米沢唯さん療養へ & 渡辺与布さん最後の出演 & 人魚姫 @ 新国立劇場(千秋楽)廣川・速水 | のんびり まったり やんごとなき みやびなまいにち

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つれづれなるまゝに、日ぐらし硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き付くれば、あやしうこそ物狂ほしけれ。

今日の午前中に10月上演予定の新国立劇場バレエ団『眠りの森の美女』でオーロラ姫を踊る予定だった米沢唯さんの降板が正式に発表されました。


7月6日(土)札幌公演『アラジン』初日で途中降板された公演を現地で観ていたのですが…実は…終演後にとある有力筋から唯さんの症状を聞いておりました。

当然他言無用であって、ブログに書くなんてありえないし、バレエ仲間にも伏せて個人的にただただ心配していたわけですが、本日午前中に以下のとおりご本人から症状を含めたメッセージが公表されました赤ちゃん泣き

『眠れる森の美女』主役キャスト変更にあたって

誠に残念なお知らせですが、『眠れる森の美女』に主演予定だったプリンシパルの米沢 唯が、オーロラ姫役を降板いたします。健康状況を医師と相談した本人から報告を受け、現時点で全幕作品の主役を踊ることは難しいと判断いたしました。現在新しいキャストを検討しているところですので、お客様にはご理解を賜ると共に、新キャストのご報告をお待ちいただければ幸いです。
新国立劇場舞踊芸術監督 吉田 都



この度、心臓に疾患が見つかり、『眠れる森の美女』のオーロラ姫役を降板することになりました。応援していただいている皆様には『アラジン』での突然の降板をはじめ、ご心配をおかけして、本当に申し訳ありません。医師の方と劇場と相談しながら、前に進んでいきたいと思います。見守っていただけると嬉しいです。
米沢 唯


さらに、15時過ぎあたりに唯さんがInstagramで復帰に向けたトレーニング中の写真をアップされ、「素敵な夏をお過ごしくださいハート」と(写真を載せようかと思いましたが、ぜひ唯さんをフォローしてご覧ください)。唯さんファン、新国立劇場バレエ団ファンを心配させないようにという唯さんなりの心違いが泣かせます。メッセージにも「前に進んでいきたい」と。ダンサーとしても随一、まさに唯一無二ですが、実際にお会いしてみると人間性、人格、お人柄も非常に素晴らしい方です。無理なさらず治療に専念され、ぜひまたあの素晴らしい踊りを見せていただきたいと思います。その日まで待ち続けます。


新国立劇場バレエ団『人魚姫』(4日目ソワレ最終公演)を初日マチネに続いて観てきました(両方とも唯さんが主役の人魚姫を踊る予定でした)。

与布さんのadieu公演なので、仕事なんかしている場合ではない。退団発表からすぐにチケットを追加購入し、この日の午後は仕事の予定を完全にブロックして、早く帰ると事前に宣言。

 

2024年7月30日(火)16時30分開演 新国立劇場オペラパレス

こどものためのバレエ劇場 2024

人魚姫 ~ ある少女の物語 ~ 

<新国立劇場バレエ団委嘱作品・世界初演>

Ballet for Children 2024

Story of a Little Mermaid

【振付】貝川鐵夫 【音楽】C.ドビュッシー、J.マスネ ほか 【美術】川口直次 【衣裳】植田和子 【照明】川口雅弘 【音響】仲田竜太

 

【人魚姫】廣川みくり 【王子】速水渉悟 【深海の女王】奥村康祐

 

【婚約者】渡辺与布飛び出すハート飛び出すハート飛び出すハート飛び出すハート飛び出すハート


【人魚】池田理沙子、飯野萌子、五月女遥、原田舞子


(原田舞子さんInstagramからお借りしました)

 

【新聞記者】池田理沙子、飯野萌子、五月女遥

【女王の手下】小野寺雄、宇賀大将


Introduction  はじめに
新国立劇場では、次世代を担う子どもたちが、優れたバレエ芸術に触れられる機会を提供する目的で、2009年より「新国立劇場 こどものためのバレエ劇場」を実施してまいりました。2024年の夏は、誰もが知るアンデルセン童話の「人魚姫」をモチーフにした新作バレエを世界初演いたします。
演出・振付を手掛けるのは2022年まで新国立劇場に22年間ダンサーとして在籍した貝川鐵夫。バレエ団の中から振付家を育てるプロジェクト「NBJ Choreographic Group」に発足当初から参加し、いくつもの作品を発表。21年新国立劇場<子どもたちとアンドロイドが創る新しいオペラ>『Super Angels スーパーエンジェル』でも振付を担当するなど、振付家として意欲的に活動しています。 クリエイティブスタッフには新国立劇場でも数多くの作品の美術を手掛けてきた川口直次、貝川と協働を重ねてきた衣裳デザイナーの植田和子が加わり、新たな人魚姫の世界を創り上げます。
人間の世界に憧れた人魚姫が海の外で出会うのは、恋の喜び、悲しみ、そして...... この世の不条理に触れた人魚姫の切ないラブストーリーを、新国立劇場バレエ団から誕生するオリジナルバレエとしてお届けします。子どもから大人まで、全ての世代の皆様に向けた、バレエの魅力が詰まった舞台を、夏休みの思い出としてぜひお楽しみください。

お花を持って初台オペラパレスへ。お花などのプレゼントはレセプションが預かってくれます。



キャストは初日と同じなので、感想は省略。


婚約者役の与布さんのadieuをひたすらかみしめる。与布さんの仕草や表情もしっかりと見逃さないようにラブラブ与布さん最後の役が婚約者。ぴったりハマる適役キューンラブ飛び出すハートこれがオペラパレス最後かと思うと…


カーテンコールが撮影可能だったので、本公演を最後に退団される与布さんを中心に撮影ラブラブ12列目からの5倍ズームではこれが限界。




康祐さんは王子役でもコミカルな役でもキラキラ

カーテンコールが2回しかなく、すぐに終わってしまうのがなんとももったいない。



新国立劇場バレエ団 Xより



与布さんを最初に知ったのは、バレエ団への入団が決まって、新国立劇場バレエ団公式サイトで与布さんの紹介が載った直後2017年10月。さらに、与布さんのInstagramの写真を見たときの衝撃。11月には『くるみ割り人形』雪の結晶とスペインの踊りを見てさらにラブラブ2018時12月『くるみ割り人形』ではハマり役となったアラビアの踊り、2019年3月『ラ・バヤデール』ガムザッティ、4月『シンデレラ』夏の精、12月『くるみ割り人形』では雪の結晶に加えてクララの祖母で世界一可愛いおばあちゃん。2020年7月『竜宮』でふぐ接待魚と島の子ども、10月『ドン・キホーテ』メルセデス…アラビアとかスペインなどこういう美人系は与布さんの独擅場飛び出すハート2021年2月眠りで白い猫、5月『コッペリア』でスワニルダの友人として投げキスを頂戴する(=私の勝手な思い込み爆笑、10月『白鳥の湖』スペインの踊り、2024年2月『ホフマン物語』ラ・ステラ、4月『ラ・バヤデール』壺の踊りなどなど。


与布さんが舞台の上にいるときは、主役そっちのけで見ることも多かった。退団は寂しくなりますね赤ちゃん泣き今後のますますのご活躍を期待したいと思いますクローバー


唯さん、与布さん

Keep smilin' Keep shinin'  ですキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ