。

 

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ガラス工芸作家の大槻洋介さんです。

 



 

大槻 洋介さん

 

以下2014年4月の再放送でお届けします。

 

前回登場の川﨑 文雄さんからのリレーでご登場頂きます。

 

  彫刻家 川崎 文雄さん 第1回第2回  、第3回  、第4回  、第5回  

 

大槻洋介さん  第1回  ~全く未知の世界に興味を持ちました~

 

第2回の今日は、大槻洋介さんの制作テーマの一つである「Gate」についてお話をお聴かせ頂きました。

 

Gate・門をご自身の制作を続けていく仕事の終着点、目標であり、過程、出発点でもあると捉えてライフワークとして制作されているというお話をお聴かせ頂きました。

どうぞお楽しみ頂ければ幸いです。

 

************************



Gate_18a
Gate 18
2012 L-21
W12×D12×H28cm

 



Gate_17a

Gate17
2010
W13.5×D20.5×H28cm

 

 




gate9_10_11

Gate9.10.11
2006
W15×D14×H32cm
W12.5×D12.5×H28cm
W13.5×D13×H18.5cm

 

 

 


gate7.
Gate7
2005
W15×D15.5×H19cm

 

 

 

 

 


gate1_2.jpg

Gate1.2
2004
W15×D12×H27cm
W15×D12×H20cm
日本クラフト展 佳作賞

 

 

 

 

 

 


日下
制作テーマについてお伺いいたします。作品を拝見すると、どれもとっても生命感のある素晴らしい作品ですね。

大槻洋介さんのホームページ  の作品を拝見していくつかのシリーズの中で、私が特にとても素晴らしいと想ったものはLife、星の誕生、Gate、Azre―blue(アズ―ル・ブルー)などです。

 

ご自身で一番ガラスを通して伝えてきたいもの、一番見てほしいものは、あるいは、ご自身でガラスの魅力を最大限、引き出していると感じていらっしゃるものはどの作品でしょうか。

 

大槻洋介さん
今、挙げて頂いた作品というのは私自身でも思い入れの強い作品です。特にGateには深い思い入れがあります。

 

日下
はい、特にGateは素晴らしいですね。透明なところと曇った所の素材のコントラストがあって、とっても素敵だと想います。

では造形表現がとっても優れているGateについてお話をおうかがいしていきたいと想います。

 

 

大槻洋介さん
「Gate」は私の作品の中でも特に彫刻的な作品です。他にも食器や花器など日常の世界で使って頂ける作品も多く作っています。これは日常の空間の中にあって、用途としてでは無く、空間を変える、感じるきっかけになればという想いで制作した作品です。

 


日下
作り方や素材の扱い方についてもお聴かせ頂きたいところですが、まずGate(門)そのものについては、何か思い入れはおありでしょうか。

 


大槻洋介さん
Gateというのは題名を見る通りで、とても分かりやすいと思うのです。どなたでも日常生活の中で、門をくぐって出て行き、門をくぐって帰って来られると思います。

朝、家の門を出てから、仕事場から食事や遊びに行って自宅に帰るという所まで数多くの門を通ることを繰り返して毎日を過ごしていると思います。

 

逆に門(Gate)をくぐることそのものを目的に、門に向って行くというのはあまり無いかと思います。(浅草の雷門とかパリの凱旋門とか観光名所は別ですが。)人は門ではなくて門の先にあるもの、それは部屋の扉の先の家の門のさらに先の外にあるところ、職場や学校などを目指して向かっています。

 

私の制作活動も、ひとつの作品を構想しガラスを吹き、削り磨き仕上げる。その完成に向かって進みながら、完成は最終目的地ではなく、通過点にすぎない。

 

行く時点で終りは無くその作品が完成した時点で、また次の「Gate」へ向かって歩き出していくという。目標にして向かっている所は、ゴールではなく、そこに到達した時その所が新しいスタート地点になる。後になって振り返ればそこが通過点であったと気がつく。


Gateは目標でもあり、終着点で結果点でもあるところが制作を続けていく仕事の目標であり、過程であり、出発点であると。

そういうような考え方でGateというものを作っているのです。一番ライフワークに近いテーマの作品です。

 

その為、かなり短期間に多数の作品を作るということはしていないのですが少なくとも2、3年の間に少なくとも1点は作っているという作品です。

 


日下
そうですか。大槻さんがおっしゃる通り、人間というのはいろんな場面をくぐり抜けて生きていると想います。今のお話をお聴きして、私にとってもGateというのは凄く共感するテーマだと想います。

作品の造形は、デッサンを繰り返して考えられるのでしょうか?それとも直感でイメージがうかんでくるものなのでしょうか?

 

 

大槻洋介さん
デッサン、ドローイングは予備校と大学でそういう教育を受けてきましたので常に自然に日常のなかで手を動かしています。しかし、ガラスを扱えば扱うほど出来上がったガラスの表情には思いもかけない光の反射や屈折、輝きが現れてくるのです。
最近はドローイングはアイディアの記憶と整理の為の作業に留め、ガラスを触れる事で発見する事を大切にしています。

 

 

日下
実制作を通して発見することを大切にするというのはとっても素晴らしい制作スタイルですね。
今日は素敵なお話をありがとうございました。

 

 

 


Life_6

 

Life6
2009
W8×D7×H11.5cm

 




Birth of Planet1 (星の誕生)
2012 L-49
W9.8×D9.8×H26.5cm

 

 


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今回、川崎文雄さんからのご紹介で、初めて大槻洋介さんのお話をお聴かせ頂きました。

 

大槻さんはいくつかのテーマをシリーズで制作をされていますが、ガラスの透明な塊に子供の頃からの宇宙への憧れを重ねて制作していらっしゃるのだそうです。

今回のインタビューでは、特にGateといライフワークのシリーズに絞って詳しくお話をお聴かせ頂きました。


Gate・門というものを、制作を続けていくご自身の生き方に重ね合わせて、定期的に制作なさっているというお話にとっても共感を覚えました。

大槻さんはガラスの透明でありながら、手にふれることの出来ない不思議な空間に子供の頃からの宇宙への憧れを感じながら、日常の空間に非日常を送り届けたいという想いで制作に向き合っていらっしゃるところがとても素敵だと感じました。

 

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前回登場の川崎 文雄さんからのリレーでご登場頂きます。

  彫刻家 川崎 文雄さん 第1回第2回  、第3回  、第4回  、第5回  


第1回の今日は、大槻洋介さんがガラスの制作を始めたきっかけについてお聴かせいただきました。

 

美術予備校時代にテレビで見た、ガラス工房の特集番組で、全く未知の分野のガラスに興味を持たれたことをきっかけに制作を始められたというお話をお聴かせ頂きました。

どうぞお楽しみ頂ければ幸いです。

************************


Gate_17a
Gate17
2010
W13.5×D20.5×H28cm

 



Life_8
Life 8
2009
W16×D15×H18cm

 

 

 


Planetalyring_13

Plantery ring13
2012 L-23
W12×D12×H24cm


 

 


planeteryring_10.

Plantery ring10
2010
W14×D17×H17.5cm

 

 

 


kou7
Kou(孔)7
2003
W13×D13×H60cm

 

 

 


kou6b

Kou(孔)6
2003
W19×D19×H63cm
W23×D23×H53cm
第40回神奈川県美術展 大賞

 

 

 

 

 

 

日下
大槻さんが制作をはじめたきっかけについてお聴かせいただけますでしょうか。

 

 

大槻洋介さん
美術関係の仕事をしている方々は子供の頃から絵が好きだった方が多いと想いますが、私もそういう典型的な子供だったと思います。

 

学年が上がるにつれて、小・中学校ともに褒められるのが美術の時間でした。川崎 文雄さんは私の中学校の美術の恩師です。その時に才能を見込んで頂いたのかどうかはわかりませんが(笑)作ることが好きな子供だということで、気にかけて頂き、卒業後も折りに触れて交流はありました。

 

高校に上がり、進路を考えるようになり美大受験を自然に選びました。

 

美術の予備校は毎日絵を描いたり、粘土をこねたり、好きな仲間が集まっているので非常に楽しい場ではありました。しかしまだ、具体的な進みたいジャンルは見えていない時期でした。

 

大学に入る時には、倍率の高い世代でもあり、浪人をして合格まで苦労しましたが、その期間が自分がやりたいことを冷静に考える時間になりました。

 

私は予備校のデザイン科にいたのですが、偶々テレビで、ガラス工房の作家さんの特集を見た時に、非常に深い興味が湧きました。

 

なぜかというと、例えば油絵や彫刻はしたことがない人は一般でもたくさんいるかと想います。しかし水彩絵具や油粘土でしたら小学校でも中学校でも誰でも使っていますよね。

 

また、陶芸をやったことをない人もいっぱいいると思いますが、粘土という素材なら幼稚園の子供の頃から誰でも粘土は触っていると・・・。

 

それは木にしても金属にしても、一流のアーティストの人が専門の技術や道具で制作するというのは、やっぱり専門の分野のことでしょうけど、さわりの部分で素材に触れるということは、大体のものは子供の頃の学校の中で経験できると思うのです。しかし、ガラスに関してはほとんど皆無だと思うのです。

 


日下
はい、全く無いですよね。

 


大槻洋介さん
一流のアーティストの皆さんでもガラスをやったことが無い方というのは、大勢いると思うのです。

 

それで、いろいろなものを見聴きしての考え方を真摯に吸収しようとしていた時期に、全く経験のない未知の世界である、ガラス工房の特集を見たことが一つパズルのピースがはまったように「やってみたい!」と感じました。それまで、何か漠然と絵を描いてデザイン科を受験しようかなと迷っていたのが、受験勉強途中から明確にガラス工芸をやりたいという想いに方向転換しました。

 

幸いなことに第一志望であった多摩美術大学の、当時、立体デザイン科のクラフト専攻ガラスコースに入学できたことが、非常に嬉しかったです。

 


日下
そうですか。大学に入られて初めて実際にガラスの制作が始まった時、新鮮に感じられたこと、感動されたこと、やって見て初めて分かったことなどありましたらお聴かせいただけますでしょうか。

 


大槻洋介さん
いろいろ期待や想像をしていたのですが、それ以上でした。専用の道具と炎と水と空気、重力と遠心力を利用して高温の状態でのみ制作できる素材に心を奪われました。


しばらくはガラスに触れる事の方に魅力があり、作品で何かを表現するより初めて体験する素材に戸惑い、楽しみ、習得する時期がありました。

 


日下
今日は素敵なお話をありがとうございました。


************************

 

今回、川崎文雄さんからのご紹介で、初めて大槻洋介さんのお話をお聴かせ頂きました。

大槻さんはいくつかのテーマをシリーズで制作をされていますが、ガラスの透明な塊に子供の頃からの宇宙への憧れを重ねて制作していらっしゃるのだそうです。

 

今回のインタビューでは、特にGateといライフワークのシリーズに絞って詳しくお話をお聴かせ頂きました。

 

Gate・門というものを、制作を続けていくご自身の生き方に重ね合わせて定期的に制作なさっているというお話にとっても共感を覚えました。大槻さんはガラスの透明でありながら、手にふれることの出来ない不思議な空間に子供の頃からの宇宙への憧れを感じながら、
日常の空間に非日常を送り届けたいという想いで制作に向き合っていらっしゃるところがとても素敵だと感じました。

 

みなさまもぜひ、大槻洋介さんの彫刻作品をご覧になって見てはいかがでしょうか。

*********************************

 

◆大槻洋介さんが登場するWEBページ

 

 ◇  大槻洋介さんのホームページ
    大槻ガラス工作工房 OTSUKI GLASS STUDUIO 

 ◇  大槻洋介さん ガラス工房フェイスブック


◆大槻洋介さんの作品が直接見られる所 

 ◇  大槻工房ホームぺ-ジ
  

◆大槻洋介さんの作品がご覧頂ける展覧会〈最新情報です。〉
 

大槻洋介ガラス展

滄溟に映るは宙の耀き (そうめいにうつるはそらのかがやき) 


2018年10月24日(水)~30日(月)
三越日本橋本店 本館6階アートスクエア
東京都中央区日本橋室町1-4-1
午前10時から午後7時(最終日は午後5時閉場)

 

  

 

◆大槻 洋介 さんのプロフィール

≪略歴≫
1972 横浜生れ
1997 多摩美術大学立体デザイン科クラフトデザイン専修ガラスコース 卒業
1997~2001 新島ガラスアートセンター スタッフ
2004 大槻ガラス工作工房 設立

 

 

≪展覧会・個展≫
1997  多摩美術大学クラフトデザイン卒業制作展     スパイラルガーデン
    金沢工芸大賞コンペティション、'99年入選     石川県金沢市
1998  '98国際クラフト展‐伊丹‐               伊丹市
    第34回神奈川県美術展、('99 '00 '02 以後毎年入選) 
                                    神奈川県民ホールギャラリー
1999  第17回朝日現代クラフト展、'01 '04 '07年入選  大阪市
2000  日本クラフト展、'02 年以後毎年入選         松屋銀座、丸ビル
    工芸都市高岡2000クラフトコンペ展         高岡市
2001  第3回現代ガラスの美展IN薩摩、'04年入選     鹿児島県
     現代ガラス展inおのだ、'04 '06年入選        小野田市
2002  ビアマグランカイ4                    札幌芸術の森
2003  現代日本の工芸作家たちーその新しいかたちー  コンテンポラリーアートNIKI
     大槻洋介 ガラス展 -Aqua-             AC,GALLERY
2004 書・册あるいは机上空間のためのオブジェ展     NIKI GALLERY册
    大槻洋介 ガラス展 -ひかり-             AYUMIGALLERY
     大槻洋介 ガラス展 あかりと器            ギャラリー大田町
2005  神奈川県美術展大賞受賞作家展
     大槻洋介 ガラス展 -光の瀕-            神奈川県民ホールギャラリー
2006  初夏のガラス展                      府中伊勢丹
2007  大槻洋介 ガラス展 -光の瀕 2-           AC,GALLERY
    ガラスとLEDのコラボレーション             東急ハンズ新宿店
2008  おひなさまと器展 新宿高島屋
    大槻洋介 ガラス展 -光の瀕 3-           AYUMIGALLERY
2009  大槻洋介 ガラス展 -くらし・ガラス・やすらぎ-   ギャラリー太田町
2010  大槻洋介 ガラス展 -光の瀕 4-           AYUMIGALLERY
2011  第50回日本クラフト展 丸ビルホール         (東京丸の内口)
    大槻洋介 硝子展 カットガラスとLEDのあかり     三越日本橋本店
    大槻洋介ガラス展 仄かな彩り             ギャラリー太田町
    大槻洋介 ガラス展 福岡                GALLERYモッコ
    三羽硝子 生島賢・大槻洋介・羽深藤絵       阿佐ヶ谷 アートスペース煌翔
    日本のクラフト26人展ー暮らしの工芸ー オリエアート 外苑前
2012  第5回KOGANEZAKI「器のかたち」現代ガラス展VESSELS
                                    黄金崎クリスタルパーク・ガラスミュージアム
     ビアマグランカイ9                     札幌芸術の森 工芸館
     「第5回現代ガラス展in山陽小野田」          おのだサンパーク
    我が行くは 星の大海 大槻洋介ガラス展       AYUMI GALLERY
2013  彩りの日々 大槻洋介ガラス展             GALLERY RUEVENT  ギャラリー ルヴァン
    大槻洋介 夏のガラス展                 日本橋三越本店
    「茶事七式、夜咄。」                   日本橋三越本店 本館6階 工芸サロン
2014  「第五十四回東日本伝統工芸展」           日本橋三越本店新館7階ギャラリー

 

 

≪受賞≫
2000  ビアマグランカイ3 作家奨励賞            札幌芸術の森
2004  第40回神奈川県美術展 大賞           神奈川県民ホールギャラリー
    日本クラフト展 佳作賞                 丸ビルホール
2006  金津創作の森グラスワークショップ ベンエドルスクラス ベストスチューデント
                                    金津創作の森

 

≪建築アートワーク≫
2004  居酒屋久佑 看板                       横浜元町
2005  シーサイドウェディング リビエラ 照明           逗子マリーナ
    中南信用金庫 階サイン板                 神奈川県伊勢原市
    村上邸 ファシリティ照明 玄関窓             埼玉県鳩ヶ谷市
2006  元町クラフトマンシップ・ストリート
     インフォメーションタワーガラスオブジェ          横浜元町
2007  虎ノ門33森ビルエレベーターホール ガラスオブジェ  東京虎ノ門
     BELISTA横濱上永谷 マンションエントランスホール   ガラス照明
                                       横浜上永谷
2008  石和温泉卿糸郷「万葉館」ガラス看板            山梨県石和温泉卿

 

 

 

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みんなの学び場美術館 館長 IKUKO KUSAKA です。

 

「彫刻工房くさか」名称変更のお知らせ

彫刻工房くさかは9月10日をもって

 

IKUKO KUSAKA Masterpiece Management 

(イクコクサカ マスターピース マネージメント)

に名称変更いたしました。

 

それに伴い、以下のように業務体制を刷新いたしました。

制作・イクコクサカ

制作アシスタント・2名

マネジメント・平山さとみ

インタビューアシスタント・1名

 

 

『宮城の緑豊かな大地に美術館を設立する』目的のもと

2010年に開始したブログでNO作家紹介活動は

これからも継続してまいります。

 

彩色彫刻家 IKUKO KUSAKAとして

常に斬新な感覚で作品に新しい命を吹き込んでいきたい。

 

今後ともよろしくお願いいたします。

 

みんなの学び場美術館 館長

IKUKO KUSAKA Masterpiece Management 

 

IKUKO KUSAKA

 

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第55回宮城県芸術祭彫刻展に出品いたします。

公益社団法人 宮城県芸術協会の会員が出品する展覧会です。

 

今年の宮城県芸術祭では、“結い II”を統一テーマとして掲げています。
私は「結い」をイメージした手法で制作した彩色彫刻を2点出品いたします。

 

第55回宮城県芸術祭彫刻展

会期:2018年9月21日(金)~9月26日(水)10〜18時(最終日は17時まで)
(彫刻公募展・工芸展・写真展・写真公募展・絵画展〈公募の部〉と合同展)

 

会場:せんだいメディアテーク6階 

入場料:一般500円/大学生・割引250円

 

会期中イベント
9月22日(土)16:30〜17:30  アーティストトーク
この展覧会は審査があり、受賞作家および招待作家を中心に

数名のアーティストが自作について語ります。

 

制作者から直接、作品制作の想いや意図を聴ける貴重な機会です。

 

 

私は、9/22(土)午後会場におります。

 

私にお会いになりたい方は、どうぞご連絡下さい。

連絡先 info@k-195.com 

     090-4319-7439

 

 

宮城県芸術祭は、あらゆる分野の芸術に親しめるイベントです。

彫刻展以外のジャンルについては下記、御覧下さいませ。

 

 

 
 
 

芸術の秋です。

ぜひ、お出かけください。

 

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