「おかあさんをしんじてる・・・」 | みんなの学び場美術館 館長 IKUKO KUSAKA

みんなの学び場美術館 館長 IKUKO KUSAKA

生命礼賛をテーマに彫刻を創作。得意な素材は石、亜鉛版。
クライアントに寄り添ったオーダー制作多数。主なクライアントは医療者・経営者。
育児休暇中の2011年よりブログで作家紹介を開始。それを出版するのが夢。指針は「自分の人生で試みる!」

皆さま、こんにちは。 
彫刻工房くさか 日下育子です。

ものすごく珍しく、子育てブログです。

日頃、多くのお母さん同様、私も多忙にしております。
特に朝など時間に追われる時は、娘に早く行動してほしくて
言動が厳しくなりがちです。
おそらく娘にはこたえるだろうな、と自分で思ってしまうことも多々。


そんなことが続いた先日の夜。


いじけるとカーテンに隠れるクセがある娘。
カーテン越しに「こっち来ないで。」など、なにかいろいろ
つぶやいている・・・。


「こっち来ないで。」 は
「こっちに来て、もっとかまって。」 
の裏返しと私は受け取っているので、
一緒にカーテンの中に入って、お話をした。


「なんでいじけるの?」
と訊くと、娘は保育所であったことなど話し始めた。
仲良しの友達に厳しく接せられて嫌だったことなど。
先日は、それが一つ二つで収まらず、
嫌なこと、いじける理由が次々と溢れるように言葉になって出てきた。


「ここのおうちじゃないほうがよかった。」

「ここじゃないところにすみたかった。」

「おとうさんとか、おとこのひとがこわい。」

「おかあさんに、あさみたいにおこってほしくない。」

「あさみたいにおこられると、ユイかなしい。」

「あさ、さきにあるいていかないで。」

「えんちょうしないで、もっとはやくむかえにきて。」

「もっとやさしくして。」

などなど。



そんなにたくさん、想うことあったのか・・・と感じながらも
朝厳しくしてしまうことについては

「お母ちゃんは、お仕事本当に大事なんだよ。
 お仕事に行かないと何も買ってあげられなくなるんだよ。
 ユイちゃんが早く行ってくれれば、早くお迎えに行けるんだよ。」
とかねがね伝えてきたことを改めて伝えてみた。


それと、私は出産前にお腹の赤ちゃんに聴こえていると信じて
たくさんの語りかけをしてきたので、

「ユイちゃんは、生まれる前にお空から、
 どのお母さんのところに行こうか見てたんだよね?
 それで、このお母ちゃんを元気にしようと思って来てくれたんでしょ?」
と言ってみた。



娘は泣きじゃくりながら

「ユイはおかあさんがユイをしんじているときに
 おかあさんのことをしんじて、おなかからでてきたの!」

「ユイはおかあさんがしなないってしんじてる。」

「おかあさんがあさみたいにおこるとしんじられなくなる。」

「おかあさんしなないで!」

と言った。




私は娘に「信じてる」という言葉を使ったり教えたり記憶がなく、
「しんじてる」
という言葉が娘から出てきたことがとても新鮮で、驚いた。


私自身、幼少時によく、健康で元気で逝く気配すらない母に
大好きで、失いたくないという気持ちからよく
「おかあさん、しなないで」
と言っていたが、自分が想われる側になったのだな、とも思った。


それほどまでに子どもに思われていて、ありがたいと思った。
カーテンの中で、二人で抱き合って泣いた。


感動・・・・!

 ・
 ・
 ・


そして昨日、
相変わらず、多忙な朝。

あれほどまでの感動を味わったのに、

娘は何事もなかったかのように、

また言うことをきかず、
「ほいくしょにいきたくない!」とだだをこね

相変わらずのマイペースぶりを発揮してる・・・(苦笑)

大切な仕事に遅刻せずに行くため、

保育所通いの4年間で初めて、

義母に保育所に連れて行ってと、

お願いした日となった・・・(苦笑)









拙い子育て体験ですが、

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

本日もご訪問下さいまして、ありがとうございました。


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